先週、沖縄に数十年ぶりに行ったー!!
夏の沖縄は、初めてなのですが・・・
エメラルドグリーンの海
活き活きとしたガジュマルのグリーン
暑さにピッタリな料理
そして元気な子供やお年寄りの笑顔
とても素敵でした。
沖縄に行って、目についたのは、いろいろな沖縄独自の体験ができることを売りにしている元工場やお店、そして土産物屋さん、らおはシーサーが大好きなので、ついつい目がいっちゃいます。
そんなことをブログにまとめてみました。
国際通り、テーマパークのお土産物屋さんをのぞくと真っ先に目に入ってくるのが
「シーサー」
です。でもこれだけいろいろなシーサーが並んでいると・・・
●逆にどうやって選んだらいいのか?
●欲しいならどこで買ってもいっしょなので「この店と決めて買う!!」
●サイズ、デザインに応じて、置く場所が変わるのか? こんなにたくさんある違いがわからない。
●かさばるので最後のお土産物屋さんで買う。
●「ここにしかない」というシーサーが一般的なお土産物屋さんではない。
こんなこといろいろ考えながら、シーサーを見ていました。
●そもそもシーサーは・・・
沖縄の方言で「獅子」を発言したものだそうです。
要するに「ライオン」!!
シーサーは伝説の獣の像で「沖縄の守り神」ともいえる存在で
災いをもたらす悪霊を追い払う魔除けとして、沖縄にとってはなくてはならないもので屋根などにも取り付けられています。
昔、首里王府時代に東風平(こちんだ)の冨盛村でたびたび火災があり、冨盛村の人たちは、蔡王瑞(さいおんずい)という風水師に見せたところ「冨盛村を見下ろす八重瀬岳が火山だ」といわれたので、その山にむけ獅子を設置したら火災は起こらなくなったそうです。ということでシーサーは守り神と崇められているようです。
大阪近くの神社で見る狛犬や唐獅子。
エジプトのスフィンクス、シンガポールのマーライオンもルーツは古代オリエント時代のライオンのようです。
シーサーはお寺などの山門におられる金剛力士像などのように「阿吽(あうん)」の一対 になっています。
「阿」=口を開けているのが「オス」
「吽」=口を閉じているのが「メス」
です。
●ちょっとだけ豆知識ですが・・・
阿吽というのは、古代サンスクリット語で「始まりと終わり」を表す音なのです。
シーサーは、物事の始まりと終わりを表し、神を象徴する存在とされてきたのです。だから災いから人々を守ってくれると信じられていたのです。
そんな大好きなシーサーを選んで、お土産に買って帰ろうと思ったのですが、色もいろいろ、サイズもいろいろ、形状もいろいろどれを選んだらいいのか? わからない。
けっきょく、らおはシーサーの違いが見いだせなかったので、読谷村の数々の工房が集まる「やちむんの里」で、作家さんがこころを込めて作られたシーサーを買っちゃいました。
なぜそうなってしまったか?
●焼き物に対する作家さんの思いこもっている。
●色やデザインに対する説明が聞ける。
●置く場所によって、助言をいただける。
そんなことを実際作っておられる方話しを楽しくしていると、目の前で見ているシーサーがオンリーワンのように思えてきて、このやちむんの里で購入しました。
お土産物屋さんもこれからは、そんな思いを伝えるような展開を考えていかないと、今はお客さまも多いのでいいかもしれませんが、淘汰されてくるとたいへんだなぁー!!
って、シーサーを探しながら思いました。
国際通りを歩いていて、これだけ多くのお土産物屋さんが並んでいる中で、ただ商品を置いただけのような展開でほんとうに売れているのかな? と思いました。
逆にちょっと手を入れるだけで、売上は変化するのになぁー?
とも感じました。