お客様はどうして商品を購入するのでしょうか?

こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。

お店では・・・

・夏物商品追い出しのための売り切りセール
・今週末は9月!! 秋の味覚が並び始めました
・秋の味覚を楽しむ道具が並び始めました

お客様に利用してほしいから、いろいろな企画テーマで売場を作られています。でも売れているお店と売れていないお店の格差がある。格差には、いろいろな問題があると思います。

お客様がお店に来て買物をするのはどうしてでしょうか?

僕が、お世話になっているお店では、食品スーパーは、必要なのでそこそこ売れている。でもファッション。生活用品などの非食品は、売れていない。毎年、前年割れで、いつまで続くの? って感じ。

アメリカのマーケティング学者のセオドア・レビット先生
1968年に発表した「マーケティング発想法」という本に、レオ・マックギブナ先生の言葉 が紹介されている。

『 4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人々が 4分の1インチ・ドリルを欲したわけではなく・・・』

さて何を欲したのでしょうか?

ドリルが売れた理由は何でしょうか?

● 答えは・・・

『 4分の1インチの穴が欲しかったから』

ということで、お客様はドリルによってもたらされる

『 穴 』という『 結果 』や『 利益 』
を求めているのです。

それは今も同じーー!!
たいはんのお店の売場は、お客様のために品揃えしましたと言いながらも、売り手都合( プロダクトアウト )の売場 になっています。でも買い手都合( プロダクトイン )の売場 を考えたお店は、行列しているわけです。

商売の原点は、物々交換でお互いが満足し合ったのが原点。
貨幣経済になって、物とお金を交換するようになった。

そこにはお客様は商品を購入することで満足を得て、会社は、対価として収益というお金を得るわけです。

お客様があなたのお店や会社に何を求めているのでしょうか?
実際取引しているのは、商品やサービスです。
お店や会社は、商品、サービスを売って、お客様は買っているわけです。

その商品、サービスを売り込み商品として売り込もうとしている。売り込もうとされるとお客様は、嫌がる方がたいはんです。

僕もたいはんの商品は買いたいとも思ってません。出来れば、商品にお金を払わず、手持ちのお金が減らないでほしいと思う。

だから買い控えが起こるのです。

お客様が欲しいと思っているのは、困っていることの

『 解決策 』ですーー!!

まずお客様が困っていることの情報を得なければなりません。
それが井戸端会議なのです。
昔は、お店のあっちこっちでご近所さんや親子で、会話があった。でも現在のお店は、しーんとして閑散としています。

情報を得ようとしても、手に入ってこないのです。
情報もないのに、商品を仕入れるから、ご近所さんの売れていないお店の売場をまねすることになる。
当然、売れていないお店のまねですから、売れるわけがない。

情報を取る方法は、お客様との会話なのです。

売上が悪化して、コストカットのため、人を減らしたことが
お客様が求めているモノがわからなくなった原因だと考えます。

最適化以上のことをしたので、お店として機能しなくなった。

● やはりリアル店舗が、ネット店舗に勝つ方法は・・・

『 人 』

だと考えます。お客様との会話から生まれるお客様の困っていることの情報・・・今は、皆無なわけですから(笑)

レオ・マックギブナ先生の言葉を噛みしめて、
今一度、お客様の困っておられることを整理して、お店を立て直す時期じゃないかな?

『 4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人々が 4分の1インチ・ドリルを欲したわけではなく、4分の1インチの穴が欲しかったから 』

どんな場合でも、コミュニケーションが大切ってことでしょう。