コンビニの700円くじは? 売上アップの販促 | 売場を作っちゃう仕掛人

昨日、テレビを見ていたらおもしろいことを放送していた。
普段、じっくりテレビを見ないらおも釘付けになって見てました。

さんまさんは昔から大好きな方なので、さんまさんの番組は良く見ます。その番組は

「ほんまでっかTV」

昨日は 「日常に潜むマインドコントロール」 について放送されていました。
マインドコントロールと言えば、ちょっと難しい話しかな? と思っていたのですが・・・
番組では流通評論家の渡辺広明さんが、マインドコントロールとは企業戦略の一つ。

その中で

「各コンビニで展開されている700円以上買うとくじが引けるキャンペーン」

について説明していたので、こんなからくりか? と理解できたのでサクッとブログにまとめてみました。

konnbini02
街を歩けば、コンビニにあたる。各社ともドミナント戦略のもと、コンビニを出店されているので、ほんと大阪市内は、歩けば、街角にコンビニがある状態です。

この番組を見ながら 「なるほどなぁー?」
流通評論家などと言う仕事が存在するとは思っていなかった のですが、言われることは、事実に基づいてお話しされているので、納得でした。
と言いながら・・・

「マインドコントロール」されていたのかもしれませんね。

●売上高は

売上高= 数量 ✖ 単価

なのです。
お店の場合でしたら 「お客さまのお買い上げ点数」 ✖ 「お買い上げ平均単価」 なのです。
販売促進は、どちらかの項目を上げるためにしているわけです。

現状のように価格安くして、お買い上げも多くなればいいのですが、お買い上げ点数も下がっている時代。
だから業績もアップしてこないのです。
そんなことをずっと続けている。

でもコンビニがすごいと思ったのは、

コンビニで1人のお客さまが買う金額は、平均610円

だそうです。
そこでこの話しの内容が、くじとの関連で、ピーンときた人はすごいと思います。

そこで売上をアップさせるために「販促」なのです。

販促は、安売りすることが販促ではないのです。
安売りは次につながりません。でもこの企画は次につながる。

らおは、ローソン、セブンイレブン、ファミマと言ったコンビニが、

「700円」

と言った中途半端な金額をくじの対象金額にするのか?
わからなかったです。
でも平均お買い上げ金額が、610円と聞いてわかりました。

現在610円の平均単価を700円にしたいー!!

ってことなんだ。
店によって、お客さまの平均単価は微妙に異なると思いますが、ひとりのお客さまが90円も単価が上がれば、全店にすれば大きな売り上げ増につながります。
ということは

客単価をあげて売上を伸ばしている

ということです。
総合スーパーが業績がしんどい中で、安売りせずに、売上を伸ばすのは、当然、利益も確保しているわけです。

特に考えているのは、もう少しで700円ーー!!
くじの金額まで、あとちょっとなんだけどというお客さま様の心理をくすぐるように、レジの横に甘いモノを置いていること。
売場の中では、買うのを控えていたのに、ついつい買ってしまうものです。

本来の販促や売場作りはこうでなくちゃいけない。
安売りして、利益を飛ばして、利益が確保できないから、経費も削減して、どんどん売場は貧相になっていく。

安売り=販促 じゃなくて

この週に売る商品、売場のテーマをしっかり持って、商品を売っていきたいものです。

ネットで検索していると、元コンビニに努めていた方のおもしろい記事を見つけました。

700円以上購入すると1枚くじが引けるフェアは「あともう一品買いませんか?」キャンペーン。
店舗によって当たりくじの入れ方が異なります。
・当たりくじを小出しにするパターン
・フェア初日に当たりくじをかなり入れるパターン
などあります。
当りくじを小出しにするお店は、毎日当りが発生するようにコントロールしたいから。
フェア当日にドバっと当りを入れるお店は、日ごろのリピーターさんに当りを引いてほしいから

ということで、フランチャイズなのでお店によって異なるようです。

つたないブログにいつもお付き合いいただきありがとうございます。マインドコントロールされていると言えばそうですが、お店の方も利益をきちんと確保しながら売場を作っていきたいですね。

売り切る売場を作って、笑顔でGO!! ですね。