冬至にかぼちゃを売るか?会話の場をお届けするか?

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

昨日は 「冬至(とうじ)」 でしたね。
●冬至って・・・
1年で一番昼が短く、夜が長い一日なのです。
昼が短いということは、太陽から送られるエネルギーが一番弱まる日ということです。だから冬至を境に

運気が上昇してくる節目

なのです。
昨日、かぼちゃを買うついでに、各お店の冬至売場でも見てみようと思い、回ってみました。
●私があるスーパーに 「冬至」売場企画を提案していた頃は・・・

・「運盛り」 と言って「ん」がふたつ入る食材を強化して展開する
・冬至ナマコのように寒くなって「旬」の商品を強化して展開する

など、企画を提案して、販促ツールをデザインして展開させていただいていました。そんな経験から感じたことを、ブログにサクッとまとめてみました。

二年前の冬至の日のあるスーパーの「ゆず」の展開です。きちんと「ゆず湯」で冬至を楽しむコトPOPが展開されていました。

昨日、かぼちゃを買いに行って感じたのは・・・
「かぼちゃ」「ゆず」を「本日は冬至」というPOPヘッダータイトルだけで、コトPOPもなく、プライスカードでのみ販売しているお店が多かったなぁ? 昔の画像ですが、こんな感じ!!

「かぼちゃ」「ゆず」といっただけで、売場の面白みが欠けていました。

「モノ」「プライス」 の価値でしか?

売場を作っていないお店が多かった。
そんなお店って・・・ やっぱ静か!! お客さまは、黙々とショッピングカゴに必要な商品のみ入れていっている姿

ちょっと寂しかったなぁ?!

でもあるお店でお母さんと子どもさんの会話が小耳にはさみながら聞いていると・・・

「売場って会話が生まれるテーマパークじゃないといけない」

って感じました。
それは 「ん」 のつく野菜売場での会話です。

数年前には、こんなPOPがきちんと展開され、お買い上げ点数も上がったし、売場では、会話があったものです。


「今日って 『ん』 がふたつ入っているものを食べると、運気が上がるんだって・・・ れんこん、いんげん、にんじん、どんな料理作ろうかな?」

「にんじん嫌いだから、イヤ~」
「食べたら、病気もしないんだぞ~」

って、売場で親子の会話が弾んでいるのです。
笑ってしまったのが、子どもさんは 「ん」が二文字入っているお菓子の名前を上げたりして、お母さんは、苦笑いしながら、ショッピングカートをおしながら買物をしていました。

そんな姿を見ていて、私が作りたい売場は、こんな親子の会話が弾む売場だなぁ~!!

だって買物している人も楽しいし、売場の人もお客さまが笑いながら買物されていたら楽しいものです。
笑いがあるということは、楽しいから衝動買いも増えるかもしれません。
ということは

「お買い上げ点数が上がる」

ということです。
楽しくない売場は、頭の中にメモされている必要なモノだけを買って帰られる。だからそんな仕掛作りが昨日、売場をまわっていて感じたことです。

昨年のブログですが・・・
「12月22日は冬至!!なぜかぼちゃを食べるんだろう?」
https://itoh.undine-noah.com/?p=2873

って、ブログも参考に読んでいただければ参考になると考えます。

毎年、残念なのは、うなぎとセットでかぼちゃを売ればいいのに!!
ってことです。単価も上がるんだけどなぁ?

いい仕掛けだと考えるんだけど (笑)

売上確保に苦戦しているとメディアで見たりするのですが、プライスカードだけの売場では楽しくないので 「買い上げ点数」 も上がりません。

ちょっと手を掛けて、売場をしっかり作りませんか?
手が足らなければ、駆け付け参上しますよ (笑) なんちゃって

ブログを最後まで目を通してもらってありがとうございます。
参考になる部分は、どんどん活用して下さいね。

実際、私が経験済みのことですから、わからない部分はお気軽におたずね下さい。

クリスマスこそ、親子の会話が弾む売場が必要です。
今一度、仕掛けのチェックをして下さいね。 (笑)