この週末から年末までは商品を絞って売ることがポイント!!

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

あっちこっちの大手スーパーで、ファッションバーゲンが始まりましたね。昔は、バーゲンといえば、年が明けてからという企画だったのですが、10年くらい前からかな?
企画を競合他社より、前倒しして売上を確保しようとした企画の名残が、夏・冬のバーゲンにあります。商品は限定ですが、これから必要なモノを買うには、いいタイミングかもしれません。

でもこの時期のお店や売場には、バーゲンよりもっと大切なことがあるのです。

それは絞り込んで、狭く売ること。

そんなことをブログにサクッとまとめてみました。
参考になれば、まだ大丈夫!! 自分のお店や売場を見直して下さい。

お店の演出は、バーゲンとクリスマスが併存です。「個人需要」 or 「ギフト」どちらにウエートを置くか? 考えて下さい。

この時期って、お客さまも今までより増えてくるので、品揃えの幅を広げて、売上を確保しようというお店をけっこう目にします。
そんなお店は、年始に在庫が残って、苦労して見切りバーゲンをしていることが常です。

●これからの期間で考えていただきたいのは・・・
私も売場を作って担当していた頃は、この末2週間の売場作りでガラッと変えていました。
それは何か? というと、自分のお店、売場の商品を

「どんなお客さまに勧めるか?」

明確に考えた売場を作ることが必要なのです。
お客さまの客層が増えるから・・・
「これも置いとこ、あれも置いとこ」 という売場は、どっちつかずの売場って 「なんだかゴチャゴチャしている」って思わせるだけで、買う気が下がってしまうのです。
年始も昔と違って、お店も営業されるので、お客さまの買物パターンは変わっていると思います。
ただ年末年始は特別な時期なので、お客さまも忙しい時期。

●そんなことを考えるのにたいせつなのは・・・

5W2H

を踏まえて・・・
・この商品をいつも買物してくれるこのお客さまにおススメしたい。
・もっとこの商品の良さを知ってほしい。
・この商品を買えば、こんな楽しみがあることをお届けする。

現在では、普通の販売の時でもそんなことを考える必要がある。

●5W2Hとは?

・WHEN (いつ)  →商品の展開のタイミング、季節、時間
・WHERE(どこで)→展開場所、ウインドウ、店頭、店奥
・WHO  (誰に) →最も買ってほしいお客さま層
・WHAT (何を) →対象の商品、商品特性、商品内容
・WHY  (なぜ) →商品のお届け理由
・HOW MANIY(いくつ)→商品の量、陳列数、在庫数
・HOW TO(どうする)→商品の展開、陳列方法

「これ売れたら儲けもの!!」という

・スケベ根性丸出しの売場
・まったく日ごろと変わらない売場

だまされたと思って、変えてみて下さい。

クリスマスより初詣は、このファッションで!! などで、進めた方が、小さなお店では防寒物が売れるかも?

「お客さまに、この商品を、ぜひお届けしたい」

って商品に絞り込んで、お客さまの目にしっかり入るように、コトPOPをつけて売場を作って下さい。
私も若い頃は、売場の商品が欠品しないように管理したものですが、売れ筋Cランク以下の商品は、年末は売れない。
だから後方に思い切って引いたものです。

それよりお客さまにおススメしたい商品のフェースを広げたり、関連商品の多面展開で

「これでもか!!」

ってやるくらいがちょうどよかったです。
そんな売場作りができる季節なのです。そしてお店の個性が出る季節。

「仮説」➡「実行」

売場作りを楽しんで下さい。

ブログを最後まで読んでいただきありがとうございます。
私の売場での実際の経験からまとめているので、参考になれば、ぜひ売場作って、やってみて下さい。

「売れない」って言ってるより、まず実行です。やってみてね (笑)

売り切る売場が増えるのは、楽しいこと。
そんな売場作っていきませんか?