「Beer lao」 を飲みながら、昨年行ったラオスの記憶が蘇えりました。今回、オリンピックを楽しんでいて知らない国名がたくさんありました。
ラオスは昔から存在しているのですが、昨年行くまでは、どこにあって、どんな国か? 知りませんでした。
でも行くと、自然があふれていて、日本で言えば、昭和30年代のような風景でした。あっちこっちに市場が広がっていました。
ビールを飲みながら思い出した言葉があります。
私がお世話になったイズミヤ創業者の和田源三郎さんの言葉
★商売の起源は物と物との交換にはじまり、売手も買手も満足し合ったのがその起こりで、利益のために商売をするのは本筋ではありません。
私が大学を卒業して、入社したスーパーの創業者のお言葉です。
このお言葉が、お世話になって30年経っても頭に残っています。
店長の机の横の壁面や応接室に必ず額にいれて飾られていました。創業者の画像と墨文字でお言葉が書かれていました。
そのスーパーは開店の音楽が
“ ええもん安い ” のが〇〇〇〇
と流れるのですが、お客さまが開店で流れてきた音楽を聞いて
“ 普通のもん高い ” のが〇〇〇〇
と歌っておられて思わず、吹き出してしまった経験があります。
このお言葉には続きがありますが、これが創業者のお言葉で、私は今もって大好きです。
そんなことをブログにサクッとまとめてみました。
商売って、昔は物々交換からスタートしたのが始まりで、そして貨幣が発生してきた。
アイキャッチ画像で使用した靴屋さんの画像は、
ラオスのルアンパバーン市場です。
ラオ語が話せていたら、きっと楽しかったと思うのですが・・・
画像のようにこれでもか?と言わんばかりのすごい数の靴が満載に並べられているのです。これだけ靴が並べられているのに、POPはまったくありません。
日本の靴屋さんなら、商品の量に比例して、プライスカードもついているんでしょう。
要は、お店の人と話して靴を買うのです。
当然、会話の中には「まけて・・・」と言う値切りの言葉もあるでしょう。でもセルフ販売に慣れてしまっているらおには、この風景が新鮮に映りました。
まさにらおが好きな昔の市場のイメージです。
あっちこっちのお店で笑いと共に会話があるのです。
当然、首都ビエンチャンには、百貨店と言った方がいいようなお店もありましたが、地域にあっていないのか?
閑散とした状態でした。
●今日は何をお話ししたいか?
どの国のお客さまも同じだと思うのですが、お客さまが商品の購入を決定するのは、買い回っていてほしい商品があると購入されるということです。
それが売り切る売場に関係があるのです。
らおもそうですが、毎日毎日、これを買おうと思っている商品はそんなにないということです。
例えば、会社の帰りに本屋に立ち寄ったとしたら、読みたくなったら購入するわけです。
これが食べたいと思ったら買うわけです。
お店の人でも、あなたがお客さまの立場であれば、どんな時にモノを買うか? 考えて見て下さい。
おそらく興味を持ったお店に衝動的に入って、モノを購入していると思います。
購買行動は、商売の起源の物々交換の時代と変わらないわけです。そのために
・誰に
・何を
・どんなふうに
販売するのか? イメージしておかなければなりません。
そこのベースには 「楽しさ」 がないといけません。
それが売り切る売場の仕掛けなのです。
売り切る売場の仕掛けは、お店をまず利用していただくことから始まります。
昔、物々交換して商品を手に入れて、お互い満足していたように・・・
つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
久々にラオスの画像をブログに使ってみました。
またいつか行きたい国ですね。