売場マニュアルはあくまで土台。どんな家を建てるか?仕掛人の楽しみ!!

お店で買い物していると、忙しそうに品出しをされているスタッフをよく見ます。以前もお話ししたように、ひとりがいろいろ兼任されているので、商品も売場に陳列するというより品出しして置いてるだけと言った感じです。

そんな状態を知っているので、スタッフの方もSLU(サービスレベルアップ)どころじゃない現状ですよね。

でもお店の仕事って、やはりお客さまの動きを意識して動かないといけないと思うのです。
かなり昔になっちゃいますが、お店の販促ツールなどの取付方法などのマニュアルを作らせていただきました。その時、こだわったのはパートさんでもわかるイラストふんだんな資料にしてあげようと思ったことです。
売場の底辺を支えてくれているのは、実は、パートさんだということをらおは知っているので、出来る限り、言葉をかみ砕いて、わかるようにしました。

まずはお店の基本的な土台を経験を生かしながら作ったのですが、きっと今は店長の本棚に埋もれてしまっているんだろうな?
でも先日、新入生教育の資料に使っているとも聞きました。
そんなことをサクッとブログにまとめてみました。

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なつかしい資料が出てきました。このマニュアルを作成した当時は、ごちゃごちゃした売場で、お客さまも買い回りがしにくい、お店も売り逃しがあったりで、双方に良いことがあるように「総合」「食品」「衣料品」「住生活」売場のマニュアルを制作させていただきました。

●売上が苦戦していると増えてくるのは・・・

●通路にはみ出した商品山積の売場
●プライスカード

です。
売場を買いまわって思うのは、お客さまも少ないのに、こんなに商品を山積みしてもしょうがないだろうと感じます。
それと売上を作りたいのは理解できるのですが「買って買って」と言っているいろいろなサイズの「プライスカード」の多さです。

お客さまって、売り込みされるのってイヤなんです。

お店のスタッフの方も自分が、逆の立場でお客さまだったら自分の今の売場がどう見えるか? 考えてほしいのです。

今の売場は逆効果!!

欲しいモノだけ買って、帰りたくなる。
お金、お金って要求されているような売場だから・・・

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らおが打ち合わせしながら作ったマニュアルはあくまで基本。こういう風に、売場を作ったら、お客さまも商品が選びやすく、買物が楽しめると思いで制作させていただきました。

最近、ブログでよくお話しさせていただいているように・・・

お客さまにどうやって売場で楽しんでもらうか?

を考えて売場を作っているか?
そこには当然、基本が存在する。基本の上にどんな家を立てるか?それはスタッフの楽しみだと思います。

らおも売場を作っていた頃は、本部からの売場作成マニュアルは無視していました。

だって、自分のお店のお客さまを知っているのは自分だったから・・・

売場のマニュアルもあれやこれや雁字搦めにしてしまうとおもしろくないのです。そんな気持ちって、お客さまも売場を見れば、わかるものです。

だから必要なものだけ買ってお客さまは帰られるのです。

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プライスカードは、必要以上増やさない。スタッフの人数も減っているわけですから、もっと商品情報をお届けするようなコトPOPは必要なんじゃないかな?

お客さまに楽しんでもらうような売場って、マニュアルでは作れないと思うのです。逆に作って、スタッフをガチガチに縛ってしまう本部の方の自己満足な面白くもない売場が出来上がる。

応対マニュアルでよくあったのが・・・

お客さまに「これは会社の方針ですから」と言う

人の判断能力には差があるので、マニュアルを臨機応変に判断が出来る人と出来ない人が出て来て「店長出せ」と逆にクレームにつながったりしました。

やはりお店には、お客さまの立場、視点で、楽しんで売場を作ったり、応対する必要があると思います。

●お客さまは、どうしてほしいのか?
●お客さまに不便をおかけしていないか?
●お客さまに不安を与えていないか?

そんなことを考えながら売場を作ってみませんか?
主役は、商品、お客様って言われますが、スタッフも主役なんです。

どんな家を建てて、お客さまに楽しんでもらいますか?

売場で、お客さまの笑顔みたいですね。

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
マニュアルに雁字搦めになる前に、自分が思う売場を作って、日々修正しながら、ベストの売場が作れればいいですね。