季節変わりのおしゃれは「足もと」から? | 売場を作っちゃう仕掛人

まだ夏の日射しが強い日が続いていますね。
熱中症などの健康管理だけは注意したいものです。
我慢せずに、調子が悪いなぁーと思ったら、クールダウンを考える。

そんな季節に、お店の衣料品売場はどんどん秋物演出に変更されいます。でもこれだけ気温が高い日が続くと、秋物は売れにくいでしょうね。

でもこんな季節に、らおが街中をウォッチングする時に注意することがあります。
それは

季節の変わり目のおしゃれは「足もと」

から始まるという格言ぽい言葉があります。
なので 街中を歩く人の足もとを見て歩いています。
なぜ? って、シャツやボトムスはまだ暑い日が続いているので秋物にはちょっと早い。
でも足もとは、ファッションに敏感な方は、パンプスとショートブーツの間くらいの「ルーティ」や「ショートブーツ」を履いたりしているのです。

そんな人の足もとを見ながら、いろいろネットでも書かれているトレンドと照らし合わせたりして、売場での演出提案などに利用しています。そんなことサクッとブログにまとめてみました。

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靴屋さんの壁面まわりで、今年の新作などのPOPをつけてブーツが並び始めました。でもただ「新作」というPOPだけでなく、今年の新作の「ここが優れている」「ファッションのポイント」などちょっと工夫したいですね。「新作」だけではお客さまにお店の方の気持ちは伝わらないものです。

新聞折り込みチラシでも

「秋」の〇〇〇〇〇

たとえば

●秋の新作ボトム
●秋の味覚
●秋の健康フェア
●最新秋スタイル などなど表現が多くなってきました。

季節商品とか?
新商品とか?

初めて売場に導入する商品には、抽象的なタイトルだけではなく

お客さまに商品やサービスを購入していただくために・・・
その商品の情報をしっかり告知していかないといけない。

今シーズン初めて売場に導入陳列して、お客さまは売場に来て初めてその商品を知るわけです。おススメPOPもつけず、特に演出もせず「秋物入荷」のPOPだけでは、お客さまも売場を素通りしてしまうだけだ と思います。

売場にはアイキャッチが必要なのです。

余程、ファッション雑誌を読んでいる人は「今年はこのファッションで・・・!!」と思っているわけです。売場でも、ファッション雑誌に掲載されているような商品があれば、立ち止まると思います。
でもそんな人がすべてではないですから、おススメなどの情報をきちんと告知してお届けしたいわけです。

たとえば・・・

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8月後半のこの時期は、各スーパーとも「秋の新作ボトム」というテーマで告知されます。でもお客さまからすれば、なぜ「秋の新作ボトム」だけでは伝わらないと思います。一番左の無地スカンツであれば、「ゆったりした着心地で柔らかくシワになりにくい」ではなく、「今年のトレンドカラーの「テラコッタ」の無地スカンツ。着るだけで今っぽい。」

せっかくチラシの画像などは、トレンドカラーなどをおさえて告知しているのですから

お客さまは、チラシの画像見ればわかるやろ!!

と思ってチラシを制作していませんか?
ちょっとしたコメントを添えるだけでお客さまの興味も変わるものです。

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ユニクロのチラシですが、ボトムスでも「ジョガーパンツ」「イージーパンツ」「ジーンズ」と分けて、お客さまにこのボトムスの仕様はこんな形で作られているので、こんな特徴があるとか?履き心地は?コーデはこんな形で? 組み合わせればいいよー!!などが告知されています。

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秋のトレンドカラーも「テラコッタ」「ボルドー」「ワントーン」と3つに分けて、着こなしコーデ、商品のおススメポイントなどを告知しています。ただチラシサイズがB4でこれだけの商品と情報量なので、細かくて見にくい感じです。

紳士のボトムスも

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紳士のボトムスも「ジョガーパンツ」「ジーンズ」「チノ」という形で訴求されています。ジーンズなどでは「手作業による本格加工に注目!」「希少価値のあるプレミア素材!」とか?特におススメしたいポイントなどは、窓で抜き出して告知しています。

このチラシは、文字が小さいので見にくいのですが、ファッションど素人のらおでも窓でそれぞれのおススメポイントを抜き出して告知して、ポイントを告知しているので、わかりやすいです。

商品を選ぶポイントなどの知識にも活用できるのでいいですね。

情報をチラシで告知して与える

ことで、もしかしたら ユニクロで商品を購入されないかもしれません が、この商品よりいい商品が見つからなければ、きっともどって来られるんじゃないかな?

もどって来られたお客さまは商品への信頼もさらに高まって、企業イメージも向上するのではないでしょうか?

誰に情報を伝えて、商品をお届けしたのか?

明確にして考えたいものです。

季節の変わり目は、おしゃれは足もとに注意しながら、売場の演出やおススメポイントの告知に利用したいものです。

つたないブログですが、お付き合いありがとうございます。
今年はどんな秋物楽しむかな?そんなこと考えると楽しい気持ちになって自然と笑顔につながるものですね。