今日は、「雨水」ですね。ひな人形の売場で思ったこと | 売場を作っちゃえる販促アドバイザー

今日は、「雨水」ですね。
雨水といっても、二十四節気などに興味のある方は、ご存知でしょうが、興味ない方は、まったく知らないのが普通だと思います。

ただ、女のお子様がおられる方は、ご存知かもしれないですね。
雨水とひな人形のつながり、また売場作りについて、ブログにまとめてみたいなぁ?

ひなまつり01

お正月明けくらいから、総合スーパーのイベントコーナーなどで、ひな人形の販売を展開されていたのを、日頃、スーパーを利用されている方は、きっと見かけられたと思います。

昔、大阪であれば、よくひな人形や五月人形なら、松屋町筋の「○○○」というコマーシャルが流れていました。
最近では、あまり見なくなりましたし、人形の町といわれていた松屋町筋も、あっちこっちに当時の面影を残していますが、昔のような人形店の町の活気は、ありません。

ひな人形や五月人形の販売が、総合スーパーで、拡大展開されるようになって、まだそんなに経っていないと思います。

ただ、人形専門店なら、いろいろなことを教えてくれる販売員がいるのですが、総合スーパーには、そんな方が不在です。

セルフ販売のような売場で、声をかければ、あまり知識のない販売員が出てくる。

このような商品は、価格本意のお客さまもおられると思いますが、接客をして、思いを伝えなければいけない商品だと思います。

売場にただ陳列して展開は・・・?

ひなまつり04 ひなまつり03

売場には、このようなPOPが展開されています。でもたいせつな娘さんの幸せを祈って、このひな人形をおすすめしますというPOPを見かけないのは、高価な商品だけに残念です。

話しが、売場のことになってしまいましたが・・・
今日、「雨水」も、ひな人形ととてもかかわりのある大切な日なのです。でも売場では、あまり告知は、されていません。

昔から風習といえば、そうですが・・・

「お雛様は、雨水の日に飾り始めるといい」

といわれています。今日は、そんな日なのです。

雨水は、2月19日頃から啓蟄までの期間 で、2016年は、2月19日から3月5日にあたります。

この日から、雪が雨に変わり、春に向かっていく節目 といわれています。

これから

春になっていくよ-!!

という日で、昔は、雨水をさかいに、農作業の準備を始めたりした日なのです。

お雛様を飾ると良いといわれるのは、この日に飾ると・・・

良縁に恵まれる

といわれているからなのです。

なぜ良縁なの?

この日をさかいに春に向かっていくということで、草木も芽吹き、山の雪も解け始め、川に流れていきます。

新緑が芽吹くように、良い縁が芽吹く

昔からのいい伝えですが、「水は命の源であるとされ、母と考えられてきました」 なので、水を祀っている神社って、けっこう全国各地にあります。
水の神様は、子宝の神様、安産の神様とされている地域もあります。

最近では、結婚されない方が多いような報道もあります。
結婚だけが、幸せでないですが・・・

やはり親の願いは、すくすくと健康に、楽しく、幸せになっていく人生を過ごしてほしいなぁ?!

とそんな思いを、それぞれの人形に託して、お客さまは購入されるわけですから、お客さまにそんな思いを伝える売場を作っていきたいものです。
ある総合スーパーの売場では・・・

ひなまつり02

「雨水」の日の告知POPは、一部展開されいました。
ただ文字数が多いので、お客さまからすれば、アイキャッチで目に入ってくるのは、「雨水」という文字だけです。

ただセルフサービスで、消費税を入れれば、約13万円くらいする ひな人形 を販売しようとすれば、品名プライスだけのPOPではなく、そのひな人形のワンポイントおすすめPOPが必要だな? 

総合スーパーの非食品の売上も苦戦しているので、新カテゴリーの切り口で売場の展開をするのは当然でしょうが・・・

たとえば、ひな人形を買っていただいたら、こんなひな人形を囲んでこんな楽しみがあって、娘さんの幸せを願って、こんないいことがあるというような思いを伝えていきたいものですね。

各社、人を減らしたり、販促経費削減して利益確保して短期勝負するのもいいでしょうが・・・

リアル店舗は、お客さまの指示があって、成り立つこと、魅力を忘れたらダメですね。 (^^)