ここ数週間の新聞折り込みチラシを見ていると、「信州産」の商品 が訴求されているのが目につきます。
勝手に思うのですが・・・
信州と言えば「真田」の里
今年の大河ドラマ「真田丸」もヒットしているのですから「真田」に引っ掛けた企画表現ができないものかな?
って仕掛けを考えることが好きならおは思っちゃいます。
やはりチラシを見ていると・・・
信州の風景画像や野菜のみずみずしさが伝わってくる画像を使って制作されていると夏の暑さも厳しく、絶好調と言えるような毎日なので、清涼感が伝わってきます。
そんなチラシを見ているとこのお店に買物に行ってみようかな?
って、モチベーションにつながったりするものです。
食品でも特に生鮮三品・・・「農産」「畜産」「水産」というカテゴリーの商品は、売場はもちろんですが、チラシでも「鮮度が命」だと思います。 そんなことをブログにまとめてみました。
野菜前線ってご存知でない方が多いのではないでしょうか?
野菜前線とは・・・
たとえば、農産物の「じゃがいも」を例にして考えて見ると
初春は九州の鹿児島、長崎で収穫がスタートして、店頭に「鹿児島産」「長崎産」新じゃがいもで並び始めます。そして日本列島を北上しながら関東の神奈川、千葉、茨城産・・・
そして生産量いちばんの北海道に9月くらいに上がっていくのです。わかりやすいのは「桜前線」をイメージしていただければ、わかりやすいと思います。
野菜の収穫も「旬の野菜前線」で、南北に長い日本列島を季節の移り変わりとともに収穫できる産地も少しづつ北上していくのです。
この野菜前線が、毎年この季節くらいになると「信州」に訪れているので、この時期になると「信州フェア」が、企画として盛り込まれるのです。
やはり地域催事ですから、地方のこの時期に旬な生鮮食品、銘産品などを売場にわかりやすく並べてほしいなぁー
AスーパーとBスーパー
たとえばレタスを比較した場合、Aスーパーは 1玉 98円でとてもシズル感ある告知をされています。Bスーパーは 1玉 138円。
Aスーパーより40円高いのですが、Bスーパーのレタスの画像はいつもチラシで使っている画像を使っているので、Aスーパーのチラシと見比べれば高いというイメージしかないのです。
でもAスーパーのチラシを見ていると、98円という売価設定でなくても らおは売れると思います。
これが逆の価格 Aスーパー 138円、Bスーパー 98円でも売れると思います。
さて新聞折り込みチラシをお客さまが見て来ていただきました。
ここからが問題です。
売場を見てみると、レタス、ブロッコリーは葉物野菜、ぶなしめじはキノコのコーナーにという感じで、農産売場のそれぞれのカテゴリーに分かれて、陳列されているのです。
買物をするお客さまからすれば「信州フェア」というくくりで売場を作ってもらって、チラシ外の旬な野菜を訴求してもらった方が買物はしやすいのです。
変にマグネットを意識し過ぎていませんか?
と思うのです。
今のお客さまは目的外でお店に来られているので、お店がこうやって歩いてほしいというマグネット通りには歩いていないと思います。
このチラシを見ていると、暑いうだるような毎日。
キーンとひんやりしたのどごしさわやかな信州そば
が食べたくなります。
このチラシのコピー「香り高いそば」より、お客さまの生活を意識したコピーにした方がお客さまには通じやすいと思います。
らおもひんやりしたそばが、今食べたいですから・・・
それぞれ有名だと思う商品を数多く載せておられるのですが、画像も小さ過ぎて、チラシから伝わるおいしさも半減って感じです。
どうせなら、もう少し絞り込んで、チラシに掲載されない商品は、売場でコトPOPなどをつけて訴求したいものです。
地域催事は、現地に行かないと食べられないものも多く、こうやって企画で商品を集めて展開していただくのは楽しいのです。
でもシズル感や旬のイメージコピーは大切だと思います。
だって、お客さまは、チラシを見て売場に来られるわけですから。できればチラシだけではなく、しっかり商品の価値が伝わるような売場を作りたいものです。