先週、超久々に買物に行ったお店がある。
そこで驚いたことがあります。
それはテナント専門店スペースの空きが増えていたこと。
ちょっと寂しかった。
昔、地元に密着していた市場がそうだった。
大手スーパーの出店と共に、市場からどんどんお店が抜けていく。同じようなことが、大きなスーパーでも起こっているということだ。僕はスーパーで働いてきて育ってきた。
お店の淘汰がさらに進んでいること。
そんなお店の姿を見ると残念でたまらない。
そんな状態を見た時に、経験から真っ先に浮かんだのが
「業者催事の活用」「食品総菜コーナーと連携した活用」を考えてみました。
今までお店があったトコが休憩室になっていた。店内にはそんなスペースはあるんだけどなぁ?
ここ数年のことだが、地元密着というコトで、急増しているのが食品スーパーだ。僕の家の近く徒歩5分くらいのトコにできた。
夜の12時までやっているので、会社帰りでも買い物ができる。
だから便利だ。
そんな結果、普通の買物もコトが足りるので、このお店から足が遠のいたひとりだ。
おそらくあっちこっちに新しい食品スーパーが出来て、影響があったんだろうなぁ~
5年くらい前は、駐車場がいっぱいで、周辺道路は大渋滞する程、混雑したお店なのに、今の姿はちょっと寂しい。
何が寂しいかというと、テナントスペースの空きが目立ったこと。
テナントスペースに空きが多いというコトは、お客様のお店離れもある。それだけじゃなくてお店に入るテナントと言われるショップからも入店するほどの魅力がなくなったコト。
商店街のシャッター化も問題だが、中小規模のお店の空きスペース問題も深刻なように感じる。8ヵ月前は、1,2店舗分くらいだった空きスペースも、先週見てみたら、もっとひどくなっている。
リーシングにも問題はあるかも?
●リーシングと言うのは、
例えばこの話しの専門店ゾーンであれば、適切なテナントを空きスペースに誘致して、計画を立案、実行し、出店契約に至る迄のプロセスのこと。
でもお店もビジネスをしている。
お客様が来なければ、ビジネスがなりたたない。
家賃を払ってお店が成り立たないからきっと歯抜けになっているんだろうなぁ~
どうしたらいいんだろう?
って考えた時、僕の経験からお届けできるのは
お店の販売計画をしっかり考えて、空きスペースをイベントスペースとして利用するコト。
例えば、京阪枚方市駅の中央出口を出たスペースで、最近、よくスポット催事をしている。
このスポット催事に、電車の乗降客が多いこともあるが、多くのお客様が商品を手に取って楽しんでおられる。
僕も季節の端境期になるとフロアの責任者から「
伊藤くん、この期間、イベント業者入れてよ!!」
って言われた。
「100円均一」「器市」「金物市」などのイベント業者に催事コーナーをお願いして売場を作った。
●業者催事の場合・・・
売上に対して、仕入れ○○%、利益は○○%という
消化仕入れという形式を取っていた。
僕の時代には、現在のようにロードサイドに「ダイソー」「セリア」などのお店がなかった時代だった。
100円均一の催事はめちゃ売れたー!!
かつお客様も切れないほど、お客様が集まった。
レジは全部100円なので数えるだけなんだけど、お客様が切れることがなかったのでしんどかった。
一番の魅力は『在庫を持たなくていい』
ということ。
在庫を持たなくて、売場の品出しも担当業者さんがやってくれたので、その辺は助かった。
だから空きスペースが増えるとお店の魅力がなくなるので
期間限定イベント業者に空きスペースをレンタルして
お店ににぎわいを作ること。
当然、自店で扱っている商品でバッティングする商品もあるでしょうが、まずにぎわいを復活させてほしいなぁ~
お店がわいわいがやがやにぎわっていると
人が人を呼ぶから・・・(笑)
それと駅前店なら、最近イオンさんでもやっている食品でも生鮮三品に大きなスペースを割くのではなく、
●総菜売場を充実させて、隣接するように飲食コーナーを作るコト。
僕は会社の帰りによく枚方のT-SITEで買物します。
総菜コーナーの前の飲食コーナーをのぞいてみると食べている人けっこういる。
どうしてだろうと考えたら・・・
「飲食店で食べるより安いし」
「飲食コーナーには、温めるレンジもあるし」
「家でゴミも出ないし」
って感じで、にぎわってるんじゃないかな?
でもね~
総菜売場から離れているスペースにそんなスペースを作ってもダメ。
空きスペースの使い方。考えてみると、新たなビジネスチャンスが転がっていて楽しい仕事ができそうだなぁ~~♬