お店では、四季、社会催事を伝えるコトで売上アップにつながる!!

Hola Todosーー(^^♪
たくちゃんです

今年も9月15日は、敬老の日と勘違いしました(笑)

僕の子ども時代と現在、「成人の日」「敬老の日」「体育の日」と意味のある祝日が
ハッピーマンデー法で「〇月 第〇月曜日」に変わったのはどうなんだろう?
って思います。僕の子どもの頃には、父から祝日の意味を教えてもらった思い出があります。
そんな記憶があるので、なおさら違和感を感じます。

江戸時代に「節句」は、特別なお祝いを行う日「節日(せちにち)」でした!!

江戸時代は、武士の時代!!
「お家の繁栄」「立身出世」を願って、節句の日には、士農工商の身分に隔たりなく、共通行事として続けられてきたそうです。明治時代の初めまでは、節句も特別な日としてとらえられてきたのです。

そんな節日が、鎖国が解除されて、外国文化がすごいスピードで流れ込んできて、世界に後れを取っていた文化からこの国をもっと強くしなければならないということ。そして外国に合わせて旧暦から新暦に変更したことで「節句」は、特別な日から変更されました。

日付 節句名 節句料理
人日(じんじつ) 1月7日 七草の節句 七草粥
上巳(じょうし) 3月3日 桃の節句 ひな祭り 菱餅 / 白酒 / ちらし寿司
端午(たんご) 5月5日 菖蒲の節句 端午の節句 菖蒲酒 / 柏餅 / ちまき
七夕(しちせき) 7月7日 七夕(たなばた) 素麺
重陽(ちょうよう) 9月9日 菊の節句 菊酒(菊を浮かべたお酒)

節句って、父・母がいた頃は、お祝いしてました(笑)
たとえば3月3日なら、平日でも母が仕事から帰って、ちらし寿司を作ってもらったり
5月5日は、ちまきを食べて、子どもの日を楽しみました。

今では、そんな節句のイメージや季節感はすっかり薄れてしまって、残念です!!

9月9日の重陽の節句は、あまり知らなかった!!

節句って、季節の変わり目を意味します!!

中国の陰陽五行説で

● 奇数は「陽」で縁起のいい日
● 偶数は「陰」で縁起の悪い日

と考えられてきました。
奇数が重なると偶数になるため、節句として、陰の邪気を祓われてきました。

9月9日は、数字で一番大きな「9」が重なる日です。
一番大きな数字が重なる日なので、最も縁起が良い日とされてきました。

「重陽」とは「陽」が重なり、天の力が最も強くなることを意味するのですが
人々は「天を祀ることで、災いを忌避する」ことで、最大のご縁をいただいていたのではないでしょうか?

重陽の節句が、あまり知られなくなったのは?

重陽の節句は「菊の節句」「栗の節句」と言われます。
現在使われている新暦の9月9日には、菊もあまり出回っていないし、栗もお店の店頭で、あまり見ません。菊や栗が手に入らないから、父母も、生前、重陽の節句のお祝いをしなかったのではないでしょうか?

そして何よりも大切なコトは、

重陽の節句は、桃の節句、端午の節句のように一家で楽しめる節句ではなかったってコトではないでしょうか? 一家でお祝いできる社会催事は、やっぱり次の世代に語り継がれていくので、思いは強いモノですね(笑)

でも旧暦で、見ると?

今年の旧暦の9月9日は、10月14日・木曜日です!!

まさに10月の14日くらいになると、大輪の菊や秋の味覚の栗が、お店の店頭でも並んでいます。
節句を季節の変わり目としてとらえるなら旧暦で考える必要があるのではないでしょうか?

季節の侘び寂びを感じるこころは大切にしたいモノです!!

お店のビジネス、四季をお客様に伝えるコトが大切だった!!

地球温暖化現象で、世界各国の気候が変わりつつあります。
そして地球温暖化に伴う災害も増えつつある中で、コロナもそうですが、あっちこっちで起こる災害も地球が人間に対して、警告を発しているように思うのです。

この国であれば、小さい頃、エアコンなんてなくて、夏は暑かったけど、人間の体温を越えるほど暑い日はなかった。引っ越す前に住んでいた枚方では、体温に近い気温が夏の間続いて、夜も寝苦しかった。でも奈良に引っ越して、昼間は暑いけど、朝晩の暑さからは解放された(笑)

夏の暑さが10月くらいまで長引くことで、初秋の商品が売れなくなった。
これは春夏秋冬に共通することですが、始まりがなくて、いきなり夏冬になる。そして春、秋が短くなったので、春秋物の商材が売れなくなってしまったわけです。

日本のお店のビジネスは、四季で成り立っていた。

もうひとつ大切なコトがあります。
それはひな祭り、端午の節句、祝日の変更で、社会催事に対する意識が薄くなったことです。
だからお店では、売場に変化がつけにくくなって、僕がお店でお世話になっていた頃は、2週間をワンサイクルで、売場を大きく変化させていました。でも現在は、ほとんど変わらない売場になっています。

それは気候などが大きく変化してしまったからしょうがないのですが、社会催事は、必要性を伝えるコトで売上、お客様の動きは変わります。 大きな売上のあるこれからであればハロウイン、年末年始商材に目は行きがちですが、重陽の節句のように小さな催事をひろって、コツコツ積み上げていくだけで売上はきっと変わってくるように考えます。

社会催事の取捨を、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?

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今日も笑顔で楽しい一日をお過ごしください。
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