売り切る仕掛けは、すぐマネされちゃうんだよね(笑) 

先週、日経新聞を読んでいたら・・・

「コンビニ出店鈍化、大手3社の純増数半減へ 17年度拡大から採算重視に・・・」

って、記事が掲載されていました。
こんにちは!! 売り切る売場仕掛人 伊藤匠です。

コンビニも何年も前から、飽和状態がささやかれていた。
●近くにあると便利だけど・・・

・欲しい商品がない
・品薄、欠品が日常茶飯事

いつかはこんなニュースが流れるんだろうなぁーー!!
って考えていました。
特に最近は、限定品目の『安売り』が始まったので、百貨店、大手スーパーと同じようになるのではと危惧していました。
そんなことブログにまとめてみました。

よく説明する商品ライフサイクル。まさにコンビニ業態は、てっ辺から下っているところ。

コンビニは、地域を囲い込むために、ドミナント戦略などを取って、同じコンビニが、限定した地域を囲い込むように集中的に出店している。
こうすれば、物流面でもコストが抑えられるし、欠品面でも対応できているようです。

でも・・・

「この商品ないですか?」
「〇〇〇の店に行けばあると思うよ」

って、軽い感じで振られる。
大手スーパーの時は、お客様に案内するお店に電話して在庫の有無を聞いて対応した のですが、コンビニでは、オーナー違いもあるのか?
そこまで対応しないサラッとした感じ。

ここ数年、コンビニコーヒーが話題になって、コンビニ内に飲食するスペースまで設置して対応していました。

でも大手スーパーの方が、スペースは、売上の低迷と共に、テナントの退去などもあって、いくらでもスペースがある。

流行っていると思うと、大手スーパーの食品サービスコーナーの横にすぐに導入されていた。

よく商品の模倣品など海外の国をやり玉にあげるけど・・・
日本が戦後急成長したも、商品やシステムのものまねしたからではないのかな?!

その名残が、今もって残っている。

コンビニコーヒーがいい例だ。
あっちこっちのお店でコンビニコーヒー風サービスがあふれている。

●コンビニと言えば、今までは出店して、壊してという

「スクラップ&ビルド」

で伸びてきた。でもその効果がなくなってきたので、質を高めようという。でも私的には、

「品薄、欠品」

を改善するだけで、数字は変わってくると考えます。
そのために地域担当のフィルダーがフォロワーでいるはず。

そのシステムも大手スーパーでマネして活用しようとしているけど、うまくいってないんじゃないかな?
地域に応じた品揃えをすると言いながらできない。
それは、当然だと考えます。

だって、チェーンストアシステムから逸脱できない

本質をとらえず仕掛けを考えるからそうなってしまう。

●ここからがお伝えしたいことで・・・

マネする前に、まず自分のお店や会社に、はめたらどうなるか?

しっかり考えることです。
いいと思ったことは、我さきを争うように、後先考えず、導入される。

でも、そのシステムを入れることによって、しわ寄せもあるはずです。そこをしっかりとらえることだと考えます。

大手スーパーなんか・・・
別にコンビニコーヒーマシーンを導入しなくても、ちゃんとした大きなフードコートもあるわけです。

レジ前で、100円、200円のコーヒーを飲んでもらうより、フードコートの方が、他の飲食とのクロスもあるのです。
そうすれば当然、客単価も上がります。

流行っているから・・・導入する前に、店内施設をしっかり考えるべきです。以前のブログでお話ししたように 本部は、アベレージしか見ないのです。

どうせなら、マネするより・・・
マネされるようなシステムを考えるべきだなぁーー!!

そんなこと考えるとお店って、常に新しいことを考えないといけないのでたいへんかもしれないけど、私的は、やりがいのあるおもしろいもの。

だから2週間も、1カ月も変わらない売場って、理解できないなぁ(笑)

そのヒントは『ファミリー』です。

最後まで、ブログを読んでいただきありがとうございました。(笑)