先日、新入生の頃のことを思い出してブログにまとめました。
そんなことを思っていたら、お客さまとの打ち合わせで、下りた京阪・寝屋川駅。
「そうだー!!」という感慨深いお店が駅前にあります。
それは1986年・・・これまた30年目の話しです。
入社して3年経過して新店オープンの売場の責任者の経験をさせていただいたことです。
今、振り返ってもおもしろい経験をこのお店でいろいろ勉強させていただきました。
京阪寝屋川駅前の
「アドバンス寝屋川」
アドバンスとは 「進展する」「発展する」 の意味で、寝屋川市の 「進む街づくり」 の一環として建てられたお店です。
このお店は売上を作ることで苦戦しました。
でも3年目社員で経験できないことをたくさん経験させていただきました。
そんなことをブログにサクッとまとめました。
新店オープンなんて・・・
3年目で?
当時、もっともっとできる諸先輩方がいたのに、自分がオープンを担当するとは思ってもいなかった。
らおは5階のフロアで、寝具インテリア、家庭家電などで構成されたフロアで、「ビューティ&ヘルス」「キッチンショップ」「ホーム?」 何だっけかな?ショップ名忘れた (笑)
3ショップを兼任して経験させていただきました。
新店オープンする場合には当然、周辺のお客さまの層、来店手段などの調査をしてお店の売場の構成、商品の品揃えなどを考えてオープンさせるもの。
●アドバンス寝屋川のオープンは・・・
「冒険し過ぎたんじゃない?」かな
って思います。
アドバンスがオープンした頃は、JR京都駅前の「アンバンティ」がお客さまに気に入ってもらい好調に推移していました。
でもアバンティは、ヤングの店です。
アドバンスは、ニューサーティと当時言われていた団塊の世代とその子供たちをターゲットに設定 して、お店が作られました。
アドバンス2号館に食品スーパーが入っていた関係からか?
オープン時は食品売場がありませんでした。
地下には「フードコート」という今式に言えば「バル」と言った感じのファーストフードのお店が立ち並んでいるフロアがありました。
駅前店と言うことで、駐車場がありませんでした。
駐車場がなくても、京阪電車の通勤の乗降客、またバスや電車での来店客を見込んでいたのですが、このお客さまが皆無でした。
特に「電車帰りの乗降客」
この読み違えが大きく狂ったんじゃないかな?
この当時は、雑貨関係では「東急ハンズ」「LOFT」などがけっこう人気で、アドバンスも価格的には、来店されるお客さまに合わないアッパーの商品を品揃えしていました。
そんなお店ですが、オープンの3日間は、ものすごかった!!
お客さまがいっぱい来られて、品出しするのもたいへん。
オープンしたのが、11月だったので、ちょうど気温も下がって、季節商品が良く売れたように覚えています。
土鍋でもすごく高い商品が売れました。
でも4日目から、売り出し商品がなくなっていく中、どんどんお客さまが減っていく。
新店オープンの経験が初めてだったのでこんなものかな?
とも思っていました。
でもオープン店舗の予算って、投資を回収していかなければならないので高いのです。この乖離がとても気になっていました。
どんなにあがいても数値クリアできない!!
すぐ近くに、今月末で歴史に幕を引かれるグリーンモールで親しまれてきたジャスコ寝屋川店があります。現在は、Aeonモールですが・・・!!
やはり土日は、車で行けるのでジャスコに行かれるのです。
量販店にとって、土日で売上を確保して、平日はそこそこの売上ウエイトを確保する。その土日の売上の山に、3年間ながら慣れていたので、アドバンスでの山がない売上推移には悩みました。
ましてらおの売場は、5階と言う多層階の一番上。
必要な人しか商品を見に来られない、買いにこられないという売場でした。いくら消耗雑貨があっても、5階まで洗濯洗剤、トイレットペーパー買いに来る人は一握り。
それに買ってもかさばるので、持って帰るのもたいへん。
●駐車場がない
●多層階の一番上
●客層とマッチしていない商品構成
オープン前教育で、リサーチの結果やオープンコンセプトなどを聞きましたが、全然、ズレている。そんなお店でしたが
でもねー!!
このアドバンス寝屋川店を経験していなかったら、他のお店の方といっしょです。
売れなかったから、あれやこれや勉強させていただいたので、
今でも、感謝していますー (笑)
でもお店を出店する時には、リサーチの結果の判断次第で、このようなことになるので、しっかり分析判断したいものです。
つたないブログですが、今回もお付き合いいただきありがとうございます。売れなくても、勉強させてもらってるんだって思って、 笑顔でGO!! です。
笑顔のないお店にお客さまは来られないですよ。 (笑)