12月のお店の売場には、ストーリーが大切ーー(^^♪

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今年もあっという間に、師走が目前に迫ってきました。
毎年、この時期になるとこんなことを言っている自分を思い出します。

ほんと1日の時間が経つのは、年々早くなってきます。
少しでもいいから、時間の流れが自分だけでいいので、ゆっくり流れてくれーー!! 自分だけ、1日30時間くれー!!
って思ったりします。でも時間は、すべての人に平等に与えられて流れる。

自分の動きが遅くなったのかなぁー? とも思ったりする最近です(笑)

僕がお店にいた頃は、11月中旬くらいから、週別にテーマを設定してお店の売場を変更していました。

12月は、大きく分けると・・・
● クリスマス
●迎春準備
●大掃除
●ボーナス需要

こんなテーマがあります。普段の月より訴求テーマがたくさんあるので、自分のお店のお客様に合わせて、優先順位をつければ、お客様も買い物がしやすくなります。

もうひとつ12月のお客様の買い物する姿を見ていると

メモ書きを見ながら、買い物される方が多い!!

ってことです。去年、一昨年に何が売れているかは、POSデータなどのデータを見れば、現在は、一目瞭然のはず。そのデータを活用することが大切なことです。

データはあるのに、活用しないと、昨年実績を下回る売上になりますーー(^^♪

お店の前のお買い得商品の展開は、単品を売るのではなく、きちんとストーリーを設定して展開することが大切です。

たとえば年末の大掃除ーー(^^♪
まず自分ならどんな風に大掃除するだろう?
って考えてみることです。

1.  部屋の片づけ・不用品の処分
2. 順番に各部屋の掃除
3. 床・廊下・階段
4. バス・トイレ
5. キッチン・換気扇周り
6. 玄関 (お正月の飾りとあわせて)
7. ドア・手すりなど

大掃除には、こんなリソースがあります。
これを週別にテーマ設定して、お客様に提案しながら、売場作りを進めるのです。住居洗剤のデータを見れば、この週は、この場所を掃除するので、その場所に応じた洗剤が動いていることがわかります。

売場にも「今週はバス・トイレのお掃除がおススメです」的なPOPを作って、告知することで、お客様もわかりやすくなります。

まず販売計画にストーリーを作っちゃう
わけです!!

別にPOSシステムがなくても大丈夫です。
僕が、お店の売場を作っていた頃には、まだPOSシステムはありませんでした。年末に手帳を2冊買って、1冊は、自分のスケジュール管理、もう1冊は、お店の商品の動き、他のスーパーで、よかったことを書きこむのに1冊という使い方をして、手帳のカレンダーにメモを記入していました。

たとえば「換気扇カバー、マジックリンがよく動いた」って感じで・・・それを翌年に見て生かすのです。

もうひとつ大切なことがあります。
それは師走と言われるように、お客様は、忙しくて時間に追われている状況なので

お店を回遊していただくより、ワンストップ・ショッピングで、短時間で買物していただけるようにクロスMDをきちんとすること。

そんなことが大切です。
だから他の売場の関連商品とリンクさせることが、大切です。

● 売上を確保しようとしたら・・・

● 客数の減少
● 客単価の低下
● 一人当たりのお買い上げ点数の低下

という状況は見えているわけですから、

ターゲットを絞ったお店作りが大切です。

● どんなお客様がお店を利用されているのか?
● どんなお客様がお店の商品を手に取って見ているか?

そんなことをしっかりお店の商品の整理、接客しながら、普段から見ること。特にお店で、商品を手に取ったのに、買わなかったお客様が、どうして買わなかったのか? 考えてみる癖をつけることです。手に取ったということは、商品には興味があったのですから・・・(笑) お客様の動きを見ていれば、おおよそ買わなかった理由はわかります。

● 価格的なことか?
● 実際手に取って見たイメージか?
● POPの説明不足か?

そんなことを考えて、売れるように売場を作りなおしてイメージすることです。

12月の売場は、そんな売場の経験を生かす時なのです。
売上も、一年の各月の売上の中で、一番大きなウェートを占める月なのです。そんな月なのに、忙しさを理由に去年と同じ売場を作っていたのでは、当然、毎年、12月の売上を確保出来ず・・・

「今年も不景気で売れなかったなぁー!?」

で終わってしまうのです。商品の仕入れ計画は、すでに終わっていると思いますが、今一度、売場の流し方のイメージができるストーリーを作ることです。

実は、販売計画のストーリー、売場作りのストーリー、商品のストーリーを普段から作って、お客様に提案をしていると、普段の売上もボトムアップできるのです。

来週から12月ーー!!
一番いろいろな売り方が試せて、一喜一憂する季節。
それぞれのストーリーをしっかり組んで、楽しんで下さい。