最近、秋物のファッションや家庭用品売場で秋を楽しむ食器が並び始めました。そんな商品は、間引いてゆったり並べられています。売場を見ていると・・・
売場の演出に「遊び」がなくて、見ていてもおもしろくないのです。
扱っている商品は、どのスーパーに行っても、そんなに変わり映えしないので
あーこの店にもこの商品ある
だからお客さまも、今必要ないから買わなくていいや!!
ってなるわけです。売場を作るスタッフもただ単に本部から送ってきた商品を売場に並べるだけですから、楽しくないわけです。
それを見るお客さまも、陳列、演出を見ても、このスーパーで買わなければならないテンションでもないし、別にこの商品がなくても困らないわけです。
そんなことで、もっとスタッフは売場で遊んだらいいというブログにまとめてみました。
らおが売場の演出を実際やったのは、御堂筋線の終点千里中央駅の千里セルシーに入っているスーパーの「沖縄フェア」という企画の演出で、売場の平台に生きているガジュマルを演出に使用して、お客さまがびっくりさせたことです。
この演出の時は、お店の担当の方も驚かれて・・・
造花より本物のガジュマルを使って、演出した方が面白いですよねという言葉にワクワクされて、通常、使われていた企画会社の企画を退けて、演出と売場作りをさせていただいたように覚えています。
企画書をプレゼンで説明して、まさかご発注をいただけるとも思っていなかったので、GOがかかってからは、必死のぱっちでガジュマル探しをしました。
いろいろな植物レンタルの会社やホームセンターをあっちこっちまわって、やっとイメージのガジュマルが見つかったので、お店の担当の方もボリュームに納得!!
どうせやるなら、あっと驚かれるくらいの方が楽しいものです。
今では懐かしい思い出ですが・・・
現在作られている売場は演出もなく、あまりにも売場が「商品」「商品」し過ぎていて、「買って」「買って」モード
なのです。売場で商品を見ていても面白くないのです。
まして展開されているPOPもプライスカードのみ、どう考えても売場を見ていても面白くないですよね。
どうしてこんなにオブジェ、フラワーアレンジメント、演出用の小物が売場から消えてしまったのだろう?
ひとつの理由は、食品以外、売上が悪いので、経費削減で新たに購入できないこともあるでしょう。
あるお店では、何年も使っているモミジの枝に、葉っぱが3枚ついているだけとか? これから秋を迎えるのに、晩秋のイメージのようなちょっとって感じですね。
もう一つの理由は、演出の教育がされていないということです。
どうやってオブジェを使うとか?
基本的に知らないから、ただ単に商品を並べたら、それでOKという方たちです。教育もされていないわけですから、自分から勉強するしかないのですが、今の若いスタッフは仕事以外にも楽しみがあるのでやはりそっちに目はむいちゃいますよね。
でも、ちょっと売場で遊ぶような気分で取り組んでみれば、売場を作ることも楽しくなるし、そんな気分で作った売場は、けっこうお客さまも利用したりするわけです。
たとえば・・・
そんなことを考えると、売上悪化で、経費削減でそんな売場で遊びを表現する経費がカットされたから、
どこに行っても、金太郎飴でないけど、同じような売場が乱立してるんだろうなぁー
今お客さまが買物していて、モチベーションが上がるのは、
ここだけしかない楽しさ
ここだけしかない商品
ここだけしかないスタッフの接客
それは今、らおも勉強している「独自の価値」なんでしょう。
商品は同じでもお客さまは「楽しい」ところに集まる。
週末、買物をしていてそんなことを感じました。
ガジュマルは、趣味が講じた売場でしたが、けっこうガジュマルパワーがあって、あの企画は好評でした。
今回もブログにお付き合いありがとうー!!
楽しい一日になりますように・・・ \(^^)/