「仕掛ける」ってことは、気づかせること!!

昨日、テレビを見ていたら田宮二郎主演の必殺シリーズの原点とも言われている「必殺仕掛人」を放送していました。見ながら、命名いただいた「売り切る売場 仕掛人」について考えていました。

らおがお店にいた頃の「仕掛け」の解釈は、
・いかにお客さまに売場を利用していただくか?
・いかに商品を買っていただくか?
「企て」であったように思います。

●「仕掛ける」をネットで調べてみると・・・

①何かをする段取りをつける。
②相手に対して、こちらから働きかける。相手が乗ってくるよう    に扱う。仕向ける。
③作用するように、装置・工夫などを設ける。
④動作・作用をしはじめる。また、何かをしはじめて、その中途である。
⑤物を作って、それを他の物の上にかける。

などなどの意味で、検索すると表示される。
学生時代ならカバンの中に重たい国語辞典、漢和辞典などを入れて持ち歩いていたのですが、今ではスマホで検索するだけで、いろいろ出てくる。学生時代には、時代がこんなに様変わりするなんて予想も出来なかった。

「仕掛ける」ってことについて、ブログにサクッとまとめてみたいと思います。

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らおの好きなよく使う食品スーパーでは「たこめしの素」を売場で拡大訴求していました。釜飯って、お米からグツグツ炊き上げ楽しむものです。特にこれからの季節は新米が売場に並び始める時期なので「お米がおいしい季節です」というコピーで「たこめしの素」そのものよりお米の価値を訴求している。

売場の仕掛けってことについて、お話ししてみたいと思います。

浅い意味では、売場に並んでいる商品をお客さまがお買い上げいただくように売場を企画して、演出して、売場を作ってお客さまのモチベーションを誘導することじゃないか? と思います。

上の画像の「たこめしの素」は798円。

他のスーパーでは、丸美屋の「とり釜飯の素」「五目釜飯の素」。その他メーカーのまつたけごはんの素、栗ごはんの素などを訴求しています。ただそのような商品は「商品名」「価格」のプライスカードでの告知のみの訴求です。

ちなみに丸美屋の「とり釜飯の素」をAmazonで購入すると480円で、配送料無料で1時間以内で届くPrimeで販売されています。
たこめしの素も登録されていますが、価格はこの食品スーパーよりはるかに安い。
別にわざわざスーパーまで買物に行かなくても、スーパーに行っているような時間で商品が手元に届くのです。でもAmazonも商品名・価格がメインですが、お客さまの口コミがある。

でもこの食品スーパーは、枚方市内の大手スーパーより朝から多くのお客さまが利用されています。
商品の価格は、正直に言って、大手スーパーより高いです。
でもお客さまは利用してお買物されている。

価格じゃなくて、その商品を買うとどんな楽しみがあるか?

売場のアイキャッチ画像、上の画像を見ていただいても、プライスカードは、他のスーパーに比べてみるとわかるのですが、少ししか取付されていません。

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水産のお刺身売場で「国産本わさび使用の生わさび」を販売されているのですが、「ツーンとくる辛さ」ということで、一般のチューブわさびは西洋わさびを使用しているので、すり下ろしても白くて粘り気がないので添加物が多く使われていると説明されていました。鮨屋などに行けば、鼻にツーンと抜けるわさびってなくなったなぁ?と感じていたのですが・・・でもこのわさび買っちゃいました。

この売場で買物をしていて、ついつい衝動買いしてしまうのです。プライスカードも少ないのに買ってしまう。

●それが仕掛けだと考えれば・・・

たこめしの素、わさびにしても

お客さまに気づいていただくこと

なんじゃないかな? って思うのです。
お客さまに商品の良さに気づいていただく、そこでモチベーションが上がる。そして購入する。

何といっても

この スーパーで買物しながら、歩いていると楽しい し、自然と商品を手にしている。

それが売り切ることにつながる

お客さまに気づかせるような企画やPOPのデザインを考えれば価格だけじゃない展開ができる。
商品本体の価値の告知も大切だけど、その商品を取り巻く関連商品の情報からコピーを考えるのもひとつだなぁー!!

自分が買物しながら、仕掛けることについて考えてみました。

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
商品の販売の企画を考えているといろいろイメージするので楽しくなっちゃいますね。