大みそかに売場で「年末のあいさつ」する姿がつながりの原点

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

年末、あっちこっちのお店を買物ついでにウォッチングしてました。
あっちこっち見たので、お正月ごもり出来るくらい商品をあれもこれも買っちゃいました。
今日は、大みそか!!
お客さまの流れは、昔と同じで、朝一からお客さまが食品売場に押し寄せ、12時を過ぎる頃には、お客さまの波も、スーッと引いていく感じ。
非食品売場は、年始の福袋、福財布などの売場をどんどん作っていっている感じ。
衣料品売場で言えば、インナー。住生活売場で言えば、日用消耗品などの際物が売れていない。

パック年賀状って、年明けによく売れるのに、整理が出来ていない。

GMSスタイルのお店って、ずっと苦戦しているような話しが流れているのですが、やはりアメニティのないお店は、しんどそうな感じ。
これは今に始まったことではなくて、ずっと模索している感じが続いている。

大みそかに買い物ついでに売場を見て感じたことをブログにサクッとまとめてみました。

以前、ブログにまとめた食品スーパーの「ハッピーズ」。大みそかはレジ待ちが出るほどいっぱいでした。

クリスマスからの年末の売場の流れは、以前のブログにまとめていたので、また来年の年末に参考にしていただければ・・・

●GMSの来年の年末の売場は・・・

「ターゲットを明確にして過去の経験・慣習的な売場からCHANGE!!」

しないといけない。
毎年、売上が下がり続けているのに、同じ企画、同じ売場でのぞんでいることをしっかり認識しないといけないように考える。

お店って・・・

「商品が売れるから楽しくて元気の出るもの」

って勝手に考えます。商品が売れなければ、いくら頑張って売場を作ったとしてもおもしろくない。

「商品を買っていただいて、お客さまと関係を作ってつながっていくからおもしろい仕事」

実際、何年も売場を作って、18年間・大みそかの売場を経験してきたのだから感じる。GMSの売場は、すべてのターゲットに商品を提供しようとしているのでズレがどんどん大きくなっている。

GMSは商品量は、どこも圧倒的。でもモノを売っているだけの館のような感じがする。
商品は揃って、POPもきちんとついているのに? 際物のインナー売場も閑散としていた。

大みそかのハッピーズで買い物をして、お店での販売担当者とお客さまのつながりって大切だなぁ~!! って痛切に感じた。

売場のあっちこっちで 「年末のあいさつ」 

「今年もにいちゃん、新鮮な魚ありがとう」
「来年もよろしくお願いします」

「おばちゃん、おいしい料理ありがとうね」
「来年も買いに来てなぁ~」

売場も普段の時よりダイナミック!!揚げたての「えび天」がボリューム陳列。年越しそば用に買っちゃった。 (笑)

こんなあいさつする姿って、セルフ販売中心のGMSでは、まず見られない。
でも私の時は、家庭用品を販売しているにも関わらず、お客さまの方から

「この間、他のお店からかき集めてもらった小皿よかったよ」
「Wedgwoodの洋食器来年も頼むわな」
などなど、私だけでなく、売場でお客さまの別注などを受けていた女子担当者、パートさんも声を掛けてもらったりしてた。

セルフ販売と言っても、品揃えして陳列されている商品を見て買っていただくのは 

お客さま=「人」

なのです。人って、やはりつながり。
つながりには 「あいさつ」 が大切ですよね。
エクスマセミナーで勉強させていただいたように、SNSがどんどん進んでいって 『知らない人から買わない時代が来る』 ってこと。
ハッピーズに買物に来ている方の大半は年配の方。
もしかしたらひとり住まいかもしれない。

「ぼっちの時代」
「ピンの時代」

とメディアなどでも、ひとりで楽しむことがクローズアップされている。

「クリぼっち」

とか? ひとりで楽しめるなら、それはそれでその人の価値。
でも私のフィルターで考えれば、ひとりでクリスマスを楽しんでもおもしろくないと感じます。
ハッピーズで買物しながら、そんな姿を見ているこれが本来のお店の姿だなぁ? って考えます。

お店の売場も同じことで、お客さまとのコミュニケーションって大切だぁ~!! って改めて感じました。
セルフで欲しい人だけ買って帰ってというスタイルより、人口もどんどん減っていく昨今、こんなほのぼのとしたお店の雰囲気は大切にしたいものです。

今年最後のブログ取り留めないことをまとめましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

来年、一年間、お客さまとの 『つながり』 作りをコツコツしていきましょう。参考になることがあれば、どんどん活用して下さい。
今年一年間ありがとうございました。