こんにちは~ ♬
売り切る売場仕掛人 匠(たくちゃん)です。
昨日、平成の松下村塾「たもしかい」に参加させていただきました。
● たもしかいの理念は・・・
「貢献」!!
たもしかいは、自分以外の参加者のために、自分自身、何が出来るか? 参加された方みなさんで、アドバイスをいただける。
相手の立場になって、いっしょになって考えるステキな会でした。
たもしかいで、僕の現況を聞いていただき
第三者の目でアドバイスをいただくととても新鮮でした。
自分の目で、見ているとどうしても現実をおさえた視野になってしまう。
そんな中で、とても勉強なったのが・・・
会社のスタッフの方がトップ画像のような状況の中
会社には遊び心が大切って話し(笑)
自分が経験してきたリアル店舗の話しから進めていくと
ネットでモノが売れ始めてからリアル店舗は、売上が悪化した。
自分の会社に影響を与える競合が出てくるとあたふたするのは、いつの時代もどんな会社でも変わらないこと。
でも営業数値の悪化を競合のせいにしちゃたんですね。
僕は、営業数値の責任は、外ではなく、必ず内にあると考える。
会社の売上のパイが減ることを前提に、利益を算出することに注力してきた結果の悪化ではないだろうか?
どういったことか?
営業利益確保の選択を、手っ取り早い方法を選んだというコト。
経費の削減だ。
・人件費の削減。
・一般経費の削減。
・販売促進経費の削減。
各経費を削減しても、まだ数字が合わない。
だから一斉に赤字店舗を閉鎖した。
● 会社は、営業利益を確保するために・・・
どんどん最適化していった(笑)
営業利益をフォーカスしたために、削減した経費の中に、削減してはいけない経費があったのではないだろうか?
僕は、人件費と販売促進費と考える。
たとえば、商品の取り扱いの有無、商品の位置を聞きたい場合、
スタッフの方を探すとなかなか見つからない。
これは機会ロスにつながる。
また集客が目的の新聞折り込みチラシも減った。
お客様に今週のお買得などを案内して、来てもらうツールなのにお客様が減っているのに、集客しなくていいのかな?
この二つの経費は、営業利益面から考えた時・・・
費用対効果から考えると無駄なように見える。
でもギリギリまで減らして・・・
いざ必要になった時に
人が必要なのに、募集しても来ない。
逆に、人不足だと問題になっている。
でも現在の結果を招いたのは誰?
ってことです。
いくら業績が苦戦していても、
削ってはいけないコトがあるのです。
削る前に、将来の会社の姿をイメージして置かないと、
単なる結果で出ている数字がこうだから、バッサリいっちゃえとなる。
その前に将来のビジョンをしっかりイメージして
必要なモノ、不必要なモノを判断すべきだ。
そこが会社経営のおもしろさ(笑)
そこで考えたいのが・・・
「遊び心」!!
お店のスタッフの方って、ほんと一生懸命働かれています。
でもひとりの方の守備範囲が広くなりすぎて、手が回らないことが、売場に商品が出ていなかったり、歯抜けになっている原因ではないでしょうか?
僕が大手スーパーに在籍していた頃は、実に楽しかったです。
自分がお客様にお届けしたい商品をどうやったら、お客様の目に止まって、手に取ってもらって、カゴに入れてもらうか?
そんなことを考えながら、売場を作っていると楽しかった。
今のスタッフの方には、そんなこと考えている暇がない。
だから売場には遊びのような仕掛けがない
仕掛けがないから売場を回遊しながら買物しても面白くない
だから必要なものを買って帰るしかない
そんな悪循環が起こっている。
売場を管理する人も楽しくなければ、お客様が楽しむ売場なんてできるわけがない。
それは会社も同じです。
数字でがんじがらめにされると楽しくない。
楽しくないから、工夫もしない。
会社にとって、利益を上げるために、最適化するのはいいこと。
でも最適化しすぎるとギスギスしたおもしろくない会社になってしまう。