「おかあさん、これ買って・・・!!」

こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤 匠です。

第二日曜日は「枚方宿 くらわんか 五六市」

公園横の「枚方宿」の告知看板には、縦の「五六市」横断幕も!!

先月は、父の法要があったので行けなかったのですが、今月は行けたのですが、寒かった-- (笑)
でも前回の楽しさもあったので行ってきました。
五六市のお店やっている人も寒い中、ご苦労様って感じ。

前回も感じたのですが、この「五六市」という楽市楽座のようなイベント。小さな子どもさんを連れたファミリーの方が多いイベントです。
今回もグルメ、雑貨と個性派のお店が勢ぞろい。
展開スペースは、前回、行ったとこにお気にの店があると思っていたのですが、けっこう変わるのですね。

フラフラ歩いていると・・・

「おかあさん、これ買って・・・!!」

と子どもさんが言っているシーンをよく見掛けました。
おかあさんが決まって言っているのは

「今日は見るだけ!! って言ったでしょう」

子どもさんは、いっしょに歩いているお父さんに

「ねぇ、お父さん、買って・・・!!」
「いくら・・・」

最終的には、いっしょに来ているお父さんの財布が開いていました。
よく考えると、売上=客単価×点数 って公式から考えると、

お父さんがいるだけでお買い上げ点数が上がるのです。

そんなことを今のお店の売場にはめてみると、商品の売込みは熱心にされているのですが、そんな会話を導くような売場作りが欠落しているのではないでしょうか?
そんなお客さまの五六市での会話を聞きながら、サクッとブログにまとめて更新しました。

今日は淡路島の山田商店の変わりジャムを買っちゃいました。

この「枚方宿 くらわんか五六市」
いろんな個性派のお店が出ていて面白い。
年齢に関係ないおもしろさが、ファミリーを集客するイベントになっているのではないでしょうか?

男性が歩いていても、女性が歩いていても、子どもが歩いていても、立ち止まってしまう魅力がある。きっと月イチっていうのも魅力なのでしょう。

私が立ち止まってしまったのは・・・!?

いろいろなジャムが並んでいました。季節柄「ゆずのママレードジャム」がよく売れていまた。

淡路島から来られている山田商店のジャム屋さん。
クラッカーにつけて試食も出来ます。けっこう変わり種のジャムが揃っていました。やはり試食をすると買ってしまうものです。
店主の方と話していると、自然と歩いているお客さまが立ち止まって

「私もミルクティジャムひとつ」

って感じで売れるのです。
こんなイベントの時に大切なのは、子どもでも試食できる高さにコーナーを設置することなのです。

だって子どもさんが立ち止まって、試食すると親も立ち止まって、興味を示すもの。そうすればついつい買ってしまうものなのです。 (笑)

次に私が立ち止まったのは・・・
前回も利用した花屋さん。この花屋さんは、奈良の香芝にお店があるということで、前回も利用させていただきました。
この花屋さんの売場も目線が低いのです。

多肉植物が並ぶ、花屋さん。お店の一部を切り抜いて作ったようなお店です。

多肉植物にフィギュアがつけられていて、けっこう楽しいです。
目線も小学生低学年でも見やすい目の高さで売場が作られていました。

カバンにちょっとつける雑貨を扱っていたお店です。
お客さまがお客さまを呼ぶというのでしょうか? 子どもさんが楽しそうに話しているだけで、こんな状態。

昔も今も変わらないのは、売場にファミリーのコミュニケーションがあれば、お客さまは自然と集まるのです。

「おかあさん、これかわいい!!」
「ほんと!!おかあさんも探そう!!」
「これもいいね!!」

そんな会話が、歩いているお客さまを自然と売場に呼び込むのです。
スーパーで、こんな会話がありますか?
けっきょく親子で、5点購入していました。あかあさんだけでは、点数も上がらないですね。

もう一度、売上の公式を考えて下さい。

売上=客数 × 客単価

お店では、おかあさんだけ、おとうさんだけってターゲットを絞り込むと、客数は上がりません。でも、子どもさんといっしょに来れる売場を作ると自然と苦戦している売場も変わるのです。

そんな売場をいっしょになって考えさせていただいています。

五六市でもうひとつ感じたポイントがあります。
地産地消という面から農産物は、枚方の農家の商品かもしれません。
でもその他の商品は、けっこうあっちこっちから来られているお店の方なのです。

せっかく、枚方宿でするわけですから、枚方のお店にはちょっとしたワンポイントのロゴでもあればいいですね。
また来月も楽しみ!! ファミリーで行けるこんなイベントはいいですね。

10月に行った五六市の話題を集めたブログです。
よかったら、こちらもどうぞ--!! (笑)

●枚方宿 「くらわんか五六市」 は個性的なお店いっぱい
https://itoh.undine-noah.com/?p=6057

つたないブログにお付き合いいただきありがとうございます。
売り切る売場って、家族が集まって、買物を楽しむテーマーランドのような売場なのでしょう。