今日は、私が、30代の若い頃に教えてもらった 「段取り八分に、仕事二分」 について記しておこうと思います。
この言葉は、当時、売場のフロアーの責任者の方に言われて、段取りさえきちんとしとけば、ほんとうの仕事は、20%で終わってしまう ということでした。 若い頃は、売場で台車にたくさんの商品を積んで、品出しをきちんとするのがステータスのように思えていました。
ただ、そこには
「時間に対する思い」
「時間に対する効果的な売上の確保」
がありませんでした。だから、責任者の方から言われたのかもしれないですね。 もっと効率的に売上を確保していきなさいと・・・
今日は、そんな話を記しておこうと思います。
日頃の業務や私的な部分でも、段取りを能率よく組んでいれば、少しの時間と最小限のエネルギーで自分の時間をあまり消費せず、モノゴトを進められます。これって、責任者の方から、耳にタコができるほど、仕事中に聞かされたので、これをしっかり身につければ、個人芸のようなもののひとつであるように思います。
「時間」 って・・・
あまり気にせず、消費しているのですが、時間はすべての人に平等で、止めることも、貯めることも、買うことも、売ることもできないものなのです。
そのことに気がついている人は、意識して、有効に効果を出すよう努力されていると思います。ただ気がついていない人は、知らないうちに、不必要な習慣や不十分な段取りで、「時間」 を無駄使いしています。
これって、私が勝手に思っているのですが、人生を楽しむ時間を短くしているので、もったいないなぁ? って思います。
実際、ほんとうにしなければならないことって、「ほんの少し」 の時間で済むんじゃないか? って思います。
まず仕事をスタートする前、朝、目覚めて起きた時、 今日、自分がしなければならないことを具体的にチェックしませんか?
どんなことを、今日一日しなければならないのか? その中には、ほんとうに今日、絶対にしなければならないこともあるでしょうし、逆に、今日しなくても、少し時間がある案件など、チェックしてみると段取りを組むのが楽になります。
その中で、それぞれの項目に優先順位をつけてみるのです。
これは、今日、何時までにしなければならないことだとか?
優先順位を、考えて、まずしなければいけないことを確認して、計画を組みます。
私が、いつも計画を立てる上で考えるのは、項目の間には、少しゆとりの時間を持たせるようにしています。 計画して時間通り、運ぶ事なんて、稀なことですから、若干、そのような時間を考えます。もし早く終われば、少しくつろげるのですから・・・!!
もうひとつ注意しなければならにのは、 詰めこみ過ぎないことです。
特に、私の会社の業務のように、デザインやら企画やらしていると、あまり詰め込み過ぎていると、いいデザインや企画はできません。
だって、頭の中は、こなさなければならない一色で染まっているからです。 このようなクリエイティブな仕事では、常に頭のリフレッシュが必要だと思います。
そんな形で、まず 「段取り」 そして 「仕事」 を進めていけば、時間も有効に使えて、いいものができると思います。 またよく言われるのが、まず難易度の高いものから取り組んで行きましょうと言われます。これは、難易度の高いものを段取りを組んで、少しづつ進めながら、取り組んで行きましょうということでしょう。
禅でも言われることですが・・・
「自分の気持ちを、ものごとに対して、どう維持して、集中させるか?」
だと思います。そんなことを踏まえて、時間を有効に使えれば、きっといい結果が出せると思います。
今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。