こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。
名探偵コナン『から紅の恋歌』は、やはりすごい人気です。
コナンシリーズの映画で、ラブコメメインのストーリーは『天空の難破船』以来だそうです。
この映画は、京橋の見慣れた風景が出てくるので、すごく親近感感じます!!
シンゴジラ同様、この映画で描かれた場所が話題になるかもしれません。毎日、通勤時に見ている風景なので、
まるで実写で見ているように、頭の中で、イメージできます(笑)
細かいところまでよく描かれているなぁーー!!
って感じました。この映画を見て感じたことと今年は、日本の文化をテーマにした映画が多いので、そんなことをブログにまとめてみました。
この映画の舞台は大阪、京都。
季節は、秋。紅葉の季節が実にきれいに描かれている。
●簡単にストーリーを説明すると・・・
大阪の日売テレビで爆破事件が発生!!
時を同じくして京都・嵐山の日本家屋で、百人一首界を牽引する皐月会の競技かるたトーナメント『皐月杯』の前年優勝者が殺害される事件が発生。
皐月会内部で、隠蔽されていた真実がよみがえる時、紅葉が舞う街で、ちはやぶる2つの運命。すべてを導くのは、古からの百人一首の哀しき恋の歌って感じ。
●「名探偵コナン から紅の恋歌」予告サイト
●今年の日本映画を考えてみると・・・
日本の文化を取り上げた作品が多い。
●ちはやぶる 競技かるた
●3月のライオン 将棋
●から紅の恋歌 競技かるた
●忍びの国
●無限の住人
●たたら侍
●関ケ原
などけっこう歴史モノは、毎年あると思います。
でも日本文化をフォーカスして、ストーリーを組んでいた映画はそんなになかったのじゃないかな?
特に、この映画は「競技かるた」を中心に、ラブストーリーが描かれるのは、名探偵コナンでも数少ないジャンルのひとつ。
3月のライオンも将棋の一手一手の心理戦でおもしろかった。
かるたの百人一首といえば、中学生の頃、国語の時間に百人一首を暗記させられたものだ。
ただ現在は、すっかり忘れてしまった。(笑)
●映画に出てくる短歌は・・・
事件につながるキーを握っている。
やはりコナンなので、それが犯人推理のヒントにつながる(笑)
・山がはに風のかけたるしがらみは流れもあへぬ紅葉なりけり
春道列樹(はるみちのつらき)
・此の度は幣(ぬさ)のとりあへず手向山紅葉の錦神のまにまに
菅家(かんけ)
・奥山に紅葉ふみ分けなく鹿の聲(こえ)きく時ぞ秋は悲しき
猿丸大夫(さるまるだいふ)
・嵐ふく三室の山のもみぢ葉は龍田の川の錦なりけり
能因法師(のういんほうし)
・小倉山峯のもみぢ葉心あらば今ひとたびのみゆき待たなむ
貞信公(ていしんこう)
・ちはやぶる神代も聞かず龍田川から紅に水くくるとは
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)
百人一首は、すべて秋のうたで、映画の季節を盛り上げるような形で織り込まれていました。
百人一首と言えば、お正月のかるた会などの様子が、メディアで紹介されますが、日本の古くからの文化が取り上げられると、なつかしいなぁーと感じました。
でも名探偵コナンは、ストーリーがスリル&サスペンス、テンポのリズムが早く、おもしろいのであっという間に終わる。
●この映画を見て・・・
ふと思ったのが・・・
インバウンドで日本に遊びに来ている方は、日本文化にあこがれて観光に来られている方もいる。でも日本人は、「かるた」だ!「着物」だ!「お茶」だ!と言っても、身近の文化にどちらかというと興味を示さない。
でも日本文化の良さに気づけば、ビジネスにつながる可能性があるなぁ?
久々に万葉集などの短歌でも見てみたいなぁ?って感じた。
今の学校では、短歌とか?俳句などの教育はしているのだろうか?
この映画から発生するイベントもあるかもしれないですね。
映画って、見終わってからいろいろ想像できるから楽しい。
ただ見て、おもしろかったもいいのですが、自分のフィルターで考えるのもいかがですか?
これから売場に並ぶゆかたも人気するかもしれませんねぇーー!
最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
映画は、年層に関係なくおもしろいモノはおもしろいですね(笑)