お店の進む方向確認のため管理予算は大切だ!!

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

昨日、久々に遊びに来てくれた大手スーパーの商品部バイヤーで頑張っている後輩と話していて、かつてお互いTEAMで頑張っていた売場の話しをしていました。

そんな話しをしていると、当時の売場のひとつひとつが思い出されます。特に後方ストックが狭い店で仕入れには苦労して仕事をしていました。

その頃の話しをしていたら、この決算を控えた時期に、そう言えば売場管理予算を組むのに苦労したことを思い出しました。

売場管理予算って、年間は、これだけ浮き沈みの早い時代ですから、難しいと考えますが、せめて半期、利益を確保するために、これだけの売上を確保するために必要なので、そんなことをブログにサクッとまとめてみました。

コンビニと言えば、1日に3便くらい商品入荷便くらいあるのに欠品が多いのは?

管理予算って、お店だけじゃなくて、普通の会社。
それは規模に関係なく必要だと考えます。
だって利益が上げられなきゃ・・・会社として継続するのが難しくなるのですから。そんな指針です。
それに基づいて会社の営業方針が出てくるベースです。

ポイントは、会社のスタッフ全員が理解していること。

毎年、決算の期末には、お店全体の来期の予算が届いていました。お店全体を「食品」「衣料品」「住生活」と3業種に割って、そしてそれぞれの部門に割り振られて、来期の予算を組んでいました。もうそろそろ3月決算のお店では、来期の予算組みに頭を悩ます頃ではないでしょうか?

私は新店の経験が多かったので、新店設備投資に対する予算の上乗せもあったりして、予算を2段階に分けて、売場管理をしていました。だって、設備投資回収のための数字が上乗せされると

いくら頑張ってもいかない予算になったから・・・

今でもそうなのかもしれないですね。
達成しそうもない予算を追っかけても、あくまで目標になってしまってスタッフもテンションが下がってしまうのです。
だから本部からきている予算と別に私が実勢を踏まえて、しっかり売上が伸ばせる予算を考えて、スタッフに提示しました。

本部から届いている予算はいいので、こっちの予算をクリアできるように頑張って!!

と指示しながらやってました。
どうあがいてもいきそうもない予算で管理した売場は、売上予算が高いので各数値予算も高くなります。

「売上高」「仕入高」「格下高」「ロス高」「差益高」「在庫」
って予算項目だったかな?そうだ!!「値入高」予算もあったっけ・・・

要は、利益を確保するために、予算を組んで売場を回していました。年間販売計画を立てる前に、管理数値を明確にして、新しい年はこうやって売場管理をしていこうということを考える

ものさし

のようなものでした。
特に後方ストックが狭い店だったのですが、いつも仕入予算をオーバーしていたっけ。

「仕入れ」=「商品在庫」

につながるので、けっこう注意していたけどオーバーしていました。時にこんな数字の話しでもしたらお店の方のお役に立てるかな? と思って、お話ししています。

仕入予算に対して、何の根拠もなく、商品仕入れを行っていると商品が余ってしまう可能性が強くなります。
でも逆の場合もあります。

商品の仕入れをビビっていると、現在のコンビニの夕方の品切れ、品枯れ売場になってしまいます。

おそらく廃棄ロス率が上がるので、商品を売り切る量で仕入れてしまうから現在の夕方のような状態が発生しているのではないかな?

今月は?今日は? これだけの売上予算を計画しているので、

仕入れはこれだけにしようと設定すればいいと考えます。
大手のコンビニですから、そんな売場管理予算があるはずだと考えます。でも入荷した商品を並べている時間からすでに品切れが発生しているとうことは、仕入れがあっていないということです。それか?夕方に入荷する2便の発注量が少ないか?

私がコンビニの店長なら、売場で品切れ、品枯れを発生させたくないので、2便の仕入れを強化して、3便を押さえのような仕入れをするけどなぁ?

その判断をするために「月度」「日別」の予算を組んでいないお店は、利益を算出するための数値予算があれば、お店の管理もしやすいので、ぜひおススメします。
つづいて「売上」「仕入」「格下・ロス」「在庫」「値入・差益」予算についてもブログにまとめてみますね。参考にお役に立てればいいですね。

最後までブログをお読みいただきありがとうございます。
このブログを通じて、売場で働かれるみなさんがお客様と楽しんでお仕事ができる そんなお役に立てればうれしいなぁ?

今週は、寒波も押し寄せるようなので、暖かい格好で、風邪を引かれませんように・・・ (笑)