切り口次第で、お客様のニーズに適合する受験生応援商品!!

先週末、大学センター試験も終了し、今年度の大学入試も一般受験が本格的に始まる季節になりました。
各スーパーの食品売場では、クリスマス商戦終了後、受験生応援スナック菓子などが広がりました。二・三年前は、お正月が終わってから、売場で広がっていたのですが、昨年末、大手スーパーでは、クリスマスが終わってから、関連商品が大きく面を取って展開されています。各スーパーとも拡大して展開されたということは、きっとお客様のニーズがあるからでしょう。
またクリスマスの後からバレンタインデーまでの端境期の販促企画 としても売上が確保できるので、各社、広げられたのではないでしょうか?

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売場では、「勝つ」「受かる」といった縁起の良い語呂合わせの商品を特別仕様のパッケージで販売され、昨年、大きく売上が伸びたとされる「ハロウィン」 も同様に、特別仕様のパッケージで販売されていました。
今後、食品メーカーでは、社会行事、食品記念日などを分析され、この受験生と同じような企画展開が可能な場合は、特別仕様パッケージなどの販促手法で、新規マーケット開拓をしていかれるのは、有効なのではないでしょうか?

売場でも・・・

インスタントラーメン ラーメン食べて、するっと 通る 受験生
ごはんレトルトパック カレーを食べて、試験に 受カレー!
ネスレ キットカットミニ キットカットで、きっと 勝つ!
惣菜・手作りロースカツ カツカレーで、試験に 勝つ!
いよかん 良い予感 がする!
ウインナー これで Winner!
納豆 Never give UP!

などなど、売場でも語呂合わせやダジャレを考えたりして、けっこう微笑ましい演出展開になっています。

新聞でも記事が掲載されていましたが、このような食品売場で受験生応援商品が展開され始めたのが、平成13年に、明治製菓がスナック菓子の「カール」を「受かる」に引っ掛けて、「ウカール」と名前を変えて展開されたのが始まりのようです。
富士経済によると、関連菓子類などの市場規模は、23年間で、40億円超 に達しているそうです。昨年のハロウィンは、バレンタインデーの売上を抜いたりした? 報道もありましたし・・・ こんなマーケットは、まだまだフォーカスの仕方で、 ニーズの切り口の発掘 はできそうです。

食品商品以外でも、スープなどを入れたりするフードポット、サーモス、暖かくする肩当てなどいろいろなグッズが他業種でも広がっており、寒い冬に追い込みで頑張っている受験生を応援する便利なグッズが発売されています。

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また今年目立つのが、昨年5月に、MMD研究所から、2014年4月に携帯端末購入に関する調査結果が発表されました。同調査報告によると、2014年4月のスマートフォン所有率は56.5%、10代の所有率は84.5%だったというという結果が報告されました。その結果が、示す通り、10代の10人中8人は、スマホを持っているというこです。
そのような現実を踏まえ、 スマホに対応した応援の仕掛けが充実しています。

江崎グリコ 「受かるじゃが」 で、スマホ英単語学習アプリ「ラーニングドラゴン英単語3300」が無料使用できる。
東ハト 「カナエルコーン」で、「カナエルV神社」を開設。

など、パッケージに印刷されているQRコードをスマホで読み取って、商品パッケージのシリアルナンバーを入力したりすれば、サービスが受けられるシステムを導入されています。
やはりここでも商品を購入していただき、 「ネット」 の誘導です。
現状を分析し、お客様のニーズに商品やサービスを適合させていく。 まだまだこのようなニーズが、日本古来からの風習、社会行事、お客様の生活スタイルを見直した時に、発掘されるのではないでしょうか?

大学受験だけでなく、高校受験、中学受験などなどお受験は、これから本番、受験生のみなさんは必死に頑張っておられると思います。
体調管理に十分に留意しつつ、志望校合格を勝ち取ってほしいと強く願っています。 がんばれ!

今日も長々とお話しにお付き合いいただきありがとうございました。
今日もガンバ~!!