先日、日経新聞の大好きなコラム「経営の視点」を読んでいたらしまむらさんのことが書かれていました。
最近、新聞折り込みチラシを見ていても、時期柄「夏物バーゲン」「夏物クリアランス」「夏物処分」などのテーマで、折り込みチラシを制作して、折り込みしています。
総合スーパー、ファッション専門店は、「割引中心」の売り込み訴求になっています・・・?
商品面から見ても、アディダス、ナイキ、タウカンなどほぼ同じような商品が並んでいて、割引訴求もそんなに変わらない状態です。
逆にお店の方に聞きたいのは「売れない」「売れない」と言っている中で
他のお店と変わらない商品、価格でお店の売場を作って、お客さまは、どうやってあなたのお店を選んで利用されますか?
ってことです。そんなことをこの日経新聞のコラムを読んでいて、改めて思ったことがありますので、ブログにまとめてみました。
でも、このコラムを読む前から気になっていたのですが、しまむらグループの「Avail」は、バーゲンとか?夏物処分とか? を前面に押し出したチラシではなく、最新トレンドを中心にした訴求だったので、ちょっと他と違っていたので、折り込みチラシを見ていても新鮮でした。
コラムの内容は「デフレの勝ち組」と言われていたしまむらが、お客さまのこころを掴む付加価値の高い商品の投入、メリハリのある店舗運営で値下げ依存の販売戦略から脱却して、今期の決算は最高益も視野に入っているそうです。
他社のチラシを見るとチラシにこれでもか? という感じで、ぎっしり商品点数も入っていて見づらいのですが、Avail のチラシはゆったりしていて見やすいチラシを制作されています。
毎回、お話しすることですが・・・
●チラシを制作する場合
お客さまが見た時に、どう見えるか?
お客さまが見た時に、伝えたいことが伝わっているか?
きちんと考えないといけないと思うのです。
折り込みチラシを入れたから、お客さまは、チラシを見て浮気もせず、うちの店に来てくれるという「安心感」。
でも伝わらなければ、高い経費を使って作ったとしても無駄なだけなのです。
「経費削減を進めているのに、無駄使いなのです」
そんな「チラシ=売場」が連動しているように感じることが多くて、ただ商品は売場に置いているだけで「売れたらいいや!!」という他人任せの売場であることが大概です。
でもしまむらでは、新製品投入タイミングを週次と細かくして、旬な商品が頻繁に並ぶことで売場の魅力が増す。
だから売場のスタッフも
「売るんだ!!」
という気持ちにつながる。
商品の特徴を紹介した手書きのPOPやちょっときれいに演出してすごくわかりやすいのです。
新製品の良さや特徴を伝えていこうとすれば、小手先の値引き商売にとらわれることなく、自分の意志が売場に入っていきます。
売場を作るのも楽しい
売場を利用してもらっても楽しい
楽しい状態で作った売場は、お客さまに思いが伝わるものです。
そんな売場は、買物していてもわかるものです。
少しチラシを紹介すると・・・
同じ日のユニクロさんのチラシです。
サイズは1/2サイズのB4 4色両面印刷です。
売場って、すべての役割がひとつの方向に向けてイメージされると数値も改善されるものなのです。
お店ですから基本は・・・
「お客さまと向き合って、思いを伝えること」
だと思います。
今回も長々としたブログにお付き合いいただきありがとうございました。
今日も楽しんで、仕事しようっとーー!!