水族館から学ぶ「いただきます」の心

こんにちはーー!!
売り切る売場仕掛人 オーパ伊藤です。

ピラルク、アロワナ、ドラド、大型ナマズを飼育していた頃
決まって聞かれたことは、エサのことでした。

「この魚のえさ何なんですか?」
「冷凍のワカサギ、豆あじ、生きた金魚」

と答えると・・・

「へぇ~生きた金魚をあげるんですか、 残酷ですね」

って、決まって言われてきた。
でも動物の中で、人間が一番残酷だと考えてしまう。

●海外の映画などでは食事をする前に、お祈りをするシーン
●大好きな「サザエさん」で家族で食事をする時

 「いただきまーす!!」

と手を合わせて、食事をするシーンがある。
このシーンは、どれだけの人が意味がわかっているのかな?

水族館、動物園などの施設では・・・
魚や動物が食事をする時が人気の時間になっている。
食事時間は、列が二重三重になって多くの人が集まっている。

各施設でのお食事タイムを見ながら、ふと感じたのが・・・
お店でも「食育」と言いながら、食材をバランスよく取りましょう。
という啓蒙ポスターがついていることを思い出しました。
そんなことをブログにまとめてみました。

お店を歩いていると、こんな啓蒙ポスター見ますねー!!これも仕掛けのひとつなのです。

食品売場には、上記のような「食事バランス」啓蒙ポスターが
最近は減りましたが、昔は、けっこうサイズ違いであっちこっちについていました。

実は、これも売上を上げるための仕掛けツール。

のひとつです。
どういうことかと説明すると・・・
食材をバランスよく取りましょうと告知して

お客様の「お買い上げ点数を上げる」仕掛け

そんな店側の売る仕掛けも必要です。
モノを売る売場でなのですから、そんなことを伝えるコトも大切だ。

各コーナーには、こんな「お食事タイム」告知掲示板があります。お客様の流れを作る仕掛けなのです。

 

各施設を歩いていると、上記の画像のような告知ポスターが目につきます。この「お食事タイム」は、お客様が集まります。

ラッコのエサやりタイム。手で受けようとするので「ラッコもいただきます」してから食べますと告知すればいいのになぁー(笑)
ペンギンもエサを食べる時は、ラッコと同じ。動作が喜びの動作です。

このお食事タイムは、動物、魚の「本来の姿」が見れるから楽しい。
だから子供さん、お父さん、お母さんも一喜一憂しながら食事するのを見ている。

たとえば、水族館のアマゾン川の魚たちで考えると、
植物連鎖で成り立っている ことがわかる。

・植物、木の実を食べる魚がいて
・微生物などを食べる魚がいて
・小動物を食べる魚がいて
・そんな小さな魚を食べる中型魚
・そんな中型魚を食べる大型魚

など、自然の魚の姿を見ている方が「食育」の基本がわかる。

●食育の基本って・・・

それぞれの「いのち」に感謝して食べること!!

を伝えることだと考えます。

昔は「いただきます」「ごちそうさま」って言わないと怒られた。動物の中でも、人間ほど、いろんな命を食べる動物もいない。今の若い人と食事に行くと、言わない人が多い。

意外に「いただきます」「ごちそうさま」って、どうして言うのか? 知らない人が多いように考える。

そんな大切なことを伝えるのが食育。

そんなことをお客様に伝える「企画」「コトPOP」などがあれば、多少伝わるんじゃないか?
食材を食べわける告知は、その次だ。

それぞれの施設には、お店で使える仕掛けもたくさんある。
ブログでまとめたようなことを、お店のコトPOPで伝えるのも大切なコトではないかなぁー?!

最後までブログを読んでいただきありがとうございました。