こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。
昨日に続き、鍋の話しでも・・・鍋の話しは、楽しくなりますね。
昨日は、鍋つゆの話しでしたので、今日は、鍋の具材の販売の話しでも記しておこうと思います。
今日、ニュースを見ていたら、今週末もかなり冷え込むようで、 「鍋日和」 ですね。
12/8の産経新聞の「@NOW」にさすが ライフ だなぁ? という記事が掲載されていました。伸びている会社は、売場の企画、取組も前向きですね。
「スーパー大手のライフコーポレーションは 「鍋商戦を制す者が秋冬市場を制す」 (広報) と今年、鍋商材の広告宣伝費を前年から倍増。野菜、肉、魚介類、” 締め ” の麺類まで使用食材も幅広く、ある程度の量を必要とするうえ、ビールなどアルコール類の販売増も期待できるため、鍋を楽しむ人気アニメキャラクターを描いた店内ポスターや特典などで販促キャンペーンを展開している。」
と掲載されていました。
この時期・・・ 「鍋」 といえば、いろいろな切り口があります。
鍋の種類だけでも、「おでん」「湯豆腐」「寄せ鍋」「キムチ鍋」「カニ鍋」「すき焼き」などなどいろいろな種類がありますし、商材も鍋の種類によって、買い揃えるモノが異なります。
ライフの広報が、話したように、食品売場のすべての商材が鍋商材になることを考えれば、鍋商戦を制すれば、秋冬市場を制したことと同じという言葉にうなづけます。
お客様が買いやすい売場作りが必要になってきます。
それが クロスマーチャンダイジング なのです。少し難しい言葉になりますが、簡単に言えば、 同じ売場で関連販売する ということです。
たとえば、下の画像のように水産売場のかに売場で、カニ鍋つゆや関連商品販売しているのを見たことがあると思います。そのような売場のことで、短縮して 「クロスMD」 と言ったりもします。
売場を回遊していただくのもひとつなのですが、冷凍カニを買えば、そこに鍋つゆが陳列、販売されていれば、買い忘れを防いだり、お店からすれば、ひとりのお客様のお買い上げ商品点数が増えることによって、売上を確保するのです。
そういう売場を、ライフでは、販促ツールをうまく利用しながら、お客様が鍋商材を買いやすい売場を作られています。各スーパーとも鍋関連の売場は、いろいろ販売工夫されています。
また販売方法も、お鍋の具材をよりどり3個 ○○○円で販売して、いろいろな具材を入れて、楽しむ企画も展開されていました。画像のように水産売場でしたが、「おこぜ」「あんこう」「魚のつみれ」などを、よりどり3パック、925円(税別)に販売されていました。
お鍋の売場は、大きなスーパーなどでは、それぞれ農産、水産、畜産、一般食品によって担当責任者の方がおられると思いますが、担当者ごとに売場を作るのではなく、お客様の導線を考えて、食品売場の責任者の方が、売場をコーディネートして、作るように指示を流して、お客様が買いやすい売場を実現させることが、必須であると思います。
ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日などは、本体と共に、クラッカー、オリーブなどを同じ売場で展開していれば、お客様も同時購入の促進につながります。同じようにチーズ売場、生ハム売場でも、ボージョレ・ヌーボーを陳列して売場作りをすれば、お客様も買いやすくなり、結果、売上がしっかり確保できます。
またたとえば画像のような「カップヌードルが旨くなる」補助調味料などのような新商品などは、カップヌードル本体と同じ売り場で展開すれば、お客様も認知しやすくなると思います。
クロスマーチャンダイジングは・・・
食品売場だけでなく、食品と密接な関係がある家庭用品売場の調理器具とクロスしてもいいでしょうし、売場の担当の方が、お客様の買いやすい売場を作れば、売場の回遊面でもわかりやすく商品を探せるのではないでしょうか?
これから年末に向けて、クリスマス、迎春と食品売場では、大きく売上の確保できる時期です。それだけ商品も多く入ってくるのですが・・・
① 通路へのはみだし陳列はせず、カートなどが通りやすいように、通路を確保する。
② 品出しの回数を減らすために、売れ筋商品のフェースを拡大する。
③ クロスMDをきちんと行う。
④ レジ前は、迎春の買い忘れ消耗品を陳列する。 などなど
しっかり計画的に売場を作りたいものですね。
今日もガンバ~!!