こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。
先日、あるお雑貨屋さんのオーナーからショップカードの制作をいただきました。
先日、2時間。
ショップカード制作のために聞き取りにお伺いさせていただきました。その時に相談を受けたお話しです。
「売上を伸ばして、売り切るにはどうしたらいいですか?」
って、質問を受けた。
この質問って、一番多い質問で、みんな悩んでおられるのです。
お店で商品の品揃えを見ていると・・・
目新しいモノもなく、他のお店と同じような売り方で
・同じような商品
・同じような価格
・SNSの告知はしていない
お店でした。そこでオーナーの方に質問させていただきました。
『 あなたが、お客様になった時に、このお店と近くにある同じ雑貨屋さんのA店との違いがわかりますか?』
『 あなたがお客様なら何を買われますか? 』
オーナーは、売上が悪いことしか見えておられない状態でした。不安を抱いて、焦っておられる。お店の扉を隔てた裏を覗いて見ると、今までの売れ残りが箱に入れられて、いっぱい眠っていました。
お店って、商品がお金に変わるから、展開できる。
でも商品がお金に変わらないと、いつかは資金ショートするのです。商品がお金に変わらないから、悩んでおられました。
そこでショップカードの相談がきたわけです。
「私には、欲しいモノがないです。」
ストレートな意外な答えでした。
オーナーにその後、伝えたのは・・・
「あなたのお店なのに、あなたがが欲しくなる楽しい商品を置いてなければ、数字の結果の通りですよー!!」
僕は、大手スーパーで売場を作っていた頃は、
本部のバイヤー=他人
が仕入れたはっきり言って売れそうもない商品をずっと販売してきた。売れそうもない商品をどうやって売り切ってきたか?
・並べた時に僕が商品に興味を持つこと
・商品の価値を知ること
・売れそうもないと感じたら、早く追い出すように仕掛けること
そんなことを真っ先に考えてきました。
バイヤーの価値観とイコールということは、モノを見るフレームが違うから絶対ないわけです。
またお店のお客様も、チェーンの各お店によって異なるわけです。本部は、チェーンの平均点の商品を仕入れているわけですから、お店に商品が入った時点で、必ず自分の視点を加えました。
お店のお客様を知っている人は、お店を担当している自分!!
だと勝手に自覚していたので、売れないと思った商品は、バイヤーと言い争っても「いらない」と断っていました(笑)
お客様に喜んでいただける商品をチェーンストアでも、常にチョイスしたかった。そんなことを考えると、商品に興味を持って、楽しく売場を作っていかないと売り切ることなんて出来ないわけです。
本部のバイヤーの仕入れた商品をまともに受けていたら、この相談を受けたお店のバックヤードと同じようになる。
オーナーに伝えたのは
売上を伸ばすには、お客様が提供している商品を手に取って、笑顔になる商品を仕入れる、そんなイメージを持つこと。
オーナーもまっさきにお店の不振要因を言われていたのですが、あまり経済状況も良くなくて、欲しいモノしか買わないお客様が多い。経済状況のせいにして、お店の主役の商品に目が届いていない。
不振の要因を何かのせいにしない!!
このお店の近くにあるお店も売れている感じはしなくて、お互いが、不安を抱いて焦っている感じ。
大切なのは、お店でお客様と話せることがリアル店舗のいいとこなのだから、お客様と世間話しをして、お客様の生活感を感じるコト。それに合う商品を品揃えする。
商品は、お客様が必要だなぁ~~って感じる価値と感動を提供することで対価(お金)に変わる。そこには「高い」「安い」は関係ない。
お店のターゲットのお客様が必要なモノは何なのか?
考えるとお店も変わってくる。
そこで注意しなければならないのが、社会の動きは常に変化しているってこと。それもSNSの発展で、さらにスピードが加速している。だから今日売れた商品が明日も売れ続ける保証はない。
常に、新たな価値と感動を創造しなければならないってコト。
リアル店舗というお仕事には、そんな楽しみがある。
リアル店舗って、昔ほど好まれる業種でなくなってきましたが、おもしろさを考えるとけっこう見つかるもの。それはどんな仕事でも同じで、まず『 楽しみ 』を見つけるコト。
そんなこと考えて仕事すると、きっと笑顔あふれる一日になりますよ(笑)