会社の予算を単なる「目標数字」にしないポイント4個(笑)

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

1983年に大手スーパーに入社して
1990年代を売上のピークに、重い予算に苦労してきました(笑)

今回は予算と昨年実績の話しでもお届けしますねー♬
お店に勤めていた頃、予算は、達成したか、しないか
で一喜一憂して、朝の気分が変わったものです。(笑)

どうしてかというと・・・
毎日、朝一番、朝礼があって、前日の売上の報告があって
予算を達成したら、拍手をしてました。

1990年代になるまでは、売上も上り調子
予算は前年の売上を中心とした営業数字を加味して
各部門に振り分けられていました。

1989年に消費税3%が導入されて
消費は見事に冷え込んで、前年売上を大幅に割った。
消費税ごときにと思い、売場をシャカリキになって作ってきた

そして1991年にバブルがはじけてから
同時にいろいろな問題、高齢者問題、年金問題が取り上げられた
その結果、お客様の生活防衛管理が強くなり始めた。

売上は、毎年、前年を割っているのに、前年を基にした予算管理は、時代からかけ離れている。

そんなバブルがはじけて
最悪の時でも、予算は、昨年実績数値に5%アップくらいの
数字で組んでいた。

社内的には、プラスに転じる要素もないのに
1月、2月は高い数字とにらめっこしながら試算をしてきた。

この頃は、若気の至りで、予算を達成するための
売場作りを考えたものだが、
振り返ってみると、プラス要素もなく、現状に即していない数字を予算だと言って、よく振り分けたものだ(笑)

予算数字は、
達成しない「頑張り目標」でしかなかった!

達成しないから、スタッフのテンションも上がらなかった
こんなことを思いながら・・・
上から提示された予算を振り分けながら組んでいた

でも予算は達成したら、次のステップにチャレンジできる
そんな風に考えると会社の計画的な成長も示している

きっとお店の人は、変わらず前年数字を基にした
予算を提示されているんだろうなぁ~ ♬

● 予算を組むポイントについてお話しすると・・・

1.前年、数値情報をきちんと把握する

予算の組み方は、人によって達成するための思惑があるので
食い違ってくる。そんなことをきちんと把握しておくこと。
特に異常数値を示した時は、その数値に合わせると、大きな乖離につながることがある。

2.会社の強化する取り組み、イベント情報を得る

どんな会社でも、お店でも、来期こんなことをやっていきたいという計画はあるはずです。その情報をしっかり得て、自分の担当に当てはまるのか? また自分の担当にプラスオンする要素があるのか? 情報を知っておく必要がある。

3.メインターゲットを絞る

メインターゲットを絞って、そのターゲットに適合する商品、サービス、イベントが売上のどのくらいのウエートカバーできるか?

僕が経験した2店舗目は、駅前店ながら
単価の高い商品をコンセプトに沿って品揃えした。
狙った客層は、30代後半の方だったのですが、ふたを開けると
年代設定より若い方中心だった。
品揃えしているものとお客様が乖離していたので、売上は、苦労した。でも予算は、実績とは大幅乖離したものになった。

4.売上数値より営業利益確保に重きを置く

売上予算に重きを置くと、クリアするために
真っ先に始まるのが「安売り」!!

昔は、価格を下げようとすると昔のように量が売れるのか?
価格を安くしても売れる量は少なく一定量でしかない。
当然、仕入れ交渉ができないのだから、安売りすれば、損金が出る。

けっきょく会社って、利益確保が大切!!

他にも注意するポイントはあるが
予算達成度などは、評価に直結したりするので、納得できるまで話しをすることだ(笑)