先週金曜日に吹田商工会議所にて『「社員を縛る就業規則」と「社員が動く就業規則」』という社労士の高島先生のセミナーを受講させていただきました。
就業規則などのセミナーというと少し固いイメージがあるのですが、このセミナーは
「会社の業績を伸ばして、社員の夢も実現できるような双方向な就業規則」
のことについてお話しをいただき、とても勉強になりました。
就業規則って、どの会社もそうだと思うのですが・・・
起業設立した時に、スタッフのみなさんと共有できる会社のルールが必要だなぁ?
と思って作られたのではないでしょうか?
就業規則は、10人以上の従業員を雇っている会社に届け出の義務があるものなので、起業した際には、別になくてもよかったのです。でも、必要性を感じたので、ある社労士の先生に作っていただいたのですが、見積書をみてけっこうなお金がかかったことを覚えています。
うわ・・・高っー?
って感じでした。
ネットにはひな形がアップされているのですが、会社にあったものにしたかったのでお願いしました。
ある時、社員の退社時の対応についても就業規則でうたっていたのですが、退社時にもめたことがあります。
その時に、弁護士の方から言われたのは
「就業規則は、あくまで会社内のルールですから、うたっていることはすべて無効だ」
と言われたことがあります。
えっそんなに軽いもんなんやとそれ以来は思っていたわけですが、高島先生のセミナーで・・・
「就業規則は、社員を動かして業績を伸ばすために必要なもの」
という話しを聞いてなるほどなぁ?! って感じました。
就業規則のセミナーは、起業当初に一回受講した経験がありますが、法規に準じた堅っ苦しい睡魔との戦いのようなセミナーでしたので、この系統のセミナーはそれ以来受講していませんでした。
でも高島先生のセミナーの基本は
「会社の業績を伸ばすために、社員が動く就業規則」
というテーマですから、経営者なら聞いてみたくなるのは当然です。正直、セミナーを受講してから時間が出来れば、就業規則を見直したいという気持ちになりました。
セミナーでもお話しされていたのですが、厚労省のモデル就業規則を参考にしたような就業規則だと
●会社のビジョンが明確になっていない。
●スタッフにこう働いてほしいためのポイントが明確になっていない。
単に「訴訟リスク対策」「スタッフのコントロール」「問題行動の抑止」「危機意識の醸成」「社員への失望」
けっきょくはスタッフを縛ってしまっている。
本来、就業規則は現場でメンバーをまとめやすい仕組みを作り、チームワークをよくするためのもの
のはずも、縛ってしまっているので、らおの会社のようクリエイティブな仕事をしているはずなのに、他の会社から落ちてくる案件を口をあーんと開けて待っているような状態になる。
それって会社としてどうなの?
って思ってましたが、就業規則に起因している部分もあるなら、手を加えていかなければと思います。
●「会社で意見が出ない」
↓
●「先を見越して段取りしない」
↓
●「経験スタッフが新しい人の見本にならない」
↓
●「命令しないと動かないスタッフの量産」
↓
●「業績も上がらず窮屈な職場」
こんな状態では、困ったことが起こった時には対応はできないですね。スタッフが動く就業規則のメリットとデメリットもわかりやすく教えていただいたので、今はスタッフを縛っている就業規則かもしれませんが、しっかり勉強して、社員が動く就業規則に変更したいと思います。
セミナーに参加させていただき、考える種をいただけたのでよかったと思います。
就業規則などの社内の規則は、入社時に確認してもらっていますが、以降、見向きもしないのは、法規に沿ったものだからなのでしょう。勉強していこうっと・・・
まだ学ぶこと。盛りたくさんだなぁー?!
●高島先生のWEBとBLOGでーす!!
・社労士事務所Extension ホームページ
http://www.sr-extension.com/
・社労士事務所Extension BLOG
http://goo.gl/iJnd87
ご興味のある方はご参考に・・・!!
つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
就業規則はスタッフとしっかり共有すれば、有効なものです。
自然と事務所に楽しくなるように考えいきたいものです。