こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。
数ヶ月前にウォルマートが、傘下の西友を売却するというニュースが突然流れました。
エブリデイロープライスを合言葉に価格の安さをクローズアップして展開されてきました。時々、お店をのぞいてもお客様は、いつ行ってもあまり多くなかった。
どうしてだろうなあ~~ ?
と考えた時に、「毎日価格安い」という企画はどこのお店でも展開されている企画で、商品の価格を比較しても、そんなに変わらない状態でした。
確かにアメリカ産の牛肉は、すごいボリュームのあるかたまりで価格の安かった。でもパックをよく見ると、ドリップがたまっていた。
お肉以外の生鮮商品のパックを見ると、野菜も鮮度感を逸しているものが売場に並んでいた。
どこのお店でも展開され始めると企画は、いつの間にか、お得感が失われていくものなのです。
● お店の価格には・・・
・チラシ売り出し商品価格
・月間お買得品
・週間お買得品
・重点販売商品価格
・毎日安い
・通常定番価格 などなど
いろいろな価格設定で、お客様に売り込まれているのです。
価格もこれだけ様々あると、価格訴求のPOPが自然と多くなったりするものです。そんなことをブログにまとめてみました。
最近よく売場で見かけるのが、超目玉の本日限りの売り出し商品が、翌日も同じ価格で売られてるということです。価格はお得なのに、売れ残ったので価格を継続している感じ。
この展開には喜ばれるお客様と残念がるお客様が存在する。
・喜ばれるお客様は、昨日、買い忘れたけど、今日も安くて買えるというお客様。
・残念がるお客様というのは、当日に開店と同時もしくは午前中に買いたくてお店に来られたお客様。
残念がるお客様が、翌日に売り場の展開を見たらどうでしょう。
日限定商品なのに、今日もやっているという裏切られ感。
そしてもしかしたら、今後のチラシ商品でもきっと延長しているだろうと気持ちを持ち始める。
限定商品なのに限定商品の価値を薄れさせてしまったので・・
価格の信頼が低下してしまった。
チラシ商品というのは、お客様への約束だと僕はずっと思いながら売場を作ってきました。
また毎日安い展開同様、本日限りの売り出し商品の値段もあげられることなく展開されていくと価格慣れしてしまっていることがある。
それが何度も続くとどうでしょう
チラシの効果がどんどんどんどん低下していくのです。
そんな状態がどこの店でも続くのでお客様からチラシへの信頼感というのが薄れていくわけです。
同時に集客力が低下する。
チラシへの信頼感が薄れているのは価格管理をしっかりしていなかったことも原因だと考えます。
先日近所の方と話してると面白い話を聞きました。
各お店のチラシをまず見てチラシ商品を比較して安いとこに買い物に行くとゲーム感覚で楽しめると言っておられました。
なるほどなーと感じました(笑)
本日限りの売り出し商品の打ち出しって、お店によって戦略的に打ち出す時を計画的に組んで打ち出してるように思われますが、同じような時に同じような商品が、競合店でも売り出し商品で扱われている。
結局毎日安い商品にお得感がないように売り出し商品も顧客管理をきっちりしてないのでお得感がない状態につながっています。
やはり価格管理を細かくするということがとても大切。
まず価格設定の期間をメリハリをきちんとつけて展開する。
失われたお得感を意識して、
売場作りを進めるコト大切だと考えます。
今日も笑顔あふれる一日になりますように・・・!!