上善は水の如し。

こんにちは~!!
アンディーンノア社長 伊藤です。

今日は、お酒の話しではありませんが・・・

●「上善は水の如し。水は万物を利して争わず、衆人の悪(にく)むところに居る。故に道に幾(ちか)し。」 (老子)

~理想的な人生は、水のように逆らわず、いろいろなところに恩恵を与えながら、低いところへでも流れ、偉そうにすることもない。~

先週、貴船神社に行きました。
貴船神社は、水の神様で、先週のBLOGでもお話ししましたが、水について御神水の告知説明板に下記のように書かれていました。

・神水
一、自ら活動して他を働かしむるは水なり。
二、常に自ら進路を求めて止まさるは、水なり。
三、自ら清くして、他の汚水を洗い清濁、併せ容るるの量あるは水なり。
四、障害に逢い激しくその勢力を百倍するは水なり。
五、洋々として大洋を充たし、発して蒸気となり雲となり雪と変し、霧と化し疑っては玲ろうたる鏡となる。しかもその性を失わざるは水なり。

水は丸い器に入れれば、丸くなり、四角い器に入れれば、四角になります。普段、目にする水って・・・柔軟で謙虚で、気にも留めないモノですが、今年も集中豪雨などで、いろいろな問題が机上しましたが、時に、思いもよらないようなすごい力を発揮します。
川の急流などでは、大きな岩を少しづつ変形させるような力もあります。

何もしていないように見えますが、貴船神社の周辺の山々からあふれてくる水は、万物の生命を生かし、人ののどを潤し、かつ時には、水蒸気となり、その姿をその場、その時に応じて、自由自在に変えています。

と言うように、普段、お世話になっている「水」のことを考えれば、あらためてすごいと感じます。だから老子は、「上善如水」と言ったのでしょう。

ちょっと横道にそれますが、「上善如水」のお酒は、私は、大好きなフルーティな味で大好きなお酒のひとつです。

一時、問題なった時は、存続を気にした。でも、現在でも販売されているので、問題を改善して販売されているのだなぁ?と考えます。やはり偽装は、いけないことだと思います。

どんな時も、水のように透明な素直なこころで、過ごしたいと思います。

水と同じように こころが 「無」 になれるところに、私は、お寺の庭 が上げられます。この年になって、お寺の庭に少しだけ興味が出てきています。また、有名なお寺の庭のデザインされた方はすごいなぁ? っていつも感動します。
お寺の庭は、初めは、「この庭は、何を表現したくて、この配置にしているのかな?」 って・・・考えながら、私は、庭を見るようにしています。
いろいろな本には、説明書きが掲載されていますが、それを読んで、庭を見ると変な先入観ができますので、まずは何も見ずに、お寺の庭の全体感を把握して、それぞれの配置を見ます。

その時って・・・

無になって、お寺の庭の世界に入っていきます。
そして感動します。思わず、涙があふれてくることもあります。
この年になって、庭の良さが少しだけ理解できる経験をするとは思ってもみなかったですし、今まで庭にはあまり興味がなかったことがもったいないなぁ? って感じます。

明日は、東京出張!!
東京のセミナーで、会社のメンバーみんながまとめてくれた資料をセミナーで発表する機会を得ました。
頑張ってこようと思います。

今日も長々と私の話しにお付き合いいただきありがとうございます。
今日の画像は、「床もみじ」で有名な実相院の庭です。
「床もみじ」は撮影禁止なので、撮影はできませんが、実にすばらしいものでした。
今週、紅葉が進めば、何とも言えない素晴らしいものが見れるのではないでしょうか?私が、先週、行った時は、もみじの葉は、青かったですが、「趣」があってよかったです。