農産売場では、ブドウの横にハウスみかんが並ぶようになってきました。売場に中国産ながらも松茸が並んで、みかんが並ぶ時期になってくると秋をさらに感じる季節になってきました。
と言っても、まだ気温が高い日が続いています。
みかんと言えば・・・
思い出したことがあります。ひとつのことを思い出すと芋づる式に、過去の思い出って浮かんでくるものですね。わいわい先生が#(ハッシュタグ)で「ルーツ」ってつけておられたので、まさにルーツ。
●ルーツ(roots)とは
「根、起源、始祖、祖先、原点、由来」
のこと。みかんと言えば、らおがスーパーの入社試験の面接で質問に答えた中で、たとえで答えたもの。
そんなことをブログにサクッとまとめてみました。
学生時代に加工食品売場で、先入れ先出しをきちんとしていなかったので、売場の責任者の方から指導を受け、怒られました。
●先入れ先出しって・・・
賞味期限の古いものから順に販売する
ということで、商品がゴンドラの棚に並んでいたとします。
らおが品出しする時にやっていたのは、現在、棚に並んでいる商品を奥に押し込んで、入荷した新しい商品を前に並べる形で、賞味期限や入荷の古いモノがどんどん奥に入っていく形でした。
でも先入れ先出しは、古いモノを前に出して、新しいモノを後ろに並べていく形です。
週末にスーパーに買い物に行ってよく見ていると、年輩の方が、牛乳や納豆の売場で棚の奥から商品を選ぶ姿を見るので、お客さまは良く知っているなぁ? と思います。
話しが横道に逸れましたが・・・
腐ったミカンの話しですが、加工食品売場でソースや醤油が腐ることを学んで、生鮮食品こそ鮮度管理は重要だと感じました。
当時、みかん売場と言えば、今のように袋にサイズごとに入れて売られていたわけではなく、バラで山積みされていました。
このみかんの山は、先入れ先出しするわけでもなく、どんどん上に上に品出しされていたので、下の方のみかんって、やはり腐ってしまうものです。
●入社試験の最終の役員面接で・・・
「あなたはこの会社に入社したら、どんなことをやっていきたいですか?」
と聞かれました。
「私は枚方店の加工食品売場で、商品品出しのバイトをさせていただきました。その経験で、先入れ先出しが出来ていなかったので、賞味期限の古い商品が奥の方に入ってしまい。指導を受け反省しました。
そんなことを考えていたら、お客さまで買物に行った時に、農産売場のみかん売場で、腐ったみかんを見つけました。
やはり売場にこんな商品があるとすべての商品がそんなイメージに見えてしまいます。
私は、バイトをさせていただいた経験もあるし、商品鮮度を大切にして、お客さまに商品を販売することを楽しんでいきたいです。」
とお話ししました。
そんな経験があるので、入社当初から定番商品は在庫の維持が必要でしたが、季節商品は、そのシーズンで売り切ることを心掛けました。
らおが担当したのは、日用消耗品、化粧品、生活雑貨、家電でしたが、シーズンが終わったり、家電などモデルチェンジが季節ごとにあったりして、売れなければ、担当者によりますが、バックストックにしまい込んでしまう癖というか?習慣というか?
食品でなくても、衣料品でも、生活関連商品でも時期を逃すと腐らないのですが、鮮度が落ちてしまうのです。
「だから売り切らなければならない」
後方ストックに引かずに、商品価値があるうちに売り切ってしまう。
だから売り切ることって、お店ではとても大切なのです。
だって仕入れた以上、商品をお金に変えないといけないのです。
そんなことばかり考えてきたので
売り切る売場仕掛人
なのでしょう。
新入生で配属された時に、8月に中間決算棚卸がありました。
棚卸が終わった後、秋物を陳列するのですが、同時に夏モノの残を後方ストックに引いて、秋物を出す姿を見ました。
その商品は、また出されるのかな? と思っていたら、1年間後方で眠ったままでした。これってほんとに無駄だなー!!
1年後の夏に商品価値があって売れるのかな?
と思いました。
生活関連商品って・・・
商品腐らないからいいね!!
って言われるのですが、腐らないけど商品価値は下がるのです。
だから売り切るために
●販売期間
●販売数量
をしっかり考えないと余ってしまうのです。
どんな仕事でも販売期間を逃すと、腐ったみかんになってしまいます。そんなことを考えながら、楽しく売場を作っていきたいものです。
まず「売り切る」ことを心掛けたいものです。
つたないブログですが、お付き合いいただきありがとうございました。
後方に商品を下げると手間もかかるし・・・
売り切るって楽しいことなのです。笑顔で売場を作っちゃいましょう!!