チラシを作る時は、自分がチラシを見て行きたくなるものにしたい

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

毎日、たくさんの新聞折り込みチラシが入っています。
ふと思ったのですが、チラシをパッと見た時に、どれだけの人が行きたくなるんだろう?

折り込みチラシを見ていても、そのお店に行って買いたくなるようなモチベーションが上がるものってほとんどないですね。
ただボーっと見るだけ、だから売場もチラシ表現とマッチしていないことが多い。

折り込みチラシを制作している人は・・・

●チラシの見やすさ
●商品を買いたくなる画像、コピー

など考えて、お客さまと打ち合わせしてこだわっているのかな?
たとえば

制作者という立場ではなく、自分が新聞を開いて、チラシを見た時のイメージを描いているのだろうか?
そんなことをブログにまとめてみました。

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黄ベタの紙にいろいろなトマトの画像・商品名・プライスが紹介されています。この時期、いろいろなトマトが店頭に並んでいるので、食べたくなるものです。「トマトを買うなら〇〇〇〇へ」とコピーがついています。売場でも選択肢が広がっているのに、このチラシを見てトマトが買いたくなるだろうか?

このチラシを朝、新聞を開いてこの折り込みチラシを見た時に「トマトか?」 と思いました。

8種類のトマトを掲載している意味が見た方に伝わるのかな? 

と思いました。4色印刷でもないので、赤いトマトのシズル感も伝わることもなく、もし伝わるとしたら「商品名」「売価」のみ!

このチラシも価格的な制約があったのか?
そこは制作していないのでわかりませんが、仮に売場で「トマトフェア」と表現されているなら、お客さまが利用したくなるように、8種類もトマトを掲載されているわけですから、せめて

ワンポイントのおすすめコピーでも必要なんじゃないかな?

って、このチラシを見た時に感じました。

チラシはお客さまを売場に案内する招待状
これじゃ、思いが伝わらない!!

最近、チラシを見ていて「いいなぁー」と思うチラシがあります。それはある総合スーパーの売り込み商品の訴求です。

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このチラシは、6/23に入っていたもので、各スーパーとも果物売場の全面で、スイカと共にさくらんぼの「佐藤錦」を拡大して展開していました。佐藤錦と言えば、宝石に例えられるほど、人気商品です。ガラスの鉢に盛り付けて、実際、山形で撮影されたか?わかりませんが、木になっている佐藤錦の画像が張り付けられています。

売場の方は、できればさくらんぼとアメリカンチェリーが多少取り扱っていた時期なので、島陳列か? エンド陳列で演出してほしかったなぁ? と思いました。

せっかく、商品を売り込んでいるのに、残念でした。
下の画像の「金沢すいか」
サクサクとした食感と水分豊富なシズル感あっていいなぁー
って思いました。

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この金沢スイカも青空が広がっているスイカ畑の画像・・・夏っていう感じを醸し出して、金沢スイカの生育状況が紹介されていて、スイカの食感が告知されています。画像とピッタリで、サクサクとした歯ざわりとシズル感が伝わってきます。

時期的に、果物コーナーでは「ブドウ」「桃」が広がりつつある時期です。先週末は、青空が広がり、気温も上がっていたので、水分豊富なスイカってピッタリでした。

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こちらは鳥取県産などの国内産スイカという告知です。「種が少なくて食べやすいおいしいスイカです。」というコピーがついていますが、カットされているスイカの画像を見ると「種、多いじゃん」と感じました。

このスイカの「種が少ない」というコピーは、ブロックスイカのみにかかるのか? パッと見、よくわからない状態でした。

やはり見られるお客さまの目を意識して、チラシ1回にかかる費用は大きなものだと思います。
せっかく新聞に折り込んでも、今までお話ししてきたように昨年と同じような商品を惰性で掲載してもお客さまに思いは伝わらないのです。

たとえばトマトをとらえてもお客さまの選択肢は、広がりすぎて、どれを選ぶか? 面倒くさいそんな状況で、トマトを買ってほしいなら、もっと工夫しないとチラシは見ないものです。

お客さまに思いが伝わるチラシで案内して、売場で買物をしていただきたいものですね。

どの商品を取っても、SKU数は広がりすぎているので、そんな選択肢が広がっている中で、利用してもらえるようなチラシや売場を作ってほしいものです。