ペヤングやきそば・虫混入の対応で考えたこと。

ここ最近、まるか食品の「ペヤングソースやきそば」の虫が混入していた問題が、毎日のニュースで流れています。
私自身・・・カップやきそばといえば、「日清UFO」「一平ちゃんシリーズ」を思い浮かべるので、「ペヤング」の名前をニュースで聞いたとき、名前は知っているけど、食べたことがないなぁ?って、感じました。
関西では、どうなんだろう?

まだ記憶新しいコトで、昨年秋口だったと思いますが、阪急阪神ホテルズのメニュー表示の偽装問題を筆頭に、食に関する不正表示がホテルやレストランで相次いで発覚し、対応が問題になりました。
次々出てくる有名な会社名に 「ここもやってたの?ここも・・・」 正直、驚きました。
この時に、食の安心・安全に対して、改めて私は見直しましたし、
「私の今、食べたモノは、いったい何なのか?」 多少なりとも気を配るようになりました。

この問題は、 「初めの対応に問題があった」 と思います。
阪急阪神ホテルズの複数のホテルが提供している料理の食材が表記している物と異なっていたと発表がありました。ホテル側は「担当者の知識不足や理解不足からこのような問題が発生した」と説明をしました。この問題に対し、記者会見で、謝罪を行っていましたが、「これは偽装ではなく 誤表記 」と強調し、不正に提供する意思は無かったと説明されました。
しかし、再度行った記者会見では再調査の結果、「従業員は虚偽表示と認識していた上でこのようなことを行ったということがあった」と謝罪されました。


ペヤング

今回のまるか食品の対応は、当初「製造過程での混入は考えられない。」とのコメントで、自主回収の対象としたのも、同じラインで作られた2種類の商品のみでした。
ただニュースでも、混入していた虫が熱処理されていたなど、生産時の異物混入であった事が明確になったことも要因のひとつだと思いますが・・・全商品回収になり、全商品廃棄されることで現在、対応されています。ニュースでは、トラックホームにポツンと置かれたごみ袋に入っている麺を報道したりしていました。

日々ニュースを見て、感じたのが・・・
・ 回収された商品の中には、食べられる商品の方が多いはずなのに、回収された商品が全部廃棄されるのは、 もったいないなぁ?
・ 回収などの対応は、ニュースで報道されるけど、 工場内部の衛生面は、どうなんだろう? 

って感じました。逆に、ニュースなどの報道で、 「工場設備の改修も着手して、生産再開まで、数ヶ月を要する」 というのは、全商品生産休止して、リセットして頑張ろうという イメージはいいのですが、この問題の根本的な面は・・・

「なぜ、虫が混入したのか?」

ということで、食品メーカーの工場は、場内の衛生第一で、よくテレビで見るような風景が感じられるのですが、どうなんだろう? って感じます。従業員も解雇せず、頑張られるとの報道もあり・・・

まるか食品様の今回の問題は、私の会社と業種が異なりますので、わからない部分もありますが、自分が経営者だったらどんな対応を取るだろう? 

って考えさせられる部分もあります。

この時期になると考えさせられる2005年に発生したパナソニックの石油温風機と石油フラットラジアントヒーターの問題がありました。
テレビCMでも告知されますが・・・
「引き続き、お客様へのお願いです ナショナルFF式石油暖房機を探しています。」
というCMを見ます。2005年から今年で、9年・・・未だに告知されています。やはりことの重要性もあると思いますが、

私は、基本的に・・・

・ お客様に正直に、私の会社を運営することが重要である。
・ ビジネスの大きな部分も重要ですが、お客様が困っておられる身近なことに気がついて、フォロー出来ればいい。

と思います。

今日も寒そうですが、年末の業務も立て込んでいるので、ガンバ!!