こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。
新聞を開いてみると折り込みチラシが火曜日なのに多くの枚数入ってました。
食品スーパーのチラシも当然入ってましたが、3月も中旬が近づいてきて、学習塾の春期講習、新年度生徒募集の内容のチラシが入ってました。そんなチラシを見て感じたことをブログにまとめていました
学習塾の折り込みチラシは、普段は見ないのですが、大量に入っていたので見てました。
5枚も入っていて、塾名は違うのにここまで内容が同じだとどうのなのでしょう?
『教育指導』というモノを「買って買って」という内容のチラシ (笑)
この折り込みチラシは、塾に通う子供さんにお届けしたいチラシではなく、学校の教育では足りないから、塾に行かせようと考えている親御さん、特に母親に「うちの学習塾はこんなにサービスが充実していますよ」ってことをお届けしたいチラシ。
そして子供さんの能力をアップさせますよ!!って、どのチラシも訴求している。
私も中学生の頃学習塾に行った事はあります。
振り返ってみると、うちの親は「塾に行きなさい」
と言ったことはなかった。
成績も下から数えた方が早い成績だったのに、兄弟二人とも親から勧められたことはない。私は、高校受験で必要だと感じたので、自分からお願いして、一度だけ行かせてもらった。
でも行って感じたのは、学校の授業と大差ないなぁ?って感じたから、一回でやめた。
ただ学校で勉強して、学習塾で同じような勉強して・・・
要は勉強の仕方がわからない人に勉強の仕方を教えてあげればいいんじゃないか?
そんなことを考えながら、チラシのキャッチコピーを見てみました。
・わかるまで、受かるまで、ともに。
・20点アップを保証
・新学期からの成績アップには「個別」が断然有利。
・個別講習10日間で、なんと!!ひとりなら5,000円
・一人ひとりの個性に合わせた充実の春休み集中学習プラン
と制作されていました。
内容は講習のコース説明と実際に成績アップした人の実例。
あくまでこのチラシを見てほしい人は、母親。
塾に行く本人ではないのです。
大半の子供さんって・・・
勉強が嫌い
だと考えます。私も嫌いでしたし・・・
成績アップしてほしいのは、子供の将来の幸せを願っている親の願望。子供さんが、このチラシを見ると、勉強ばかりさせられてたくさんの不安が増すばかりじゃないかな?
●私なら・・・
●『勉強嫌いな生徒募集』
勉強が嫌いなのは、学び方を知らないだけ。
学び方を学んで、あなたの可能性を引き出します。
●『ゲーム好きな生徒でも大丈夫』
ゲームをするな! とは言いません。勉強の合間に楽しめばいい
そんなゲームも楽しみながらできる勉強の仕方教えます。
ビジュアルもゲームを楽しんでいる子供さんの画像を使って、いかにも勉強嫌いな子供さんに見てもらうようなチラシのビジュアルにします。こんな一風変わったチラシビジュアルもあってもいいのではないでしょうか?
5枚のチラシを見ても、ほとんど構成、訴求ポイントも変わらないので、一枚見れば、他のチラシは流されてしまうと考えます。
これは他のお店などのチラシと同じなのですが・・・
均質化=コモディティ
ということです。
この塾に行きたいという思い、理由が、チラシをみて湧いてこないのです。けっきょくは、システム、実績のある大手に集中するのか? わかりませんが・・・?
「個性に合わせる」というコピーを使うなら、その辺をチラシで想いが届くように制作していかないとどうかな?
母親が喜ぶような成績アップ、勉強させますというようなチラシでは、本末転倒のようなイメージがあります。
勉強も楽しく学びたいものです (笑)
最後までブログをお読みいただきありがとうございます。
塾通いが当然のような世の中ですが、子供さんを信じてみるのもいいものです。