チラシは伝えるものじゃなくて、読まれて役割を果たすもの (笑)

こんにちは!!  売り切る売り場仕掛人  伊藤匠です

今週末もたくさんのチラシが入ってました。
ただ見てるとお客様に「うちの店、お買得商品満載だから買ってなのか?」伝えたいことがわからないー!!
同じようなチラシがこんなに入っていたら、普通のお客様は見ないんじゃないかな?! 私は興味があるので1枚1枚見るけど、でも内容がほぼ同じなのでうんざりしてくる。

そんなチラシは費用対効果を考えると『無意味!!』

チラシの役割はお客様に今週はこんな楽しい商品を揃えたので、見に行こうって興味を持ってもらうこと。そんな商品情報をお伝えして、お客様の「行動スイッチ」を入れること が大切だと思います。

やはりお客様に思わず行ってみようという気にさせるチラシそんなチラシについてブログにサクッとまとめていました

フォーマルファッション専門店2店のチラシです。お店はまったく違うのにメインテーマはいっしょ。お客様にどううつるだろうか?

チラシを見ていると画像のようにお店は違うけど内容はいっしょ!! そんなチラシが同じ業態を比べて見るとよくわかりますが、折り込まれています。

例えば お客様がこのチラシを見たときにこのお店に行ってみよう!! と言う気持ちになるでしょうか? チラシを見てると「安いよ安いよ!!買って買って!!」と言うことを伝えたいそんな思いは感じられます。でも実際お客様の立場で考えた時に果たしてこのチラシをしっかり見るでしょうか?

制作者は答えはわかっているはず!!

●そんなことを考えたときにチラシは・・・

・単に伝えるものじゃなくて
・本と同じように読んでもらえる

ものにしないと見てもらえないと考えます。

例えば上の画像のビジネススーツ専門店であればフレッシャーズ応援フェアのテーマで2店とも展開されています。また同じように半額クーポンご利用で『半額』と告知訴求ポイントもお店は違うのに全く同じタイトルで訴求されています。
このように 同じようなチラシが同じ日に同じ商品で入ってるとお客様読むでしょうか?
うちのお店のスーツは、ここが違うんだということを細かく説明した方がお客様も折り込みチラシを広げて見ると考えます。

決算をキーに「応援特価」「超特価」商品を比べて見ても、どっちのお店に行ってもいっしょ!!って感じです。

家電専門店のチラシも大きなくくりのタイトルは「決算〇〇」となっています。内容もこの時期は新生活の需要が高まりますのでそのような商品を中心に告知訴求されています。
お客様がこのチラシを見たときにこのお店に行く 『スイッチ』 が入るでしょうか?

大手スーパーも同じように並べて見ると「ポイントの囲い込み」でしかないのです。

総合スーパーの食品売り場のチラシの内容もポイントでのお客様の囲い込み訴求をメインにされています。
チラシの表のメインは日替わりのお買い得商品で同じようにチラシが制作されています。同じ日に申し合わせたように「ポイントの囲い込み」!!

チラシを見ても行く理由がないので、近くの店でいいじゃんってことになります。(笑)

こんな感じーー!!
業績が悪いのは、景気のせいにしているけど、実際は、お客様にあなたのお店に行かないといけない理由が伝わっていないから。
大きなお金を使っているのに、もったいないですね。
週末って、束のようにいろいろな業態のチラシが入っています。そんな競争率の激しい日に、競合と同じようなチラシを広域に巻く必要があるのか? 新聞を広げて、チラシ1枚1枚を見るでしょうか?

そんなことを考えるとやはりお店側のお買い得商品を伝えたい想いは理解できますが、でもお客様のこころの行動のスイッチは入らないのです。

だからお客様にチラシを読んでいただかないとチラシの本来の役割は果たされない。

そのためにキャッチコピーを工夫しないといけない。

お客様にチラシが読まれて、このチラシを見てみようと言う気持ちにさせなければいけないと考えます。

以前のブログでもお話ししましたように、お店がコモディティー化になってるようにチラシもいろいろな画像を紹介しましたが、コモデティになってしまっています。

だからお客様も特別にお店に行ってみようと言う感情を起こさないわけです。

チラシの反応率は0.2パーセントそんな時代に同じようなチラシを織り込んでいていいのでしょうか?

チラシ本来の役割!!

折り込みチラシに興味を持ってもらうこと。
興味をもらってチラシを読んでもらうこと。
そしてお店に来てもらうこと。

そんなチラシを制作して織り込んでいきたいものです。

最後までブログを読んでいただきありがとうございます。
お店で仕事されてる皆さんがお客様と楽しく仕事ができるお役に立てれば、うれしいなぁ?!
チラシの制作の相談もお気軽に (笑)