「広告の品」は期間内で売り切るつもりで!!

明日から週末ですね。
8月は中間決算するお店が多いので、明日は束のようなチラシが新聞に折り込まれて届くかもしれません。

売場で最近よく見るのが、折り込みチラシ期間が終了しているのに先週の売り出し商品が、先週のチラシ売価のまま展開されていることです。これは

お客さまからすれば、ほんとありがたいことです。
でもお店の価格の信頼が無くなっちゃうのです。

せっかく安い値段で販売出来るよう商品を仕入て、チラシで訴求しても、チラシ期間が終わっても売価がそのままじゃー?!
そんなことをブログにサクッとまとめてみました。

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「広告の品」子機1台付いてデジタルFAXが、1万円を割って、8,980円って安かったんだなぁ? この画像は、昔のモノなので、現在はもっと高機能な商品が出ているんだろう?!

プライスカードのヘッダーに

「広告の品」「SALE」「お買い得品」

などがつけられているのをよく売場で見られると思います。

「広告の品」は、チラシ掲載期間だけってわかるのですが・・・
「SALE」「お買い得品」とか? は、いつまでとわかりにくい経験ないですか?

売場を見ていると先週のチラシ売価がそのまま継続されていることが多いことを一番初めにお話ししましたが・・・

らおは「広告の品」がチラシ販売期間が終われば、「お買い得品」にプライスカードのヘッダーを変更して、少し値段を上げて、通常より少し安い価格設定で商品を販売していました。

●ここからはお店のテクニックでおもしろい部分ですが・・・

広告の品・商品は、お店の伝票では、画像のFAXなら売価8,980円、原価〇、〇〇〇円で記載されています。
本部のバイヤーは仕入れ管理なので、原価が大切なのですが、お店は売価管理なのです。

だからいくらで売ったか?
「売価」マイナス「仕入れ値」で、粗利が出てきます。
これが差益高と言われるものになるのです。

お店は売価管理とお話ししたように、8,980円で入荷した商品を
たとえば、12,980円で販売したとしましょう。
そしたら4,000円の上乗せができるのです。
そして12,980円で、もし10台売れたとしたら、
4,000✖10= 「40,000円」の架空の利益 が生まれます。

よく本部からは、格上げ伝票を切るように言われたのですが(笑)

らおはこの利益を積み上げて、平日のどうしても売上のほしい時などにするタイムサービスなどの販促金」として管理していました。

なので、チラシ掲載期間が終われば、昔は、現在のようにPOSレジではなく、商品に売価のラベルシールをつけて販売していたので、ラベルシールをめくることを意識して、ラベラーを使用していました。

ただ現状は、チラシ商品の売価を継続して展開しているお店が多いので・・・

商売のおもしろ味

と言ったことから考えれば、残念だなぁー!!
これが楽しくておもしろいんだけどねー

ちょっと横道に逸れてしまいましたが・・・

●「広告の品」の位置づけって

普段 < 広告の品 < 企業セール販促
20個 < 100個  < 200個
298円  < 198円   < 158円

とセールの取り組みの重みによって、売価が変わってくるのですから陳列量も変わらないといけないと思います。

なのでたとえば158円にした場合、200個売れるという仮説をしっかり立てるべきなのです。ただ安いし、品切れしたらいけないから400個くらい持っておけと思って仕入れた場合、200個くらい商品が残ってくるのです。

だから売価を継続しなければならない。

期間中、何個?くらい売れるんだろうと仮説を立てることが大切!!

当然、読みを間違うと売り切るためにそのままの売価で売り切らないといけないし、売り切らないと次の商品を展開できないわけです。

この読みを繰り返しながらPI値(買上率)を上げる道標じゃないかな?

売り切らないと売場は変わっていかないのでマンネリ化するわけです。広告の品商品は、特にスポット買いなどの商品も多く、定番スペースで売り切る商品もあったりするので

●チラシ期間に売れる量を仕入れる
●チラシ期間が終われば、売価を戻して、利ザヤを稼いで、別販促に使う工夫をする

つたないブログですが、お付き合いありがとうございまいした。
お店で商品を売り切ることは楽しいことですね。笑顔でお客さまと接していきまよう!!