大阪都構想って、民間企業では当然取り組んでいること

先日、道を歩いていたら、テレビでよく聞いたりする声が耳に飛び込んできた。行ってみると・・・松井大阪知事と橋本大阪市長が、タウンミーティングをされていました。
私の会社も、西成区役所の真ん前の建物に、事務所があるので、新聞やニュースで 「大阪都」構想 について若干、耳にしていたので、ご本人たちの説明を聞いてみようと思い、立ち止まって聴衆に交じって、話しを聞きました。

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おふたりの話しを聞いていて、感じたことを記しておきたいと思います。まず、まっさきに感じたのは・・・

新聞、テレビのニュース、ネットニュースなどの報道機関は、事実を正確に伝えてほしいと思いました。

この「大阪都」構想に対して、それぞれの報道機関によって、伝え方が様々異なっていたので・・・

いったい、どの情報を信頼したいのか? わからない。

媒体A、媒体B・・・いろいろな経路があって、その経路には、コメンテーターがいて、コメンテーターがおふたりの話しに尾びれをつける。
尾びれって・・・けっこう好きなコメンテーターなら、左右されてしまいます。
だからおふたりは、自分たちの思いを伝えるために、こうやってタウンミーティングという形で、各地を回っておられるのかな? って感じました。 現在、ネットが発達している状況ですから、ネットを使えば、思いは伝えられます。
ただ、直接、話しを聞いた 「思いの熱さ」 は、ネットでは伝わりませんし、ふたりの話しを実際、聞いてみると、とてもわかりやすかったです。

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「大阪都」構想って・・・ 新聞報道だけを見れば、いろいろな図があったりして、また橋本さんが、何か言っているな!!というくらいの気持ちで「点」 でしかとらえていませんでした。
ただ「大阪府」 と 「大阪市」 の責任者が一体化して、 「大阪の二重行政について」 しっかり説明されているところに意義があるんじゃないか? と思います。
でもこれって・・・ 民間企業では、会社の内容を少しでも良くするために経費の見直しをしたり、業務のやり方を見直したりして、少しでも社員に利益還元できるようにやっていることです。
アベノミックスで、社員の給与を上げなさい!! そうすれば、会社の税負担など優遇しますよという 「おいしい餌」 をぶらさげて、促進しようとしています。
でも中小企業の経営者って、みんながそうであると言えませんが、従業員の待遇改善は、常に考えて、

「従業員からまたうっとうしいこと」 言いやがってと思われながらも、会社をうまく運営して、従業員の待遇改善を少しでも良くしようと、常、日頃、模索しながら努力しているんです。

おふたりの話しも、報道では、 「点」 だけとらえてしか耳に入ってこないので、つながらない時があります。
橋本は、「口が悪い」「ワンマン」などいろいろ言われますが、大阪をよくするために頑張っておられると思います。

トップは、批判されるために存在する。
でも批判されながらも、自分の思うことはやり抜く。

おふたりもそうだと思います。トップでいることは、とてもストレスが溜まると想定しますが、頑張っておられるなぁ?と思います。別に私は、維新の会を応援しているわけでもありません。
普通の会社なら、二重に経費などが出ていく時は、どちらがより効果をあげられるか? 考えて、お金を投入すると思います。
たとえば・・・説明を聞いていて、過去の負債で

大阪府 大阪市
図書館 中央図書館 191億円 中央図書館 162億円
体育館 体育館  56億円 中央体育館 487億円
インテリジェントオフィス りんくうゲートタワービル 659億円 ワールドトレードセンタービル 1193億円

同じ機能を持った設備を、大阪府、大阪市で管理している。
それを過去の方は、責任の所在がわからないようにお金を使っているとのこと。私たちの税金を投入して、やっていることで、普通の会社なら、不要な部分を削除して、経営をスリム化していくはずです。
「府」 と 「市」 が同じような機能をこなしていくのではなく、おふたりで

「大阪府」 の役割は、ここ。 「大阪市」 の役割は、ここ。
と明確にすることによって、経営方向を明確にしていこうと説明されていました。

仕事の役割分担なんて、どこの会社でもしていること。

していない方がおかしい。それに伴う配置転換やリストラは、民間企業では、苦渋の選択でしていることです。そういうことをやろうとしている 「大阪都」 構想ですから、真意を知って、よく考えてみる必要があるなぁ? って感じました。
アイルランドの問題のように、 「民意に問う」 って言うのも、いいと思います。この民意に問うことは、日本の政治のやり方が、変わるものだと思います。

私たちの支払っている税金ですから、きちんと私たちが、生活をしやすいように使っていただきたい。民間企業が、メンバーが頑張ってくれた利益を、きちんとメンバーの頑張りを評価して、渡していく・・・
昔の良き時代は、年功序列などの配慮があった時代もあります。
でも、現在は、頑張ってくれた人をきちんと評価するようにしないと本人のモチベーションも上がってこないですね。

今日も長々と話にお付き合いいただきありがとうございました。