今まで利用したことがないお店を利用する時?

こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。

先日、ジュンク堂でおもしろい本がないかな?と探している時

『 食(おいしい)は愛(うれしい)』

という本が目についた。内容は、Lucky、Pantry をされている大近の話しだった。「はじめに」「目次」をチラチラと見て、一度、枚方市駅前にあるのに立ち寄ったことがないLucky に立ち寄ってみようと思った。
ただ中身まで読んでしまうと本を書かれた方の考えに偏って、お店を見てしまうので、このブログをアップした後に読もうと思ってます(笑)

今まで利用したことがないお店を利用する時、
選ぶポイントって?

・お店の看板、壁の色、外観のデザインですか?
・SNSなどの投稿による情報ですか?
・チラシなどの販売促進物ですか?

いろいろなケースが考えられますが、やはり一度、利用してもらって、またリピーターになっていただくことが大切ですよね。

枚方市駅前は、食品スーパーの激戦区 !!

Aeon、京阪ストア、T-SITE、Lucky が顔連ねている。
僕は、駅との連結で便利なこともあって、T-SITE が出来てからは、こちらの食品売場を利用していた。

でも4店舗のうち2店舗は、ほとんど立ち寄ることがなかった。
その2店舗は・・・
・枚方市に戻った頃に利用すると、肉、魚のパックの中にドリップがたまっている スーパー
価格が高いというイメージが先行して、ほとんど利用していなかったスーパー 

Luckyはこの2店舗のうちの1店舗で、母が、昔、価格が高いと言った言葉が記憶に残っていて、まったく利用していませんでした。

ジュンク堂で立ち読みした「食(おいしい)は愛(うれしい)」という一冊の本で、お店の取り組み内容を目次でチラ見して興味がわきました。

Lucky、Pantry と言うお店。株式会社大近さんが運営されているお店です。

Lucky は、枚方に40年近く住んでいますが、一度だけ母と入ったくらいで、それ以外、まったく利用したことがないお店でした。

初めにお話ししたように、価格が高いーー!!
単に高級志向のお店だと思っていたからです。

もしかしたら今でもそう思っている方が多いのではないでしょうか?

お店に入って、買物して感じたのは・・・

すごくお客様のことを考えているお店だってこと。
それは陳列されている商品のプライベートブランド商品のパッケージを見ればわかる。

● お店の入口には・・・

PB商品を作る工場を紹介するポスターが掲示されている。

プライベートブランド商品は、お店が自らの力で企画販売する商品のブランドのことで、逆に、カルビー、ハウス食品などの全国商品展開する会社の商品を、ナショナルブランド商品という。

Lucky、Pantry では、ポスターで紹介されているように、下記のような自社工場がある。

・藤乃家 (麺類・だし・ぽん酢)
・幸月  (和菓子・洋菓子)
・杏庵  (和・洋・中華惣菜・寿司)
・卯乃家 (豆腐・厚揚げ)
・たくみ亭(お肉・加工肉)
・吾光  (漬け物類)

現在、31店舗しかないのにきちんと設備投資されて、お客様にお届けする商品開発に対応されているのです。

● 今まで利用したことがないのにどうして利用したか?

お客様のことを考えて、商品を届けている
お店は利用したくなります!!

たとえば、プラベート商品のラベル・・・

● おにぎり

いつもお昼になると近くのセブンイレブンで購入するのですが

材料以外に、聞いたことがない添加物がてんこ盛りに混ぜられています。
近くのスーパーもこんな感じ。こんな商品をお昼に食べていました。
Lucky のおにぎりはこんな感じ。あれ? 添加物がない。

週刊誌でも、食品添加物について、最近、よく取り上げられています。

・増粘剤
・PH調整剤
・グリシン        って何?

わからない添加物がいっぱい入っているおにぎりをお昼においしいおいしいと食べている。
Lucky のおにぎりを買って、ラベルを見て商品の違いを知ると、ゾッとした。価格も120円!! 高くないのです。

食べてみると、母が、塩を手につけておにぎりを作ってくれていたようななつかしい味。おにぎりのパッケージに

「正直に素直な味」

とコピーが印刷されている通りでした。

ちなみに
・増粘剤は、高い粘性を持つ水溶性の多糖類で、歯ごたえ、食感を調整したり、とろみ、接着性をつける添加物。
・PH調整剤は、食品のPHを適切な範囲に調整して、食品の変質、変色を防止して品質を安定調整する添加物。
・グリシンは、食品の酸化防止の効果がある添加物。
その他にも、わからない添加物が記載されているけど、

Lucky のおにぎりは「食塩」のみ。

買物しながら、Lucky のプライベートブランド商品、展開方法、POPを見て行くと
せっかくお客様にいい物を作っているのに、良さが伝わっていない商品が多いのではないか?

と仮説を立てました。

企業努力されているのにすごくもったいない。
もっとこの価値を伝えるべきだ。

ベーコンもこんな感じ。

ベーコンのラベルには「最愛の家族が安心して食べられる和豚もちぶたベーコン」とコピーがついている。
ナショナルブランドの商品、他社スーパーの商品と比べて下さい。他社の商品には、添加物が山盛りされて届けられているはずです。

もう一度、考えてみると・・・

● 今まで利用したことがないのにどうして利用したか?

お客様のことを考えて、商品を届けている
お店は利用したくなります!!

● 初めにお話しした言葉に言葉をプラスすると・・・

お店の価値が伝わるとファンになる!!

ってことです。どういうことか? というと・・・

● Lucky、Pantry では・・・

・安心安全
・素材を大切にしたおいしさ
・添加物を入れないから鮮度管理も重要になる

売場を回遊していると、大切なことが伝わっていないと感じた。

・価格が高い
・ナショナルブランド商品の扱いが少ない

としか伝わっていないのではないでしょうか?

そんなお店作りをされている努力が一部の方しか伝わっていない。

会社ですごく企業努力されているのに
お客様に取り組んでいるいろいろな価値が伝わっていない。

たとえば売場のプライベートブランド商品の棚を見た時・・

・POPがスペックPOP化している
・商品の陳列位置
・店内で展開されているコトPOPのようにお客様言葉を使う

その他にもいろいろ考えられる。
ここまで努力されて構築された価値をお客様に伝えることが大切だなぁーー♫
利用したい商品があるので、また会社帰りに利用しまーす(笑)