お店で、販売するシナリオを作ると楽しくなるよ!

こんにちは売り切る売場仕掛け人 伊藤匠です

3月になり気温が徐々に上がってきました。
三寒四温・・・春はもうそこまで!!そんな季節なりました。
3月は、進級進学、移動の季節とよく言われます。
進学や職場の部署の異動、お店の移動などなど新しい生活がスタートし、それに伴いお客様が商品を買って、取り揃えたりすることが多くなる季節でもあります。
そんなことを考えていると企画のシナリオって必要だなぁ?そんなことブログにサクッとまとめてみました。

春は大好きな季節。だって冬のモノ悲しい風景な一挙に花や緑があふれる活き活きした季節だから (笑)

私が経験した強烈な新生活の売場は、京都の白梅町店でした。
当時、白梅町店のすぐ近くに立命館大学がありましたので、地方から出てきた人がひとり暮らしするために、必要なモノを、3月28日から3日間に集中して買物に来られました。

この3日間の1日の売上が『500万』!!

ほんと単日で、鍋、茶碗、物干スタンド、掃除用品やらこの3日間に集中する。3日間で、1500万越え!!
そんな強烈な新生活売場の経験をしました。でも思い出すと・・・

『楽しい』!!

特に、私の売場では、バターナイフ!!
きっと「え」って思われるかもしれませんが、品出しがたいへんでした。バターナイフが以上に売れた。
それと物干スタンド、アイロン台、ゴミ箱

とにかく学生さんは1人居住まいをするために一通りの必要なものの買い物をされます。
なぜ三日間に集中したか?
というと入学式が「4月1日」いっしょに来ている親御さんが、翌日に帰るから、親心で、子供のために必要なモノは買って行こうってことです。

新生活で真っ先に売れたモノわかります?それは「照明」と「カーテン」でした (笑)

一年目は、とにかく単品の売れる量が予測できなかったので、追いかけ発注ばかり。欠品も多かった。
翌年は、反省を生かして・・・

・まず期間の大まかな流れの計画を立てた。
・計画に合わせて、お客様の動きでストーリーを組んだ。
・ストーリーに売場が欠品することなく、運営できるシナリオを作った。
シナリオは売場のスタッフに知ってもらった。

そんなことを白梅町店の新生活という超忙しい時にやってた。

超忙しいから、スタッフも走り回っている。
走り回っている時に、いかに楽しくするか?
そのために 『販売計画』 というシナリオを作った。
売場も、毎年進化させて、お客様の買物スタイルに合うように考えて、昨年と同じものを昨年と同じように陳列していなかった。

新聞折り込みチラシもそうなのですが、昨年、売れていないのに今年もほぼ同じ企画を訴求している。
そんなことを考えると、昨年の反省を踏まえて、今年らしい売り方をするためのシナリオが必要だと考えます。

どうして売れてもいない企画を今年もするんだろう (笑)

だからシナリオをきちんと持って売場を作ること。

売場に自分の意思を入れること!!

新聞折り込みチラシや売場のポップなどもそうですが、商品名、プライスだけではお客様は商品を手に取っていない時代になっています。どうしてかと言うと売場が面白くないからです。

昨年と同じ時期になるとあまり指示されなかった売場が昨年と同じように作られる。
売場にプラスαがない。

やはりお客様も飽きてしまっているのでわざわざ商品を買ってまで楽しもうと思わない時代に、そんな売場を作っていてもダメだと考えます

だからお客様にお店のことに興味を持ってもらうためにしっかりとシナリオが必要だと考えます。
どういうことかというと例えばチラシ1つとっても前回のブログでお話ししましたように、お店の伝えたい事が他のお店でもまったく同じように制作されている。
だからお客様は、チラシ1つとってもじっくり見ないと考えられます。違いが伝わらないわけですから、お客様からしたら近くの店で買物するのが手っ取り早いわけです

チラシの内容が同じように売場もどのお店に行ってもそんなに変わらない売り場が作られているわけです。お客様に商品をお買い上げいただいて普段楽しんでいただくために・・・

販売計画というか販売のシナリオを考えてみる必要があるんじゃないかなと考えます。

またお店のスタッフが売り場を作るのに楽しんでやっておられるでしょうか? やはりスタッフの気持ちが売場に現れるもので、楽しみながら作った売場はいろいろ工夫されているわけです。それが売り場に現れるので、ポップ1つとってもお客様が興味を示して商品を手に取るポップっていうのがスーパーの売場ではあまり見られません。やはり扱っている商品に興味を持って売場を作ることが大切だなぁ考えます。

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。
お店の販売シナリオ作ってみると楽しいものです。それをもとにスタッフと話しを膨らますことができればいいですね!

そこにチームワークが生まれます (笑)