価格に敏感な人は追っかけって知ってますか? | 売場を作っちゃう仕掛人

8月も後半になりましたね。
売場では「売りつくし」「Final BARGAIN」など夏物売りつくしの季節になりました。

「秋」を意識する季節なってきました。

でも6月後半のバーゲンスタートから「クリアランス」「売りつくし」というストーリー!!

この時期は、ほんと 価格がメインの売場 です。
食品売場もお盆が終わって、どこも同じような売場を作っています。

らおも売場にいて経験しましたが、お客さまって

●この商品ならここが安い
●バーコードを読むだけで価格比較ができるアプリ

などがあって、価格が安い店って知っているのです。
だからコモディティ戦争に入るととことんイタチごっこをしながら、お客さまに情報を届けないといけないのです。
それも売場を作っていても楽しくない「価格情報」
そんなことをブログにまとめてみました。

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このお店は、夏物の売りつくし商品をパブリックスペース一カ所に集めて展開していました。このように固めて販売した方が売れるんですよね。通常のお店は、一カ所にかためずに、売場でポロポロと展開しています。

価格優先のお客さまやバーゲンハンターって、けっこう価格に敏感で、いろいろなお店を、ほんとうにうまく利用されています。

なぜこれができるか?

小売業って、実績主義で、ほぼ昨年と同時期に同じような売場販促や催事を行われるのです。お客さまもその辺はよく心得ていて

「もうすぐバーゲンだ!!」
「もう少し待てば、売りつくしで、もう一段安くなる」
「もうそろそろこの商品が特売で安くなる」

って、知ってるんですね。
うちの亡き母でも、そうだったので、だいたい特売などはストーリーを知っておられるのです。

もうそろそろコーヒー安くなる

って、だからそんなお客さまって、価格の安いお店で商品を購入されるので、

固定客にならない方なのです。
だから価格の追っかけー!!

って表現がいいのか? 生活防衛と言ったらいいのか?
それがコモディティ化の環境で、お客さまが優先されている価値の一つなのです。

でもお店をやっている限りは、お馴染みさんのような固定客の方とお付き合いしていきたいですね。

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バーゲンの立ち上がりで、いきなり MAX80%!!価格安いでお客さまを躍らせても、立ち上がりはお客さまが利用しても、時間が経過すれば、関心度も低下する。

価格ばかりお客さまにお届けしているので、本来、来てほしいお客さまに来てもらっていないのが、ほんとうの姿ではないでしょうか? そんなお客さまが来られないから・・・

うちのお店の価値は「価格安い」!!

そんなイタチごっこをしているから、本来、来てほしいお客さまが来られないのです。

まず来てほしいお客さまに、どんな商品を届けたいか?どんなサービス情報を届けたら来てくれるか?

本気で考えてみませんか?
安売りしていても他も安くするので、ほんと本来確保できる利益を飛ばすだけです。

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売上が低下するほど、反比例して、売場の価格訴求のPOPは増える。それも安売りの赤と黄色で・・・
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売場を見ても、価格情報だけ。シャンプー、コンデショナーなら、この暑い夏におススメする商品もあるのではないでしょうか?売場の大半を占める定番と言われる商品。お店が対象と思われるお客さま向けの商品にコトPOPをつけてみてもいいのではないでしょうか?

上のふたつのお店の画像をみてもそんなに大差ないでしょう?

逆にお店の方に考えてほしいのは、こんな大差のない商品の提供の中で

差別化って無駄だ!! 無理だ!!

と知ってほしいことです。
均一環境といわれるコモディティ環境の中で、価格で差別化するなんて物まねの環境だから難しい ということです。

ならどうしたらいいのか?

自分のお店に来てほしいお客さまに情報をお届けすることです。

それは新聞折り込みチラシもひとつ、売場のPOPもひとつ
ひとつひとつが、積み重なって、お客さまに情報をお届けする。

そんなお店って、売場作っていても楽しくないですか?

安くしないと売れない商品を重点的に売る売場を作るより、楽しみながら作った売場の方がお客さまにはこころが届き、伝わるものです。

つたないブログですが、お付き合いいただきありがとうございます。
まずコモディティの売場から脱出しましょう。
だってそんなお店を作っていると楽しくて笑顔でいけるから・・・
笑顔でGO!! ですね。 (笑)