日本の行列は、待つことを楽しみに変える

こんにちは~♪♪♪
アンディーンノア社長 伊藤です。

所さん、ビートたけしさん、さんまさんの番組って、おもしろいだけでなく、よく考えながら番組を見ていると奥が深いなぁ?って感じます。
昨日、録画をしていた「所さんのニッポンの出番!!」を見ていて・・・

●外国人の主張 「これがニッポンのいいところ」

というセクションは、外国人から見た日本のいいところを、自分の住んでいた国の環境と比較して、それぞれ主張していました。
その中でインドネシアの方が話していた「日本のマナーと技術」を持ち帰りたいという話とスペインの方で帰化され、今は通訳をしながらニッポンでお世話になった方への恩返しのつもりで、逆に日本の方へスペイン語を教えているそうです。
教えている生徒の皆さんから
「ありがとう!!」
「おかげさまでスペイン語を話せるようになりました」
感謝のこころが、日本の素晴らしいところで、 「おかげさま」 という言葉は、海外ではない言葉だと話されていました。

この番組は、ほんとうにいい番組なので、みなさんにお勧めです。

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さて行列の話です。行列は、世界共通ですが・・・
外国人が見た「日本の行列」の特徴は・・・

●日本の行列は、見た目がキレイ。
●並んでいる人は、みんな礼儀正しいし、誰も押さずに並んでいる。

ということで、自国の行列は、こんな並び方ではないので、驚くそうです。
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上の行列は、中国の行列ですが、割り込み対策で、隙間がまったくないことが、けっこう数多くの国の行列のようで、日本のようにきちんと秩序を持って、理路整然と並んでいる事はないようです。
そう言えば、今年の iphone 6 発売時の行列も大挙割り込みをしたりで問題になりました。
やはり育ったお国柄なのでしょうか?
でも、人を思いやるマナーは、重要だと思いますし、その国のマナーを乱して並ぶのもどうなのかな? と考えます。

どうして日本人は、美しく整然と並べるのか?
私もそう質問されると、自身に身についている事なので、浮かばなかったのですが、番組で説明されている話を聞いていて、そう言えば、小学校の頃、運動会の練習や遠足などの時に、必ず・・・

「前にならえ・・・」
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という腕を前に伸ばして、等間隔で整列する訓練をしていました。
小学生という小さい頃に、「前にならえ」とか?「移動する時は整列」することを教えられているので、日本の行列は、美しく、秩序ある行列になっているようです。暑い中、何度も右にならえで整列しましたね。

では・・・なぜ? iphone 6 で問題になった、他国の方がやった割り込みをなぜしないのか?
その根幹は、江戸時代の徳川家康文書・第5条「抜け駆け禁止令」
「先手を指越、たとひ高名せしむるといへども、軍法を背くの上は成敗すべき事」ということで、戦国時代は、戦で手柄を上げることが、出世の道でしたので、抜け駆けして手柄を上げるものもいました。
ただ集団戦法ですから、誰かが、抜け駆けしてしまうと隊列が乱れてしまうため、徳川家康は、そのようなものは、手柄を上げたとしても、成敗するとしたことにあるようです。
それが生活の中に、だんだん違和感なく取り入れられるようになり、「平等」 で、並ぶのが当然で、抜け駆けするのはよくないという意識が定着してきたようです。

当然、行列は、苦痛です。
たとえば、よくおいしい料理屋さんの前で行列を見ますが、それを食べた時の楽しさを想像しながら、並んでいると楽しくなってきたり、高揚感が出てきて、逆に楽しんでいます。

そこが海外の方と根本的に違っていて

「ENJOY」

しているのです。

日本人は、古来から「待つ」ことに価値を見出してきた部分もあります。
その他、外国の方では、想像がつかない「日常をきらめかせる魔法」 を日本人は、持ち合わせているので、行列でも楽しみながら待つことができるようです。

今日も長々と私の話にお付き合いいただきありがとうございます。
行列ひとつとっても、国民性が出るようですね。