折り込みチラシのランチ画像、食べたくなるように見えるか? | 売場作っちゃう仕掛人

7月に入り気温もうなぎ上り急上昇し、買物に行くのが億劫な季節になってきました。そんな季節に入ったので、ファーストフードやランチ屋さんの折り込みチラシが多く入る季節になりました。

そんな折り込みチラシを見ていると、デザインや訴求ポイントも様々で、並べてみてみると面白いなぁー!! って思いました。そんなことをブログにまとめてみました。

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気温が上がってくると揚げ物や煮込み料理は、暑いので家で作ることは低下し、その分惣菜などの利用率が高まったりするものです。このチラシのように、ワンポイントでとんかつの画像が、2グリットのサイズで挿し込まれたりすると、単に画像、プライス、スペック表示だけのチラシより効果があるものです。

食品の生鮮食品の画像もそうですが、弁当、ランチなども 暑さで食欲もダウンする時期に、 チラシの画像、コピーを見た人が

●食べたくなる
●調理に入れたくなる

ような モチベーションを抱くような「画像」「コピー」が必要なのではないか? と思いました。

やはり折り込みチラシがただ画像・プライスを表示しただけの、シズル感がないチラシ構成だと、やはり「行ってみよう!!」「利用してみよう!!」 というモチベーションの高揚にはつながらないと思います。

●ほか弁チェーン店

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7月8月限定の新発売の「ザ・幕の内」をメインに訴求されています。パッと見はいろいろなお弁当が、均等に羅列されていて見やすいのですが、あまりおいしそうには見えません。上のガストのランチのとんかつのように、幕の内弁当のこだわりなどを表示できればいいですね。たとえば半夏生などもあって「たこ」に対して、興味は上がっているので、明石産の「たこ」にこだわった「たこ入りさつま揚げ」とか?

メニューって、他のほか弁チェーン店を利用しても、そんなに大差はないと思います。そしたら差別化で「価格安く」か? というとイタチごっこ参加表明につながります。

折り込みチラシの40種のお弁当のこだわりポイントを

常套句でない言葉で訴求すればいいのでは?

●回転寿司

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回転寿司屋さんで「シャリカレーうどん」写真を見ても、揚げたてのシャリ感とコピーに表現されている「新感覚の揚げシャリ」って何? って、画像がシズル感あるので興味を持っちゃいます。
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丼モノもシズル感ある画像です。ただ「ベジョータ」って言葉がこの折り込みチラシを見ただけでは伝わりにくいということです。

ベジョータって何? ということになります・・・
イベリコ種の豚でも、穀物飼料主体で育てられたセポと呼ばれる種。ベジョータは「どんぐり(セイヨウヒイラギガシ、コルクガシの実)」を食べて育った豚のようです。
特に飼育法が 放牧 されて育っているので、肉が赤身が強く乳酸菌が高く、熟成することで脂肪との親和性が高くなり味わい深い肉になるようです。

そんな肉を使った「イベリコ豚丼」が330円。

どうして価格下げるんだろう?

って思っちゃいます。価格下げて、お客さまに来てもらって、点数アップで売上が確保できるからだろうか?
この折り込みチラシを見ると食べたくなっちゃいますね。

●ガスト

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ガストの画像も食材のシズル感がよく出ています。ハンバーグの画像にもっとジュウジュウアツアツ感があればいいのですが、でも価格も1000円割るくらいの価格でいいのではないでしょうか? またこのチラシがクーポンになっているのもいいですね。

こうやって折り込みチラシをみてみると・・・

ただ単に「誰に?」食べてほしいのか? 目的もなく折り込んでいるチラシは、訴えかけるモノが感じられないものですね。

やはり折り込みチラシは「招待状」ってお伝えしているように、お客さまに思いが伝わらないとせっかくの高額な制作折り込み経費も水の泡ですね。