こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。
いきなりですが・・・?!
一度はマーケティングセミナー、マネージメントセミナーとか、心理学の講座で耳にされた方って多いんじゃないかなぁ・・・
社会心理学者アブラハム・マズローの「欲求5段階説」
って知ってますか?
マズローの欲求の5段階説は、人のモチベーションについて説いたものです。
人間の欲求は、5段階あって、一番下位の欲求が満たされると
次の欲求が現われて、その欲求も満たされるとまた次の欲求が現われる。欲求の段階が5段階あるとされる説です。
上の画像のように、マズローは人の欲求は自己実現に向けて「5段階のピラミッド」のように構成されていると唱えました。
若い人に・・・
「何で働くの?」って聞いた時に・・・
「そこそこ食えて、普通に生活できればいいや」
って答えが返ってくることがよくある。
こんな会話の後、「夢がないのかな?」って、
ちょっと寂しく思うこともあるのですが・・・
こんな感じの段階であれば・・・
・生理的欲求
・安全欲求
・ちょっとだけ社会欲求かな? って思う。
「夢がないのかな?」 って思うのは、ピラミッドの最上階
「自己実現の欲求」が入っていないから。
マズローの欲求には5段階ある。
● 第一段階 「生理的欲求」
食欲、性欲、睡眠欲など、人間誰もが持つ、生理的な欲求。
たとえば・・・
「腹減ったなぁ~」
「のど乾いたなぁ~」
「眠たいなぁ~」
って感じの自分の実感的な欲求。
ビールのCMなんかがこの欲求に訴えかけている。
「プッシュ~~~」
とプルトップを引くと缶からビールの泡がはじける。
「グビグビ!プッハアー・・・」
のどを鳴らしながら、ビールを飲む姿
これらのCMは、第一欲求に訴えかけて、需要を引き出そうとしている。
「どれだけうまそうにシズル感をだせるか?」
だから単に「おいしい」「うまい」とコピーを作っても、映像が浮かんでこなければ、価値をお届けできないのはそこにあります。
● 第二段階 「安全の欲求」
自分に降りかかる「危険」「危機」を回避しようとする欲求。
たとえば・・・
「リストラされたくない」
「風邪をひきたくない」
「今の会社のやり方では先行き不安だ」 って欲求。
・北朝鮮問題で、自宅に「ミニシェルター」を作る人の話題が、昨年からメディアでよく取り上げられました。
・「カルシウム不足による『 骨そしょう症 』が増えてます」
ちょっとお客様に気をつけなくっちゃって思わせて、訴えかける。
「この商品・サービスを購入してもらえれば、こんなことがあります」
●訴え方には・・・
「購入するとこんな『いいこと』があります」
「購入しないとこんな『悪いこと』があります」
って二通りあるってことです。
● 第三段階 「社会的欲求」
「周囲から認められたい」
「みんなと仲良くしたい」
と目線が、「周囲から」に変わります。
たとえば・・・
「今どきスマホを持っていないと友達からバカにされる」
「この企画で成功しないと認めてもらえない」って感じの欲求。
・みんな使っているのに、自分はまだ使っていない。
・自分は遅れてる。やばい、取り残される。
・やべぇ~! 使ってみよう!
って感じで、自分が社会から取り残されていくような訴え方をすると伝わりやすい。
● 第四段階 「尊敬欲求」
「周囲からすごいと思われたい」「周囲から尊敬されたい」
と自分の優越感・自尊心を満たしたい欲求。
たとえば・・・
「お洒落な女性と思われたい」
「仕事のできるキャリアウーマンと思われたい」
「高級な服、時計を買うこと」
「収入を増やすためにスキルを磨くこと」って感じの欲求。
この欲求になると、最終段階の「自己実現の欲求」に近づいているので、購入される方が提供する商品、サービスに対して
「価値」を求めてくるようになります。
「細分化」「個性化」に訴える感じ。
たとえば・・・
周囲からイケてるやつだと思われたいので、通な人が知っているようなワインを注文する って感じ。
● 第五段階 「自己実現の欲求」
「好きだからする」「やりたいからやる」など自分なりの価値観から実現させていく欲求。
たとえば・・・
「外国の文化を学びたい」
「お客様に喜んでもらえる企画提案したい」
「布教して、多くの人のこころを助けたい」
「偉大な発明をして、人類に貢献したい」
「ボランティアで、社会、他人に貢献したい」って感じの欲求。
先ほどのワイン。
イケてるやつから、ワインの歴史、味ついて詳しく学んで、みんなに教えてあげたい って感じ。
欲求には、いろいろな段階がある。
クライアント様、お客様が、どんな欲求を持って、
あなたと接しているか?
そんな目線を合わせるのに、マズローの欲求5段階説にぴったりはまりにくいと思いますが・・・
お客様の欲求はどこにはまるか?
そんなこと考えながら、話しを進めていくと
お客様と目線を合わすことになり、仕事も面白くなっていきます。またお話しするお客様も楽しくなったりするものです。