こんにちは~ ♬
売り切る仕掛人 匠(たくちゃん)です。
毎日、接戦で楽しませてもらった夏の高校野球も終わり
朝晩の気温も、猛暑の頃に比べるとひんやりしてきた。
そんな時に売場で買い物をしていると・・・
秋の便りが店頭にたくさん並ぶ季節になってきた。
食品売場では、秋の果物、野菜、魚・・・
どれを食べようか? 考えてしまう。
衣料品売場では、秋のおススメファッション
生活関連売場では、秋の味覚を楽しむ調理品、秋のインテリア
など売場のテーマは『秋』!!
私の大好きな食器売場を見ていたら・・・
平台の上段の演出を見るとデザインは秋柄。
たとえば・・・
秋の味覚の代表格であるさんまを楽しむための「さんま皿」
ちょっと鍋を楽しむために、本格的な鍋のシーズンを前に、個食用の鍋が並び始めている。
そんな売場を見ていて・・・
並んでいる商品を見ると
「フライパン」「土鍋」「お皿」って言うのは
お客様もモノを見ればわかる。
そんな売場に「フライパン26cm 1980円」「さんま皿 480円」ってPOPだけじゃ
お客様もそんなことはモノを見てるんだからわかる。
売場でお客様に届ける情報、昨日はお店のことを「想いの集積地」って説明した。
お店は、それぞれの方のお陰で商品が売場に届いた。
そんなことを考えると、お店の方はいろいろな人の想いを表現する売場作るコト大切だなぁー?!
●お伝えしたいポイントは・・・
『モノの名前を伝えるより
お客様のお役に立てる情報をお届けしようーー!!』
ってこと。そんなことをブログにまとめてみました。
「秋の器市」の食器売場を見ていて・・・
秋柄のすてきな皿が並んでいる。
これだけの楽しい食器を全国の窯元から探してきてくれたことに感謝。
売場を見ているだけで、楽しめる時間が過ごせる(笑)
そんな売場に私は、食器売場を担当した経験や
食器が好きなので、興味があるのでついつい立ち止まってしまう。
でも家の食器棚には、いろいろな食器が満載ーー!!
売場に並んでいる食器を見て、買いたいけどあきらめちゃう。
新しい食器ほしいんだけど入らない。
こんな人多いんじゃないかな?
って思った。
うちには同じような食器がいっぱいあるから買えない。
お客様も少なからず、食器を見ると
お皿にこうやって盛り付けて
『食卓を囲んで家族の笑顔』をイメージしちゃうはず。
お店の売場って
そんなこともお客様にお届けできるんじゃないかな?
もし売場のおススメのお皿に、盛り付け方のイメージが伝わるPOPがついていたらどうでしょう?
今では、商品名になっている「さんま皿」
「さんま皿」と品名になる前は、「長角皿」で販売していた。
売場にあった商品が「さんま皿」と名前を変えただけで売上数が変わる。
お皿のデザインは、角を丸くしたりして少し変わったお皿もあった。
品名も「さんま皿」って変わったので
お客様に「こうやって使えるんだよ」って伝えるために
バックヤードにある段ボール箱をさんまのカタチに切り取って、
色をつけて、皿の上に乗せておきました。
これは爆発した(笑)
ほんと爆発って言葉がふさわしい。
前年までは、残在庫で残ることが多かったモノが、ビックリした。(笑)
バックヤードにあるダンボールや発泡スチロール
って、演出する時に、けっこう便利です。
こうやって盛り付けのイメージをPOPや立体的に見せることによって・・・
580円のさんま皿を、ひとりのお客様が4枚単位くらいで買われたので、初めはすぐに品切れーー!!
だってひと柄、10枚しか入っていない。3柄で30枚という感じ。
これも売れ筋の柄はすぐ売れて、他の2種がどんどん残っていくって感じ。
このようなイベント催事の商品は、当時、本部の契約で
柄、形状をアソートして出荷されていた。
でも売れないモノをわざわざ仕入れるのもイヤだったので
問屋さんに電話して、本部がアソート契約で出荷しているものを
崩して、この柄だけ、100枚という形でお願いした。
だって、わざわざ売れないとわかっているモノを仕入れるのって
残在庫を考えた時に、必ず残っていて、処理に困るモノ。
仕入れる時点から売れないとわかっているモノは、
本部の指示であっても交渉して仕入れないのが、
催事商品の売り切るポイントーー!!
当時のことを思い出しながら・・・
先ほどの話しに戻ると
「さんま皿」って長細いので、食器棚に収納する時悩むのです。これが5枚あるとけっこう食器棚でもスペースを取る。
そんなことを考えると・・・
売れないのは、買っても置く場所がないからということもあるんじゃないかな?
たとえば秋の器市のコーナーで、便利な食器収納用品もクロスMDさせる。
そこに「食器の棚への収納でお困りではありませんか?」
と食器ごとの収納例を掲載したPOPをつけて
収納の仕方をお届けする。
特に、小皿とか? 豆鉢とか?
お客様は小さなモノほど、収納もしにくいので、困っておられるんじゃないかな?
それとフライパンや鍋類。
けっこうかさばるのです。
そんなことにも売場で気を配ると
お客様もほしいと思っているかもしれない潜在需要が発掘できるんじゃないかな?
●データを整理してみると・・・
・お店は売上を作りたいからモノを売りたいもの。でもその商品が何であるか? お客様は知っている。
・知っているのに、少し商品がよくなったからではお客様も興味がない。
・でもこのモノをお客様に届ける中で、お客様の困られることはなんだろう? って考えてみる。
・困っていることを売場で解消することによって、お客様もそのモノを使ってみたくなる。
・そんなお役立ち情報を届けたいものだ。
そんなトコかな?
最後までブログを読んでもらってありがとうーー!!