大手スーパーなどと同じ「安売り」策は、中小規模のお店は止めといた方がいい(笑)

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

最近、売上確保が難しくなってきたんだろうなぁー?
大手スーパーの商品価格の値下げの記事をよく見るようになった。

●イオン 食品、日用雑貨など最大250品目、4月中に平均10%程度値下げ!!
●セブンーイレブン・ジャパン、洗濯用品、オーラルケア用品などのナショナルブランドの日用品約60品目を値下げ!!
値下げ幅は平均5%で、最大20%となる。

などメディアで告知された。

また安売りで、売上確保か?

でもね!! これは大きな企業だからできることなのです。
こんなことに追随して合わせていたら、中小企業のお店は、当然、利益が圧縮されるので持たない。
大手スーパーは、店頭価格を下げるということは、当然、量の確保も行うので納入原価も下がる。でも中小スーパーやお店はそんなことが出来ないので、そんなことをブログにまとめてみました。

また売場のPOPが大きくなってきました。ということは、安売りが強化されてきたこと。

●今回の大手2社の値下げに踏み切った原因は・・・

・イオンが、インターネット通販で日用品を買う人も増えてきて「価格志向への対応が遅れた」
・セブンーイレブン・ジャパンが、消費者の節約志向が一段と強まる中、販売価格をスーパー、ドラッグストアの実勢価格に近づけたい。

要は、売上確保に苦戦している!!

・イオンは、ナショナルブランド商品中心だが、トップバリュの一部も対象
・セブンーイレブン・ジャパンは、ナショナルブランド商品だけの値下げ。セブンプレミアムなどのPB商品は、品質にこだわり利益を重視するそうだ。

こんな大手スーパーのニュースが流れ始めると、中小スーパーや食品スーパーでは足並みを合わせるように、価格の見直しを始める会社が出てくる。

でも売場で買物をしていて感じるのは・・・

大手スーパーが値下げする反面

経費の圧縮を最近は重ねているっていうことです。

お店で、何か? 訊ねようとしても、店員さんがいない。
同じように、品出しをする店員さんの姿も目に付かない。
また販促経費は、実際の費用対効果が正確に測れていないので、チラシの折り込み回数、売場のPOPのデジタル化。
いろいろな売場に関わる経費を削減圧縮している。

●この経費は・・・

お客様をお店に集客して、買物を楽しんでいただく経費なのです。

そんな経費を削減して、値下げした分、当然、粗利益が低下するカバーをしている。

これを中小スーパー、食品スーパー、お店でやれば、当然、大手スーパーより原資は少ないわけですから、同じようにしていると大手スーパーよりもっとひどい経費の削減をしなければならなくなる。

そんな経験を今までもしてきたはず。

どうして「価格」戦略以外の策を取らないのか?

不思議です。

お客様は、価格は当然、重視される項目だと考えます。

でも、バブルが崩壊して、何度も各社で

・生活応援宣言
・毎日安い

などなどの企画が、あっちこっちで行われてきた。
売上、利益は確保できたでしょうか?

出来なかったから、苦戦している。

同じような品質が棚や平台に並ぶ中、価格を下げて、果たして、動向は変わるでしょうか?
同調したから売上、利益が確保されるでしょうか?

メディアのニュースに左右されることなく

あなたのたいせつなお客様はどんな人なのか?

また安売りが話題になる時期になったので、たいせつなお客様にお役に立てることを考えてみるのにいい機会ではないでしょうか?

最後までブログをお読みいただきありがとうございます。(笑)