お客さまにお届けするのはプライスカードですか?

売上=客単価✖数量

と先日もお話しさせていただきました。単価は「買って買って」攻勢で、下がっています。単価を下げたからと言ってもお客さまは、必要なだけしか買わない。だから数量も減少傾向。

売上が下がっているから、経費という財布のひもも〆ようというのが現在のスーパーの図式なのです。

売上の確保が難しくなると、反比例して増えてくるのがプライスカード!! プライスカードを多くつけたからと言って、お客さまが急増するわけでもないのです。でもプライスカードばかり目立つ売場を作ったら、お客さまには商品が見えないのです。

●プライスカードをサイズアップしたり、多くつけるのは・・・

売場スタッフの安心感だけ

なのです。そんなことをサクッとブログにまとめてみました。

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らおは売場の企画提案や展開方法などを説明する時に、汚いですが、サクッと絵を描いて説明します。汚い絵でも伝わればそれでいいと思います。なんちゃってさ!!

やはり売れていないとこれに近い売場になりつつある最近です。
囲い込みと同じで、寂しいからとりあえず手を打っておこうというカンフル剤のようなものです。

らおがスーパーに勤務していて、売場を作って思ったのが、当時、先輩方でも上の画像のようにPOPをたくさんつけて、仕事をしている感を出している方がおられました。

俺は売るための努力をしてるんだ!!

って「伊藤、おまえも売場にもっとプライスカードをつけろ」と言われたこともありました。
らおは以前お話ししたように「日用消耗品」「家庭用品」売場で商品も細かいのでプライスカードはあまりつけませんでした。
だって、当時はラベラーで商品ひとつひとつにプライスをつけていたので不要と思ったからです。

それより 商品の特徴を伝えるためのコトPOPを手書きで作っていました。そんな売場を作っていたので、プライスカードなんていらないと言われても、抵抗もありませんでした。

●プライスより、お客さまにお伝えしたかったのは・・・

・この商品を使ったらお客さまの生活がどう変わるか?
・この商品を使ったらこんなことができるんだ。

ってこと。そんな売場を作りながら、常に動きのいい商品と動きの悪い商品の見極めをしていました。

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スープやカレールーをお客さまにお届けしているのでなく、プライスカードばかりが目線に入ってきませんか?ドン引きしてしまいます。ほんと商品が見えにくいのです。
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この食器売場も同じでプライスが「200円」「300円」なら商品を分けて「和食器各種200円」「和食器各種300円」のプライスカード2枚で売場は出来るのに、ここまでつける必要があるのか?元食器売場も担当していたのでドン引きしました。
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お客さまがこの商品を購入しようとしたら、前にある「ドゥブレ138円」のプライスカードではなく、後ろのB4サイズのこの商品の特徴を紹介しているPOP1枚だけあればいいのはないでしょうか?ちょっとPOPの役割も理解されていないような?!
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この平台は、ひとつの平台に、いろいろなタイトルがあります。「東京フェア」とうたっているわけですから、その関連商品でまとめないとお客さまに何をお届けしたいのか?お客さまはわからない状態です。
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いろいろ選べて2点よりどりで3,000円。そんな売場に「レギンス1,980円」なるプライスカード。あなたがお客さまだったら、この売場で商品を買いたくなるでしょうか?お客さまの視界に入ってくるのは「3,000円」という様々な種類のプライスカードだけ。お客さまに商品をお届けするより、プライスカードをお届けしてるんじゃないか?と勘違いするような売場です。ただ2年前ですが、今も変わってないなぁ?!

どのお店にも売場のPOPをつけたりする方法のマニュアルがあるはずなのです。それが意外と活用されていなかったのが現実で、そんなパートさんでもわかるようなフォーマットで作られているのですが、活用されないのは残念ですね。

らおはお店の経験があるので、上の画像のように打ち合わせしながら絵を描いて、担当者の方と共通認識を持つようにしています。

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衣料品売場でよく使われているシングルハンガー、サークルハンガーなども使い方をまとめておかないと単に家で使っているハンガーと同じように売場でも使ってしまうものです。そんなことをご担当の方と話しながら「お店総合」「食品」「衣料品」「住生活関連」の売場マニュアルも作りました。

スタッフの方もたくさんいれば、個々がそれぞれ別々な発信の仕方をすれば、現在のようなまとまりのない売場になってしまうものです。

つたないブログですが、毎度、お付き合いいただきありがとうございます。
やはりお客さまに商品をお届けするために魅力のある売場を作りたいものですね。今日も笑顔で、お客さまに接しましょう!!