お店の売場の入口でどうして「一礼」するの?

こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。

今朝ネットニュースを見ていたら、中国からインバウンドで日本に遊びに来られたお客さまが、日本のお店の売場への入り口で、一礼されるスタッフの姿に驚かれたことに中国メディアが取り上げているニュースに目が止まった。

そう言えば、らおも

バックルームから売場に入る時は
「いらっしゃいませー!!」

売場からバックルームに戻る時は
「ありがとうございましたー!!」

って一礼やりました。
海外から遊びに来られて、お店で買い物をしていて、こんな姿を見たら驚かれるでしょうね。海外では、こんな習慣ないですもんね。そんなことをブログにまとめてみました。

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売場には、バックルームから入る入口が、ポイント、ポイントで設置されています。らおもよくやったのですが、品出しで台車などを利用していると、台車で扉を押して、バックルームの扉の向こうには人がいたりして、扉でゴッツンしたりしました。

ニュースの内容は・・・
中国メディアで「彼らは一体誰に敬礼しているのか?」という報道で、東京・新宿の百貨店の食品売場の様子を撮影した動画も掲載されていたようです。
動画の中で「興味深い敬礼の習慣を見つけた」ということで、従業員がバックルームに戻る際に必ず売場の方を向いて一礼してから扉を開けて戻っていく光景。これはみな必ず一礼している。
そんな姿を紹介され、話題になっているそうです。

らおがお世話になって働いていた総合スーパーでは、こんな入口での動作含め「SLU(サービスレベルアップ)」って言ってました。
そんな活動なのですが、らおはフロアーのSLUの責任者委員になっていて、導入当初は、普段していなかったことを定着させるのですから、指導してもなかなかやってくれなかったものです。

でも今では定着して、どのお店でも見かける姿になりました。

この活動は、当初、イトーヨーカドーさんが始められたものでした。やはり当時のイトーヨーカドーさんは「業革」という名のもとに、お客さま第一主義で「商品」「サービス」「設備」とどんどん改善されていきました。

そんなイトーヨーカドーさんの成功例を、やはり各社とも「いいところ」はすぐ吸収して役立てようとした時代だったので、すぐにらおが勤務していたスーパーでも導入して取り組み始めました。

「でも、定着しないんですよー!!」

やはりその頃は役職がついているものの先輩社員もいたり、ベテランのパートさんもいたりで「どうしてやらなければいけないの?」と言った感じで、煙たがられました。

でも店長、フロア長からは「できてないやんか?」と言われたりして、それならもっとトップダウンしてよー!!
と思いながら、今では時が経過して蓄積されて、今の現状に至っていると思います。

海外の方から見れば、普段、見られない光景です。
でも海外の日本企業のお店では、そんな姿も見るので、定着すればいいですね。

どうして一礼するようになったのか?

売場はお客さまの利用していただくところなので、神社などと同じように神域のように神聖なところ。
またお買物していただくお客さまに

「感謝をこめて、気持ちよく買い物をしていただくために、一礼しましょう!!」

ということで、サービスレベル向上の一環として取り組みました。そこで記憶を頼って、この一礼のポイントを4つまとめてみると

●ポイント1「笑顔」

一礼する時は「笑顔ー!!」
商品の品出しなどで出入りすることが多いので、笑顔をよく忘れるんですよね。仏頂面で「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」と言われても、お買物されているお客さまが見ても、あまり気分がいいものではありません。

●ポイント2「あいさつはボリュームを上げて」

よく蚊の鳴くような声で一礼されるスタッフもいました。
お客さまに感謝を伝えるということでは、伝わるように言わなけれいけないですね。
単に言いなさいと言われたから「やる」というのではなく、やはりお客さまに伝わらないとだめですよねー!!

●ポイント3「扉は自分の方に引いて」

後方から売場に出る時に、もしかしたら買物されているお客さまがおられたら、お客さまに扉があたる可能性があります。
逆に売場かバックルームに入る時は、売場に業務に出ようとしているスタッフがいるかもしれません。
だから扉を押して入るのではなく、自分の方に引いて入ることを心掛ければいいのです。

●ポイント4「ゲームにしちゃうことです」

これって不思議なんですね。
「やって」「やって」と指導するより、スタッフが楽しくやれるようにゲームのようにしちゃうと思ったより早く定着しちゃうものです。
現在でも電車に乗ったりすると、スマホでゲームをしている人を良く見かけます。その人たちの年齢を見ているとすごく幅広いのです。
けっこう何でも活用できて、効果的で早く定着する方法だとらおは、この方法を思います。