こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。
小腹も空いたので、事務所のすぐ近くのスーパーへ
フラッと歩いていたら・・・
「夕方からのお買得品でーす!!」って店内放送が流れ始めた。
●店内放送と言えば・・・
よくやったなぁ~~ (^^)
よく怒られたなぁ~~ (^^;
私は新入生の頃から、店内放送するのが大好きでした。
そんなことから今回のブログのテーマは『店内放送』についてまとめてみました。
大手スーパーに入社して、新入生の頃・・・
私の初めて担当した日用消耗品売場は、4階にありました。
お客様を一番上の階に誘導して
その間のフロアで買い物していただくフロア構成でした。
これを
シャワー効果ーー!!
というのですが、上の日用消耗品と一番下のフロアの食品売場でファッション売場をサンドして、ファッション売場も利用していただくことを目的に作られた構成だった頃・・・
一番上の階にお客様を誘導することを目的に、よく店内放送で
タイムサービスやお買い得品の案内をしていました。
●思い出せば・・・
・食品売場の担当の方から
「おまえがタイムサービスの放送を始めると、お客様が通路にカゴやカートを置いて、買いに行くから頻繁にタイムサービスするな!?」
・店長から大目玉ぁぁぁーーー!!
私がBOXティッシュパックをタイムサービスした時に
「今、風邪を引かれている方のために~~~」
「伊藤君なぁ! 風邪を引かれている人はしんどいし、風邪を引いている人以外も買うんやから『風邪』という言葉はあかん!!」 風邪を引かれている人にも配慮しないといけないんだ。
殺虫剤のCMを真似して・・・
「・・・いんぐりもんぐり、いい気持ち~♬」
「伊藤君、「いんぐりもんぐり」って言葉の意味がわかってるのか?」 放送禁止用語もあるんだ!!(笑)
いろいろ勉強しながらも、店内放送をさせていただきました。
若さの至りもあって、誰かが店内放送したら・・・
反発するように15分後くらいに店内放送をしていた新入生時代、これはこれで振り返れば、面白い思い出です。
買物しながら店内放送を聞いていた。
食品スーパーでは『LIVE放送』と言って、けっこういろいろなお店で取り組まれている。
でもこの放送が、
・買物をしているお客様に何を言いたいの?
・何を伝えたいの?
という放送でした。
たいていのスーパーで、同じような放送が流れているので、店内放送やSNSでの告知の仕方、きちんと流した方がいい。
おそらく安く売ることしか興味がない人たちにはわからないんだろう(笑)
自分たちで勝手に安いと思っているけど、近所のお店と比べても安くもないし、品質も変わらない。
店内放送は・・・
売場についているPOPを棒読みのような状態で、担当者ごとに切り替わっていった。
●私がマイクを握れば・・・
もっと夕方にお越しのお客様にコミットします。
「今晩のおかずはお決まりでしょうか?
今日は、お魚コーナーに脂がのっているかつおが入荷しています。気温も上がってきたので、ビールでキュっといかがですか?」
「今日は週末、自分感謝に「ステーキ」でも。黒毛和牛のステーキをご用意しています。ステーキには野菜が付きもの。
旬のブロッコリーも・・・」
なんて、もっと「ブロッコリー128円、レタス1玉158円」「豚バラ肉100g 〇〇円」 というような株価を読み上げているような放送じゃなくて・・・
●お客様が
「今晩のおかずがイメージして、作れるシーンを浮かべられるような放送」
じゃないと店内放送は単なる雑音でしかないように感じました。
売上が苦戦しているのはわかります。
売上苦戦を焦るのではなく、
お店に来ていただいているお客様を意識して、どうやったらお客様に品揃えしている商品の良さがお届けできるか?
考えれば、次第に売り切る売場につながっていくんだけどなぁ?!
最後まで、ブログをお読みいただきありがとございます。
5月24日に「売り切るPOPセミナー」
大阪・本町 おおきに会議室
で行います。また告知します。
このセミナーではPOP中心ですが「伝えること」をテーマにお話ししたいと考えています(笑)